猫のことわざを紹介します。猫のことわざを有名なことわざから短いことわざから英語バージョンのことわざまで紹介します。また小学生から受験対策から大人までわかりやすいように意味や由来や英語まで具体的に解説するのでぜひ参考にしてみてください。
猫のことわざで有名なもの
猫のことわざ:「猫に小判」
「猫に小判」とは、どれほど価値のあるものでも、その価値がわからない相手に与えても意味がないことを表すことわざです。猫に高価な金貨(小判)を見せても猫にはその価値がわからないことが由来で、英語では「Casting pearls before swine(豚に真珠)」に相当します。
猫のことわざ:「猫の手も借りたい」
「猫の手も借りたい」とは、仕事や家事が山積みで、猫の手でも借りたいほど非常に忙しい状況を表す表現です。役に立たないとされる猫の手でさえ借りたいというほどの切迫感を示し、繁忙期などによく使われます。
猫のことわざ:「猫に鰹節」
「猫に鰹節」とは、誘惑に弱いものの前にその誘惑となるものを置くことの危険性や、不用心なことのたとえです。猫の大好物である鰹節を猫の前に置く行為から生まれた表現で、英語では「Like leaving a fox to guard the henhouse(キツネに鶏小屋の番をさせる)」に近い意味を持ちます。
猫のことわざ:「猫をかぶる」
「猫をかぶる」とは、本来の性格や本音を隠し、おとなしく従順に見せかけることを意味します。猫がおとなしそうでいて実はしたたかな性質を持つことから来た表現で、英語では「To put on an act(演技をする)」に相当します。
猫のことわざ:「猫の額」
「猫の額」とは、猫の額が非常に狭いことにたとえて、土地や場所が非常に狭いことを指す表現です。「猫の額ほどの庭」などのように、ささやかな空間を謙遜して言うときによく使われます。
猫のことわざ:「猫も杓子も」
「猫も杓子も」とは、誰でも彼でも、世間の人々が皆こぞって同じことをする様子を表すことわざです。猫も台所道具の杓子も一緒くたにするほど例外なく全員が同じ状態であることを表し、英語では「Every Tom, Dick and Harry」に相当します。
猫のことわざ:「借りてきた猫」
「借りてきた猫」とは、普段は活発で自由奔放な人が、ある状況では借りてきた猫のようにおとなしく、しおらしくなっている様子を指します。自分の家ではなく他人の家に連れてこられた猫が緊張しておとなしくなることが由来で、英語では「As meek as a borrowed cat」と表現されます。
猫のことわざ:「猫の目のように変わる」
「猫の目のように変わる」とは、状況や方針、態度などがころころと変わることのたとえです。猫の瞳孔が光の量によって細くなったり丸くなったりする様子から来た表現で、英語では「As changeable as a cat’s eye」と言い表すことができます。
猫のことわざで面白いもの
猫のことわざ:「猫に木天蓼」
「猫に木天蓼(ねこにまたたび)」とは、その人の大好物や弱点に相当するものを与えると、てきめんに効果が表れることを意味することわざです。木天蓼(またたび)は猫が非常に好む植物で、猫に与えると陶酔したように喜ぶことから生まれた表現です。
猫のことわざ:「猫の首に鈴をつける」
「猫の首に鈴をつける」とは、良い案のように見えるが実際に行動するのが難しいことを指すことわざです。ネズミたちが「猫に鈴をつけよう」と会議で決めたものの誰も実行できないというイソップ寓話に由来し、英語でも「Belling the cat」としてそのまま通じます。
猫のことわざ:「猫またぎ」
「猫またぎ」とは、猫でさえも食べずにまたいで通り過ぎるほど味が落ちた魚や、質の悪いものを指す表現です。魚が大好きな猫が見向きもしないほどひどいものという意味で、ユーモラスな批評として使われます。
猫のことわざ:「猫に経を読む」
「猫に経を読む」とは、話を理解しない相手や聞く耳を持たない人にいくら話しかけても無駄なことを表すことわざです。仏教の経典を猫に読み聞かせても理解されないことから来た表現で、「馬の耳に念仏」と同じ意味で使われます。
猫のことわざ:「猫の魚辞退」
「猫の魚辞退」とは、本当はほしくて仕方がないのに、遠慮するふりをして断ることを意味します。魚が大好きな猫が魚を断るようなことはありえないという逆説的な発想から、見せかけの遠慮や偽りの謙遜を表す表現として使われます。
猫のことわざ:「猫の子一匹いない」
「猫の子一匹いない」とは、その場に誰もおらず、まったく人の気配がない状態を表す表現です。「一匹」という動物を数える単位を使うことで、生き物が一切いない寂しく閑散とした状況を強調した言い方です。
猫のことわざ:「猫ばば」
「猫ばば」とは、自分の失敗や悪事を隠して知らないふりをすること、また拾ったものを黙って自分のものにすることを指します。猫が自分の糞を砂で隠す習性から生まれた表現で、「ネコババする」という動詞形でもよく使われます。
猫のことわざ:「猫舌」
