天気のことわざを紹介します。天気のことわざを有名なことわざから短いことわざから英語バージョンのことわざまで紹介します。また小学生から受験対策から大人までわかりやすいように意味や由来や英語まで具体的に解説するのでぜひ参考にしてみてください。
天気のことわざで有名なもの
天気のことわざ:「夕焼けは晴れ、朝焼けは雨」
夕方に西の空が赤く染まれば翌日は晴れ、朝に東の空が赤ければ雨になるという意味で、気象の観察に基づいた古くからの知恵です。西から天気が変わる日本の気候の特性を利用した言い伝えで、現代でも高い精度で当たるとされています。
天気のことわざ:「燕低く飛べば雨」
ツバメが低空を飛んでいるときは雨が近いというこのことわざは、雨の前に気圧が下がり、ツバメのえさとなる虫が低く飛ぶことに由来します。農村で長く生活してきた人々が、動物の行動から天気を読み取ってきた経験の積み重ねが生んだ言葉です。
天気のことわざ:「猫が顔を洗えば雨」
猫が前足で顔をなでる行動が雨の前兆だとするこのことわざは、湿度が高まると猫のひげが湿って気になり、頻繁に顔を洗うようになるという観察から生まれました。動物の敏感な感覚を天気予報に活用した昔の人々の生活の知恵といえます。
天気のことわざ:「朝虹は雨、夕虹は晴れ」
朝に東の空に虹が出れば雨になり、夕方に西の空に虹が出れば翌日は晴れるという意味です。虹は太陽の反対方向に現れるため、朝虹は西に雨雲があることを示し、天気が崩れる前触れとなります。
天気のことわざ:「春に三日の晴れなし」
春は天気が変わりやすく、三日以上続けて晴れることはめったにないという意味のことわざです。春は移動性高気圧と低気圧が交互に通過するため、天気が周期的に変化しやすく、この観察が言葉として定着しました。
天気のことわざ:「秋の日は釣瓶落とし」
秋になると日が暮れるのが急に早くなる様子を、井戸に吊るしたつるべ桶が一気に落ちる様子にたとえたことわざです。夏至を過ぎてから急激に日照時間が短くなる秋の特性をわかりやすく表現した、日本ならではの季節感のある表現です。
天気のことわざ:「霜が降りれば翌日は晴れ」
霜が降りた朝は翌日晴れになることが多いというこのことわざは、霜が降りるためには雲がなく放射冷却が起きる必要があるという気象の原理に基づいています。晴れた夜に地面の熱が奪われて霜が生じることから、翌日も引き続き晴れやすいとされています。
天気のことわざで雨に関するもの
天気のことわざ:「雨の後には晴れあり」
雨が降り続いた後には必ず晴れが訪れるという意味で、つらいことや苦しいことの後には良いことが来るという人生の教訓としても広く使われます。英語の「Every cloud has a silver lining(どんな雲にも銀の裏地がある)」と同様の意味を持ち、希望を与えることわざです。
天気のことわざ:「降れば土砂降り」
雨が降り始めると急に大雨になるように、悪いことは一度に重なって起きるという意味のことわざです。英語の「When it rains, it pours.」と同じ意味を持ち、不幸や困難が続けて訪れる状況を表現するときに使われます。
天気のことわざ:「雨垂れ石を穿つ」
軒先から落ちる小さな雨だれでも、長い年月をかけると硬い石に穴を開けるという意味で、たゆまぬ努力がやがて大きな成果をもたらすことを教えています。中国の古典「漢書」にも同様の言葉があり、日本でも努力と継続の大切さを説くことわざとして長く使われてきました。
天気のことわざ:「一雨一度」
秋に雨が降るたびに気温が一度ずつ下がっていくという意味で、秋の深まりを表す天気のことわざです。秋は雨のたびに季節が進み、やがて冬へと向かう日本の気候の変化を端的に表した言葉です。
天気のことわざ:「春雨じゃ、濡れて参ろう」
春の柔らかな雨ならば傘をさすまでもなく、このまま濡れながら歩いて行こうという意味で、歌舞伎の名セリフとしても有名です。春雨の穏やかさや優しさを表現しており、細かいことにこだわらず鷹揚に構える心持ちを示すことわざとして使われます。
天気のことわざ:「小雨も長く続けば大川となる」
わずかな小雨でも降り続ければ大きな川になるように、小さな積み重ねがやがて大きな力や成果になるという意味です。日々のこつこつとした努力の大切さを天気の現象にたとえた教訓的なことわざです。
天気のことわざ:「雷三日」
一度雷が鳴り始めると三日は続くという意味で、梅雨明けや夏の時期に雷雨が続く日本の気候をよく表しています。気象学的にも、雷をもたらす積乱雲が発達しやすい大気の状態は数日間続くことが多く、経験則として定着した言葉です。
天気のことわざ:「梅雨の晴れ間」
梅雨の時期にたまに訪れる晴れ間のことで、長く続く暗い状況の中にふと現れる明るい好機や救いを表すことわざとしても使われます。じめじめした梅雨の季節に晴れ間が訪れると人々が感じる喜びや安堵を表した日本ならではの言葉です。
天気のことわざで風や雲に関するもの
天気のことわざ:「夕雲は晴れ、朝雲は雨」
夕方に雲が出ていれば翌日は晴れ、朝に雲が広がっていれば雨になるという観察から生まれたことわざです。夕方の雲は大気が安定しているサインであり、朝の雲は低気圧の接近や湿気の上昇を示すことが多く、科学的にも一定の根拠があります。
天気のことわざ:「笠雲がかかれば雨」
山頂に笠のような形の雲がかかると雨が近いというこのことわざは、湿った空気が山に当たって上昇し、冷やされて雲ができるという気象現象を的確に表しています。特に富士山の笠雲は有名で、「富士山に笠雲がかかると雨」という言い方で今も広く伝えられています。
