鳥のことわざを紹介します。鳥のことわざを有名なことわざから短いことわざから英語バージョンのことわざまで紹介します。また小学生から受験対策から大人までわかりやすいように意味や由来や英語まで具体的に解説するのでぜひ参考にしてみてください。
鳥のことわざで有名なもの
鳥のことわざ:「一石二鳥」
「一石二鳥(いっせきにちょう)」とは、一つの行動で二つの利益を得ることを意味することわざです。英語の “Kill two birds with one stone” が語源とされており、江戸時代以降に日本に伝わったと言われています。
鳥のことわざ:「鶴の一声」
「鶴の一声(つるのひとこえ)」とは、権力や権威のある人物が発する一言で、周囲の議論や争いがたちまち収まることを意味します。鶴が神聖な鳥として敬われてきた日本の文化的背景から生まれたことわざです。
鳥のことわざ:「雀百まで踊り忘れず」
「雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)」とは、幼い頃に身につけた習慣や癖は、年をとっても直らないという意味のことわざです。雀のちょこちょこと動く様子を「踊り」と表現し、若い頃の習慣の根強さを示しています。
鳥のことわざ:「早起きは三文の徳」
「早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)」とは、朝早く起きることには何らかの良いことがあるという意味のことわざです。英語の “The early bird catches the worm” に相当し、勤勉さと行動力の大切さを教えています。
鳥のことわざ:「鳶が鷹を生む」
「鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)」とは、平凡な親から優れた子どもが生まれることを意味することわざです。空を飛ぶ鳥の中でも特別な存在である鷹と、ありふれた鳶を対比させることで、予想外の才能の出現を表現しています。
鳥のことわざ:「鷹は飢えても穂を摘まず」
「鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず)」とは、気高い人物はたとえ苦境に立たされても自分の誇りや品格を失わないという意味のことわざです。猛禽類の鷹でさえ飢えても小さな稲穂を拾い食いしないという習性を人の生き方に例えています。
鳥のことわざ:「飛ぶ鳥跡を濁さず」
「飛ぶ鳥跡を濁さず(とぶとりあとをにごさず)」とは、立ち去る際には後を乱さずきれいにしてから去るべきだという意味のことわざです。飛び去る鳥が水面を汚さないように、人も職場や住居を離れる際には整理して去るべきだという教えが込められています。
鳥のことわざ:「鶏口牛後」
「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」とは、大きな組織の末端にいるよりも小さな組織でも先頭に立つほうが良いという意味のことわざです。「鶏口」は鶏のくちばし、「牛後」は牛の尻を意味し、小さくても頭に立つことの大切さを説いています。
鳥のことわざで面白いもの
鳥のことわざ:「鳥なき里の蝙蝠」
「鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり)」とは、優れた人がいない場所ではたいした実力もない者が幅を利かせるという意味のことわざです。鳥のいない里で蝙蝠が鳥のように飛び回るという情景から生まれた、少しユーモラスなたとえです。
鳥のことわざ:「鴨が葱を背負って来る」
「鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)」とは、都合のよいことが重なって願ってもないチャンスが訪れることを意味することわざです。鴨鍋に欠かせない鴨が薬味の葱まで一緒に持ってくるという滑稽な情景から生まれた、ユニークな表現です。
鳥のことわざ:「鵜の目鷹の目」
「鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)」とは、獲物を探す鵜や鷹のように鋭い目で熱心に物事を探し求める様子を表すことわざです。魚を捕る鵜と空から獲物を狙う鷹という、どちらも目が鋭いことで知られる鳥を組み合わせた表現です。
鳥のことわざ:「雉も鳴かずば撃たれまい」
「雉も鳴かずば撃たれまい(きじもなかずばうたれまい)」とは、余計なことを言わなければ災難にあわずに済むのにという意味のことわざです。雉が自ら鳴き声を出したために居場所がわかって撃たれてしまう様子から、口は禍の元という教訓が込められています。
鳥のことわざ:「鷺を烏と言いくるめる」
「鷺を烏と言いくるめる(さぎをからすといいくるめる)」とは、明らかな嘘や事実のすり替えを行うことを意味することわざです。白い鷺と黒い烏という正反対の鳥を言い間違えるほどの屁理屈で相手を丸め込もうとする様子を表しています。
鳥のことわざ:「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」
「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)」とは、小さなことに大げさな手段を使う必要はないという意味のことわざです。鶏をさばくのに牛を解体する大きな刀を使う必要はないという発想から、物事には適切な対応があることを教えています。
鳥のことわざ:「鳶に油揚げをさらわれる」
「鳶に油揚げをさらわれる(とびにあぶらあげをさらわれる)」とは、大切にしていたものを突然横取りされてしまい呆然としてしまうことを表すことわざです。油揚げを持っていたところを上空から飛んできた鳶に一瞬でさらわれてしまうという、あっけない情景が由来となっています。
鳥のことわざ:「烏の行水」
