京都大学の総合型選抜に出願および合格するための条件と倍率と対策方法を実際の合格者のデータをもとにして徹底解説します。京都大学に総合型選抜で合格したいという方向けに具体的な条件やおすすめの併願校ややっておくべきた対策を学年別に解説します。京都大学の総合型選抜に合格するコツも分野別に解説。京都大学に合格したいという方はぜひ参考にしてみてください。
京都大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の特徴
京都大学では特色入試という独自の名称で総合型選抜と学校推薦型選抜を実施しています。この制度は平成28年度から全学部で導入され、一般選抜とは異なる評価軸で受験生を選抜します。
京都大学の総合型選抜は高等学校での学修における行動と成果を重視し、個々の学部のカリキュラムへの適合力を総合的に判定します。高校時代の活動内容や志を丁寧に評価する仕組みとなっています。
特色入試では調査書に加えて学業活動報告書や推薦書の提出が必要です。数学オリンピックや科学オリンピック出場、各種大会での入賞、英検などの資格が評価されます。
京都大学の総合型選抜の特徴
京都大学の総合型選抜は総合人間学部、文学部、教育学部、理学部、医学部人間健康科学科、薬学部、農学部で実施されます。選考は二段階で行われ、第一次選考では書類審査、第二次選考では能力測定考査、小論文、面接が実施されます。
学びの設計書の提出が全学部で求められます。これは単なる志望理由書ではなく、大学で何をどのように学ぶのかを具体的に示す必要があります。
京都大学の学校推薦型選抜の特徴
京都大学の学校推薦型選抜は法学部、経済学部、医学部医学科、工学部で実施されます。高等学校長からの推薦が必要です。共通テストの受験が必須で、医学部医学科では概ね75%以上、工学部では概ね70%以上の得点が目安となります。
2026年度から理学部と工学部に女性募集枠が新設されました。理学部では物理学・数学入試で10名、宇宙・地球惑星科学入試で5名、工学部では合計5名を募集します。
京都大学の総合型選抜・学校推薦型選抜に必要な英語資格
京都大学の特色入試では英語資格が評価対象となります。英検準1級以上を取得していると高い評価を得られます。TOEFL、TOEICのスコアも学業活動報告書に記載できます。理学部や工学部では数学や理科の能力が重視されますが、総合人間学部や文学部では語学力も重要です。
京都大学の総合型選抜を実施している学部と条件
京都大学総合人間学部
総合人間学部は若干名を募集します。全体の学習成績の状況が4.3以上が条件です。第二次選考では総合問題と面接を実施します。共通テストは6教科8科目が必要です。
京都大学文学部
文学部は10名程度を募集します。第二次選考で小論文試験があります。共通テストは6教科9科目が必要で、人文学への深い関心が評価されます。
京都大学教育学部
教育学部は6名程度を募集します。全体の学習成績の状況が概ね4.3以上が条件です。第二次選考では面接と課題を実施し、教育への強い志が重視されます。
京都大学理学部
理学部は数理科学入試5名、生物科学入試10名、化学入試7名を募集します。女性募集枠も新設されました。科学への顕著な実績または優れた学業成績が推薦要件です。共通テストは概ね80%以上が必要です。
京都大学医学部人間健康科学科
医学部人間健康科学科は若干名を募集します。全体の学習成績の状況が4.3以上が条件で、第二次選考では面接を実施します。
京都大学薬学部
薬学部は薬科学科と薬学科で各若干名を募集します。全体の学習成績の状況が4.3以上が条件です。創薬研究や医療への強い志が重視されます。
京都大学農学部
農学部は全6学科で若干名から数名を募集します。多くの学科で全体の学習成績の状況が4.0以上が条件です。食料、環境、生命科学への関心と持続可能な社会への志が評価されます。
京都大学の学校推薦型を実施している学部と条件
京都大学法学部
法学部は若干名を募集します。第二次選考で共通テストの結果により合格者を決定します。共通テストで高得点を取ることが合格の鍵です。
京都大学経済学部
経済学部は文系型入試10名程度、理系型入試5名程度を募集します。文系型は全体の学習成績の状況が4.3以上が条件です。第二次選考では論述試験と面接を実施します。
京都大学医学部医学科
医学部医学科は5名程度を募集します。全体の学習成績の状況が4.3以上が条件です。共通テストは概ね75%以上の得点が必要で、極めて高い学力と医師としての強い使命感が求められます。
京都大学工学部
工学部は全6学科で実施します。2026年度から女性募集枠が新設されました。全体の学習成績の状況が4.3以上が条件です。共通テストは概ね70%以上の得点が必要です。
京都大学志望におすすめの総合型選抜の対策スケジュール
京都大学の総合型選抜は計画的な対策が必要です。高校2年生から準備を始めることで、評定平均を上げる時間と活動実績を積む時間を確保できます。
高校2年生の春から夏は自己分析と志望学部の研究を行い、評定平均を上げるために定期テストで高得点を目指します。秋から冬は活動実績作りに力を入れ、科学オリンピック、研究活動、ボランティア、英検などの資格取得を行います。
高校3年生の春に志望学部を確定し、4月から6月は学びの設計書の骨子を作成します。夏休みは重要な時期で、7月に募集要項が発表されるため出願書類の準備を開始します。学びの設計書を完成させ、面接練習も始めます。
9月に出願し、10月から11月に第一次選考と第二次選考が実施されます。第二次選考に向けて小論文や面接の対策を集中的に行い、共通テストの勉強も並行して進めます。合格発表は2月中旬です。
京都大学志望に総合型選抜で合格するコツ
京都大学志望の総合型選抜合格に向けた資格対策