天気のことわざ:「入道雲が立てば雨」
夏の空に入道雲(積乱雲)がもくもくと発達すれば、やがて雷雨になるという意味のことわざです。入道雲は大気が不安定なときに急激に発達し、短時間に激しい雨や雷をもたらすため、夏の天気変化を読む重要なサインとして昔から知られています。
天気のことわざ:「南風が吹けば雨」
南風が吹いてくると湿気を含んだ暖かい空気が運ばれ、雨になりやすいという経験則から生まれたことわざです。日本では南からの湿った空気が前線の活動を活発にし、雨を降らせることが多いため、南風は雨の前兆とされてきました。
天気のことわざ:「風は西から吹けば晴れ」
西から乾いた風が吹いてくると天気が回復するというこのことわざは、日本の天気が西から東へ変わる性質を利用した観察です。西高東低の気圧配置や移動性高気圧の接近を、風向きで読み取ってきた昔の人々の知恵を示しています。
天気のことわざ:「台風一過」
台風が通り過ぎた後は嘘のように青空が広がることを表すことわざで、困難や混乱が去った後に訪れる穏やかな状況のたとえとしても使われます。台風通過後に乾いた北よりの風が吹いて大気が澄み渡る現象を言い表した、日本独自の気象表現です。
天気のことわざ:「やませが吹けば不作」
東北地方の太平洋側で夏に吹く冷たい北東風「やませ」が続くと、低温と日照不足で農作物が実らず不作になるという意味のことわざです。やませは冷夏をもたらす代表的な気象現象で、江戸時代から続く東北の大飢饉もやませが原因とされており、農村の苦労が込められた言葉です。
天気のことわざ:「木枯らし一番」
秋から冬にかけて初めて吹く強い北よりの冷たい風「木枯らし」が、冬の到来を告げるというこのことわざは、日本の四季の移り変わりを象徴する言葉です。木枯らし一番が吹いた日は気象庁も発表するほど日本人に親しまれた季節のしるしで、人々が冬支度を整える目安となってきました。
天気のことわざから学べること
天気のことわざ:「明日は明日の風が吹く」
明日のことは明日になればそれなりになるものだから、今から心配しても仕方がないという意味で、風の流れは予測しきれないという天気の性質を人生にたとえています。英語の「Tomorrow will take care of itself.」に相当する表現で、過度な心配を手放して今を生きることの大切さを教えてくれます。
天気のことわざ:「女心と秋の空」
秋の空が晴れたり曇ったりと変わりやすいように、女性の気持ちも変わりやすいというたとえです。もともとは「男心と秋の空」として男性の移り気を表す言葉でしたが、いつしか女性にも使われるようになり、気持ちや状況の変わりやすさを天気で表した興味深い言葉です。
天気のことわざ:「男心と秋の空」
男性の心が秋の空のように変わりやすいことを表したことわざで、もともとはこちらが元の形とされています。秋の空は薄い雲が流れやすく短時間で天気が変わる特性があり、移ろいやすい人の心をうまく表現した言葉として江戸時代から使われてきました。
天気のことわざ:「天気晴朗なれど波高し」
空は晴れ渡っているのに海の波は高い状況を表し、表面上は穏やかでも内実は緊張や困難をはらんでいることを意味します。日露戦争の日本海海戦で秋山真之参謀が打電した有名な電文の一節として知られ、外見と実態が異なる状況を鋭く言い表したことわざです。
天気のことわざ:「晴耕雨読」
晴れた日には畑を耕し、雨の日には家で読書をするという意味で、自然の移り変わりに逆らわず季節に合わせた生活を送る理想的な生き方を表しています。都会的な生活とは対照的な、自然と共に生きる穏やかで充実した暮らしのあり方として、現代でも多くの人に憧れを持って使われることわざです。
天気のことわざ:「備えあれば憂いなし」
台風や大雨などの悪天候に備えておけば心配がないように、何事もあらかじめ準備しておけば困ることはないという意味のことわざです。天気の急変に対する備えの大切さから生まれた教訓で、英語の「Forewarned is forearmed.(備えあれば憂いなし)」と同じ意味を持ちます。
天気のことわざ:「雨降って地固まる」
雨が降った後には地面がしっかりと固まるように、もめ事やつらい出来事の後にはかえって物事がうまくまとまるという意味の縁起のよいことわざです。困難や争いを経験することで人間関係や組織がより強固になることを、雨と土という身近な自然現象でたとえた、前向きな教訓が込められた言葉です。
天気のことわざ一覧表
| ことわざ | 意味 | 英語 |
|---|---|---|
| 夕焼けは晴れ、朝焼けは雨 | 夕焼けの翌日は晴れ、朝焼けの日は雨になる | Red sky at night, shepherd’s delight; red sky in morning, shepherd’s warning. |
| 燕低く飛べば雨 | ツバメが低く飛んでいると雨が近い | When swallows fly low, rain will follow. |
| 猫が顔を洗えば雨 | 猫が顔をなでるしぐさをすると雨になる | When a cat washes its face, rain is on the way. |