「烏の行水(からすのぎょうずい)」とは、入浴する時間がひどく短い人のことをからかっていう表現です。烏が水浴びをする際にさっと浸かってすぐに出てしまう習性から生まれたことわざで、せっかちな人の様子を面白おかしく表しています。
鳥のことわざ:「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)」とは、小さな心の者には大きな志を持つ者の考えは理解できないという意味のことわざです。中国の古典「史記」に登場する言葉で、燕や雀のような小鳥には鴻鵠のような大きな鳥の高い志はわからないことを表しています。
鳥のことわざで英語のもの
鳥のことわざ:「The early bird catches the worm」
「The early bird catches the worm(早起きの鳥は虫をつかまえる)」とは、早起きをして行動した人は成功を手にできるという意味の英語のことわざです。日本語の「早起きは三文の徳」にあたる表現で、勤勉さと行動力の大切さを鳥の習性で表しています。
鳥のことわざ:「A bird in the hand is worth two in the bush」
「A bird in the hand is worth two in the bush(手の中の一羽は茂みの中の二羽に値する)」とは、確実に手に入っているものをより多くを求めてリスクを冒すよりも大切にすべきだという意味の英語のことわざです。日本語の「明日の百より今日の五十」や「捕らぬ狸の皮算用」に近い教訓を持つことわざです。
鳥のことわざ:「Birds of a feather flock together」
「Birds of a feather flock together(同じ羽の鳥は群れる)」とは、気の合う者や似たような性質の人たちは自然と集まるという意味の英語のことわざです。日本語の「類は友を呼ぶ」にあたる表現で、人間関係の自然な傾向を鳥の習性になぞらえています。
鳥のことわざ:「One swallow does not make a summer」
「One swallow does not make a summer(一羽のツバメで夏は来ない)」とは、一つの例や出来事だけで全体を判断してはいけないという意味の英語のことわざです。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの言葉が起源とされ、日本語の「一例をもって全体を論ずることなかれ」に通じる教えです。
鳥のことわざ:「Don’t count your chickens before they hatch」
「Don’t count your chickens before they hatch(孵化する前に鶏を数えるな)」とは、まだ手に入っていないものをあてにして計画を立ててはいけないという意味の英語のことわざです。日本語の「捕らぬ狸の皮算用」にあたる表現で、取らぬ前からの期待を戒める教訓です。
鳥のことわざ:「Like water off a duck’s back」
「Like water off a duck’s back(鴨の背中の水のように)」とは、批判や嫌なことが全く心に響かず何の影響も受けないことを意味する英語の慣用表現です。鴨の羽が水をはじく性質から生まれた表現で、日本語の「馬耳東風」や「糠に釘」に近い意味を持っています。
鳥のことわざ:「Kill two birds with one stone」
「Kill two birds with one stone(一つの石で二羽の鳥を仕留める)」とは、一度の行動で二つの目的を達成することを意味する英語のことわざです。日本語の「一石二鳥」の語源となった表現で、効率よく物事を進めることの利点を表しています。
鳥のことわざから学べること
鳥のことわざ:「雀の涙」
「雀の涙(すずめのなみだ)」とは、ほんのわずかな量のことを表す慣用表現です。体の小さな雀の涙はほとんど見えないほどに少ないことから、金額や量がごくわずかであることをたとえており、日常会話でも広く使われています。
鳥のことわざ:「鶴は千年亀は万年」
「鶴は千年亀は万年(つるはせんねんかめはまんねん)」とは、鶴と亀はともに長寿の象徴であり長生きを願う言葉として使われることわざです。鶴は千年・亀は万年生きるという言い伝えから、めでたい場面でのお祝いの言葉として長く受け継がれてきました。
鳥のことわざ:「鳳凰は梧桐に宿る」
「鳳凰は梧桐に宿る(ほうおうはごとうにやどる)」とは、優れた人物はそれにふさわしい優れた場所や仲間を選ぶという意味のことわざです。中国の伝説上の鳥・鳳凰は神聖な木とされる梧桐にしか止まらないという言い伝えから生まれた、人の生き方への戒めです。
鳥のことわざ:「鳥は古巣に帰る」
「鳥は古巣に帰る(とりはふるすにかえる)」とは、人は故郷や慣れ親しんだ場所への愛着を忘れられずいつかは戻ってしまうという意味のことわざです。渡り鳥が季節を問わず生まれた巣へ帰ってくる習性を人間の望郷心に重ねた表現です。
鳥のことわざ:「飛ぶ鳥を落とす勢い」
「飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)」とは、空を飛ぶ鳥でさえ落としてしまうほどの非常に勢いが盛んな様子を表すことわざです。権力や勢力が絶頂に達している人や物事に対して使う表現で、その圧倒的な存在感を表しています。
鳥のことわざ:「燕が低く飛ぶと雨」
「燕が低く飛ぶと雨(つばめがひくくとぶとあめ)」とは、ツバメが低い位置を飛んでいるときは雨が降る前触れだという意味の自然観察に基づいたことわざです。雨が近づくと湿度が上がり餌となる虫が低く飛ぶためツバメも低く飛ぶという自然の理を表しています。
鳥のことわざ:「鶏鳴狗盗」
「鶏鳴狗盗(けいめいくとう)」とは、つまらない技でも時と場合によっては役に立つことがあるという意味のことわざです。中国の古典「史記」に登場する故事で、鶏の鳴きまねをする者と犬のように物を盗む者がそれぞれの得意技を活かして主君を救ったことに由来しています。