「猫舌」とは、熱い食べ物や飲み物が苦手で、冷ましてからでないと口にできない人のことを指します。猫が熱いものを嫌がる様子から来た表現で、英語では「Having a cat’s tongue」または「Being sensitive to hot food」と言い表すことができます。
猫のことわざで英語のもの
猫のことわざ:「Curiosity killed the cat」
「Curiosity killed the cat(好奇心が猫を殺す)」とは、過度な好奇心や余計なことへの詮索は身を滅ぼすことがあるという戒めのことわざです。日本語では「知りすぎは身の毒」や「藪をつついて蛇を出す」に近い意味で、自分に関係のないことに首を突っ込む危険性を表しています。
猫のことわざ:「When the cat’s away, the mice will play」
「When the cat’s away, the mice will play(猫がいなければネズミが遊ぶ)」とは、監督者や権威ある人がいない間は、管理される側が好き勝手に振る舞うことを表すことわざです。日本語の「鬼の居ぬ間に洗濯」にぴったり対応し、上司や親がいない間に自由を謳歌する様子を表す場面でよく使われます。
猫のことわざ:「A cat has nine lives」
「A cat has nine lives(猫には九つの命がある)」とは、猫は何度危機に陥っても生き延びる強さを持つことから、逆境に強く何度でも立ち直れる人を指す表現です。日本語では「七転び八起き」に近い意味を持ち、生命力や回復力の高さを表す際に使われます。
猫のことわざ:「Let the cat out of the bag」
「Let the cat out of the bag(袋から猫を出す)」とは、秘密をうっかり漏らしてしまうことを意味する英語表現です。かつて市場で子豚のふりをして袋に入れた猫を売る詐欺から来たとも言われ、秘密や計画が意図せず明かされてしまう状況で使われます。
猫のことわざ:「It’s raining cats and dogs」
「It’s raining cats and dogs(猫と犬が降っている)」とは、非常に激しい雨、いわゆる土砂降りのことを表す英語の慣用表現です。嵐で溺れた動物の死骸が街に流れてくる昔の光景が由来とも言われ、日本語の「バケツをひっくり返したような雨」に相当します。
猫のことわざ:「Like a cat on hot bricks」
「Like a cat on hot bricks(熱い煉瓦の上の猫のよう)」とは、非常に落ち着かず、そわそわしている状態を表す英語表現です。熱い煉瓦の上で足踏みし続ける猫を想像すると分かりやすく、日本語では「針のむしろに座っているよう」や「居ても立っても居られない」状態に相当します。
猫のことわざ:「All cats are grey in the dark」
「All cats are grey in the dark(暗闇ではすべての猫は灰色)」とは、暗い状況や条件が等しいとき、違いが見えなくなることを表すことわざです。光のない場所では毛色の違いが見分けられないことから転じて、条件や環境が同じならば差が生まれないという教訓を含んでいます。
猫のことわざから学べること
猫のことわざ:「窮鼠猫を噛む」
「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」とは、弱い者でも追い詰められると強い者に反撃することがあるという意味のことわざです。逃げ場を失ったネズミが天敵の猫に噛みつくという場面を表し、どんな弱者も絶体絶命になれば必死に反撃するという教訓が込められています。
猫のことわざ:「猫は家につき、犬は人につく」
「猫は家につき、犬は人につく」とは、猫は飼い主よりも住む場所への愛着が強く、犬は場所より飼い主への忠誠心が強いという動物の習性の違いを表したことわざです。転じて、人によって大切にするものが違うという教訓として使われ、自立と依存の考え方の違いを考えさせてくれます。
猫のことわざ:「猫は三年の恩を三日で忘れる」
「猫は三年の恩を三日で忘れる」とは、長い間世話になった恩も、猫はあっという間に忘れてしまうという意味のことわざです。犬の忠誠心と対比されることが多く、恩義を忘れやすい人への戒めとして、恩を大切にすることの重要性を教えてくれます。
猫のことわざ:「猫かわいがり」
「猫かわいがり」とは、猫を溺愛するように、子どもや動物を甘やかして必要以上にかわいがることを意味します。過度な甘やかしは相手のためにならないという含意を持ち、愛情と過保護のバランスを考えさせてくれる表現です。
猫のことわざ:「犬猫の仲」
「犬猫の仲」とは、犬と猫のように互いに反りが合わず、常にいがみ合っている関係を表す表現です。英語の「fight like cats and dogs」と同じ発想から生まれており、相性の悪い関係や対立し合う人々を指す際に使われます。
猫のことわざ:「猫に九生あり」
「猫に九生あり(ねこにきゅうせいあり)」とは、猫は九つの命を持つといわれるほど生命力が強く、何度でも蘇る力を持つという意味のことわざです。英語の「A cat has nine lives」と同じ概念で、困難に何度遭っても立ち直れる人の強さや粘り強さを表す言葉として使われます。