| 朝虹は雨、夕虹は晴れ | 朝の虹は雨の前兆、夕方の虹は晴れの兆し | Morning rainbow brings rain; evening rainbow brings fair weather. |
| 春に三日の晴れなし | 春は天気が変わりやすく、晴れが三日以上続かない | In spring, fine weather never lasts three days. |
| 秋の日は釣瓶落とし | 秋は日が暮れるのが急に早くなる | Autumn days shorten like a bucket dropping into a well. |
| 霜が降りれば翌日は晴れ | 霜が降りた翌日は晴天になることが多い | If frost falls tonight, tomorrow will be fair. |
| 雨の後には晴れあり | 雨の後には必ず晴れが来る、苦の後には楽が来る | Every cloud has a silver lining. |
| 降れば土砂降り | 悪いことは重なって起きる | When it rains, it pours. |
| 雨垂れ石を穿つ | 小さな努力でも続ければ大きな成果になる | Constant dripping wears away the stone. |
| 一雨一度 | 秋は雨が降るたびに気温が一度ずつ下がる | Each autumn rain lowers the temperature by one degree. |
| 春雨じゃ、濡れて参ろう | 春の柔らかな雨なら傘なしで歩いても構わない | It’s gentle spring rain; let us walk and get wet. |
| 小雨も長く続けば大川となる | 小さな積み重ねがやがて大きな力になる | Even small drops, if they continue long, make a great river. |
| 雷三日 | 一度雷が鳴り始めると三日は続く | Once thunder begins, it lasts for three days. |
| 梅雨の晴れ間 | 長く続く暗い状況の中に訪れる明るい好機 | A break in the rainy season; a ray of hope in gloom. |
| 夕雲は晴れ、朝雲は雨 | 夕方の雲は翌日晴れ、朝の雲は雨の兆し | Evening clouds mean fair weather; morning clouds mean rain. |
| 笠雲がかかれば雨 | 山頂に笠状の雲がかかると雨になる | If a cap cloud forms on a mountain peak, rain will come. |
| 入道雲が立てば雨 | 積乱雲が発達すると雷雨になる | When cumulonimbus clouds rise, rain will follow. |
| 南風が吹けば雨 | 南から湿った風が吹くと雨になりやすい | When the south wind blows, rain will come. |
| 風は西から吹けば晴れ | 西から乾いた風が吹くと天気が回復する | If the wind blows from the west, fair weather will follow. |
| 台風一過 | 台風が去った後は青空が広がる、困難の後に訪れる平穏 | After the typhoon passes, the sky clears. |
| やませが吹けば不作 | 冷たい北東風が続くと農作物が育たず不作になる | When the cold northeast wind blows, the harvest will fail. |
| 木枯らし一番 | 冬に初めて吹く強い北風が冬の到来を告げる | The first cold winter wind signals the arrival of winter. |
| 明日は明日の風が吹く | 明日のことは明日になれば何とかなる、今から心配しない | Tomorrow’s wind will blow tomorrow; tomorrow will take care of itself. |
| 女心と秋の空 | 女性の気持ちは秋の空のように変わりやすい | A woman’s heart is as changeable as the autumn sky. |
| 男心と秋の空 | 男性の気持ちは秋の空のように移ろいやすい | A man’s heart is as changeable as the autumn sky. |
| 天気晴朗なれど波高し | 外見は穏やかでも内実は緊張や困難をはらんでいる | The weather is clear, but the waves are high. |
| 晴耕雨読 | 晴れた日は農作業、雨の日は読書という自然に沿った生き方 | Plow on sunny days; read on rainy days. |
| 備えあれば憂いなし | あらかじめ準備しておけば何も心配することはない | Forewarned is forearmed. |
| 雨降って地固まる | 困難やもめ事の後にはかえって物事がうまくまとまる | After rain, the ground hardens; adversity strengthens bonds. |