鳥のことわざ一覧表
| ことわざ | 意味 | 英語 |
|---|---|---|
| 一石二鳥 | 一つの行動で二つの利益を得ること | Kill two birds with one stone |
| 鶴の一声 | 権威ある人の一言で議論や争いが収まること | One word from authority settles all |
| 雀百まで踊り忘れず | 幼い頃に身についた癖は年をとっても直らない | Old habits die hard |
| 早起きは三文の徳 | 朝早く起きることには何らかの良いことがある | The early bird catches the worm |
| 鳶が鷹を生む | 平凡な親から優れた子が生まれること | A great child from ordinary parents |
| 鷹は飢えても穂を摘まず | 気高い人は苦境でも誇りや品格を失わない | A hawk keeps its dignity even when starving |
| 飛ぶ鳥跡を濁さず | 立ち去る際は後をきれいにして去るべきだ | Leave no muddy trail behind |
| 鶏口牛後 | 大組織の末端より小組織の先頭に立つ方がよい | Better to be a big fish in a small pond |
| 鳥なき里の蝙蝠 | 優れた者がいない場所では実力のない者が幅を利かせる | In the land of the blind, the one-eyed man is king |
| 鴨が葱を背負って来る | 都合のよいことが重なり願ってもないチャンスが訪れること | A perfect stroke of luck |
| 鵜の目鷹の目 | 鋭い目で熱心に物事を探し求める様子 | With eagle eyes |
| 雉も鳴かずば撃たれまい | 余計なことを言わなければ災難にあわずに済む | Silence is golden |
| 鷺を烏と言いくるめる | 明らかな嘘や事実のすり替えを行うこと | To call a heron a crow |
| 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん | 小さなことに大げさな手段を使う必要はない | Don’t use a sledgehammer to crack a nut |
| 鳶に油揚げをさらわれる | 大切なものを突然横取りされてしまうこと | To have something snatched away unexpectedly |
| 烏の行水 | 入浴時間がひどく短い人のこと | A quick dip like a crow |
| 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや | 小さな心の者には大きな志を持つ者の考えは理解できない | Small birds cannot fathom the ambition of great ones |
| The early bird catches the worm | 早起きして行動した人は成功を手にできる | The early bird catches the worm |
| A bird in the hand is worth two in the bush | 確実に手に入るものを手放してより多くを求めるのは危険 | A bird in the hand is worth two in the bush |
| Birds of a feather flock together | 気の合う者や似た性質の人は自然と集まる | Birds of a feather flock together |
| One swallow does not make a summer | 一つの例だけで全体を判断してはいけない | One swallow does not make a summer |
| Don’t count your chickens before they hatch | まだ手に入っていないものをあてにして計画を立ててはいけない | Don’t count your chickens before they hatch |
| Like water off a duck’s back | 批判や嫌なことが全く心に響かないこと | Like water off a duck’s back |
| Kill two birds with one stone | 一度の行動で二つの目的を達成すること | Kill two birds with one stone |
| 雀の涙 | ほんのわずかな量のこと | A mere trifle / A tiny drop |
| 鶴は千年亀は万年 | 長寿を願うめでたい言葉 | Cranes live a thousand years, turtles ten thousand |
| 鳳凰は梧桐に宿る | 優れた人物はふさわしい場所や仲間を選ぶ | A phoenix only rests in a worthy place |
| 鳥は古巣に帰る | 人は故郷や慣れ親しんだ場所への愛着を忘れられない | A bird always returns to its old nest |
| 飛ぶ鳥を落とす勢い | 権力や勢力が絶頂に達している様子 | At the peak of one’s power |
| 燕が低く飛ぶと雨 | ツバメが低く飛ぶときは雨が降る前触れ | When swallows fly low, rain is coming |
| 鶏鳴狗盗 | つまらない技でも時と場合によっては役に立つことがある | Even a small skill can save the day |