京都大学の特色入試では英検やTOEFL、TOEICなどの英語資格が評価対象です。英検準1級以上を取得していると大きなアピールポイントになります。高校2年生で英検2級、高校3年生で準1級に挑戦する計画が理想的です。
数学オリンピックや科学オリンピックへの出場も高く評価されます。理学部や工学部志望者は数学、物理、化学、生物などのオリンピックに挑戦すべきです。本選に進出できれば大きなアドバンテージとなります。
京都大学の総合推薦型・学校推薦型の合格に向けた事前書類準備
学びの設計書は最も重要な書類です。単なる志望理由ではなく、大学で何をどう学ぶかを具体的に示します。志望学部の教授の研究内容を調べ、自分が取り組みたい研究テーマを明確にします。
学びの設計書では高校時代の活動と大学での学びをつなげるストーリーを構築します。高校で発見した疑問や課題を大学でどう研究するのかを具体的に記述し、卒業後のキャリアビジョンも含めて書きます。
学業活動報告書では高校時代の活動実績を詳しく記載します。それぞれの活動を通じて何を学び、どう成長したかを具体的に説明することが重要です。
京都大学の総合推薦型・学校推薦型の合格に向けた対策
面接対策では志望理由を自分の言葉で明確に語れるようにします。丸暗記ではなく、自分の経験と結びつけて自然に話せるように練習します。
小論文対策では論理的な文章構成力を鍛えます。序論で問題提起、本論で論の展開、結論でまとめるという基本構成を習得します。京都大学の小論文は専門性が高いため、志望学部の関連書籍や論文を読んで知識を深めます。
共通テストで高得点を取ることも重要です。京都大学の特色入試では共通テストで概ね70%から80%以上の得点が必要です。特色入試の準備と並行して共通テスト対策を進めます。
京都大学の総合型選抜に落ちる原因
京都大学の総合型選抜で不合格となる主な原因は準備不足です。学びの設計書の内容が浅く、なぜその学部で学びたいのかが明確に伝わらないケースが多く見られます。
活動実績が不十分な場合も不合格の原因です。京都大学の特色入試では高校時代の顕著な活動歴が重視されます。ただし全国レベルの実績が必須ではなく、地域での継続的な活動や研究でも評価されます。
共通テストの得点が基準に達していない場合は合格できません。特色入試でも高い基礎学力が前提です。面接での受け答えが不十分な場合も不合格の原因となります。
京都大学の総合型選抜に関するよくある質問
京都大学の特色入試と一般選抜は併願できますか
京都大学の特色入試と一般選抜は併願可能です。特色入試に出願しても前期日程と後期日程の一般選抜に出願できます。特色入試で合格した場合は入学が原則ですが、辞退する場合は入学辞退手続きが必要です。特色入試で不合格でも一般選抜にチャレンジできるため、受験機会を増やすことができます。
京都大学の特色入試の倍率はどれくらいですか
京都大学の特色入試の倍率は年度や学部によって異なりますが、全体では4倍から5倍程度です。2025年度入試では志願者596人に対して合格者145人で倍率は4.1倍でした。学部によっては倍率が10倍を超えることもあり、非常に競争が激しい入試となっています。倍率が高くても諦める必要はなく、しっかり準備すれば合格のチャンスは十分にあります。
京都大学の特色入試では評定平均はどれくらい必要ですか
京都大学の特色入試で求められる評定平均は学部によって異なります。総合人間学部、教育学部、医学部人間健康科学科、薬学部、工学部では全体の学習成績の状況が4.3以上という基準が設けられています。経済学部文系型入試でも4.3以上が求められます。文学部や理学部の一部では明確な基準が示されていませんが、高い評定平均を維持することが重要です。
京都大学の特色入試で求められる活動実績とは何ですか
京都大学の特色入試で評価される活動実績には様々なものがあります。数学オリンピックや科学オリンピック出場、各種コンテストでの入賞、研究発表会での受賞が代表的です。英検、TOEFL、TOEICなどの語学資格も評価対象となります。全国レベルの実績がなくても合格できる可能性はあり、地域でのボランティア活動や課題研究、部活動での継続的な取り組みも評価されます。重要なのは活動を通じて何を学び、どのような問題意識を持ったかです。
京都大学の特色入試の準備はいつから始めるべきですか
京都大学の特色入試の準備は高校2年生から始めることが理想的です。評定平均を上げるためには高校1年生からの成績が重要ですが、特色入試を意識した本格的な準備は高校2年生から始めれば十分に間に合います。高校3年生の春から準備を始めても合格は可能ですが、計画的に対策を進める必要があり、限られた時間を効率的に使うことが求められます。
京都大学の特色入試で女性募集枠とは何ですか
2026年度入試から京都大学の理学部と工学部では女性募集枠が新設されました。これは女性のみが出願できる特別な選抜区分で、理工系分野での女性研究者や技術者を増やすことを目的としています。理学部では女性募集枠として物理学・数学入試で10名、宇宙・地球惑星科学入試で5名を募集します。工学部では各学科に女性募集枠が設けられ、合計で5名を募集しています。女性募集枠でも高い学力と研究への志が求められます。
京都大学の特色入試で合格するために最も重要なことは何ですか
京都大学の特色入試で合格するために最も重要なことは志望分野への深い理解と明確な志です。なぜその学部で学びたいのか、大学で何を研究したいのか、将来どう社会に貢献したいのかを具体的に示すことが求められます。高い基礎学力も不可欠で、共通テストで高得点を取ることはもちろん、志望学部の専門分野について深く学んでおく必要があります。早めの準備と計画的な対策も重要で、評定平均を上げるには時間がかかり、活動実績を積むにも継続的な努力が必要です。しっかりと準備すれば合格のチャンスは十分にあります。