猫のことわざ:「猫の恋」
「猫の恋」とは、発情期の猫が激しく鳴き声を上げる様子から、恋愛感情が激しく情熱的に表れることのたとえです。俳句では春の季語としても知られており、猫の恋愛のように本能的で激しい感情の高ぶりを表す際に用いられます。
猫のことわざ一覧表
| ことわざ | 意味 | 英語 |
|---|---|---|
| 猫に小判 | 価値のわからない者に貴重なものを与えても無駄 | Casting pearls before swine |
| 猫の手も借りたい | 非常に忙しく誰でも手伝いが欲しい状態 | So busy you’d borrow even a cat’s paw |
| 猫に鰹節 | 弱点のある人の前に誘惑を置く危険なこと | Like leaving a fox to guard the henhouse |
| 猫をかぶる | 本来の性格を隠しておとなしく見せること | To put on an act |
| 猫の額 | 非常に狭い場所や土地のこと | A cat’s forehead (very small space) |
| 猫も杓子も | 誰でも皆こぞって同じことをする様子 | Every Tom, Dick and Harry |
| 借りてきた猫 | 普段と違っておとなしく、しおらしい様子 | As meek as a borrowed cat |
| 猫の目のように変わる | 状況や方針がころころと変わること | As changeable as a cat’s eye |
| 猫に木天蓼 | 大好物を与えると効果てきめんなこと | Like catnip to a cat |
| 猫の首に鈴をつける | 良い案だが実行するのが難しいこと | Belling the cat |
| 猫またぎ | 猫も食べないほど質の落ちたもの | Something a cat would even pass up |
| 猫に経を読む | 聞く耳を持たない人に話しても無駄なこと | Talking to a wall |
| 猫の魚辞退 | ほしいのに遠慮するふりをすること | False modesty |
| 猫の子一匹いない | まったく誰もいない、人気のない様子 | Not a soul in sight |
| 猫ばば | 悪事や失敗を隠して知らないふりをすること | To pocket something / cover up |
| 猫舌 | 熱いものが苦手で食べられない人のこと | Sensitive to hot food (cat’s tongue) |
| Curiosity killed the cat | 好奇心が強すぎると身を滅ぼすことがある | Curiosity killed the cat |
| When the cat’s away, the mice will play | 監督者がいないと好き勝手に振る舞う | When the cat’s away, the mice will play |
| A cat has nine lives | 何度危機に陥っても生き延びる強さがある | A cat has nine lives |
| Let the cat out of the bag | 秘密をうっかり漏らしてしまうこと | Let the cat out of the bag |
| It’s raining cats and dogs | 非常に激しい雨が降っていること(土砂降り) | It’s raining cats and dogs |
| Like a cat on hot bricks | 非常に落ち着かず、そわそわしている状態 | Like a cat on hot bricks |
| All cats are grey in the dark | 条件が同じなら差は見えなくなること | All cats are grey in the dark |
| 窮鼠猫を噛む | 弱者も追い詰められると強者に反撃する | Even a cornered mouse will bite a cat |
| 猫は家につき、犬は人につく | 猫は場所に、犬は人に愛着を持つ | A cat belongs to a house, a dog to a person |
| 猫は三年の恩を三日で忘れる | 長い恩義もすぐ忘れるという恩知らずのたとえ | A cat forgets three years of kindness in three days |
| 猫かわいがり | 甘やかして必要以上にかわいがること | To pamper / coddle excessively |
| 犬猫の仲 | 互いに反りが合わず、いがみ合っている関係 | To fight like cats and dogs |
| 猫に九生あり | 猫のように何度でも立ち直れる強い生命力 | A cat has nine lives |
| 猫の恋 | 恋愛感情が激しく情熱的に表れること | A cat’s passionate love |



