花のことわざ30選!意味と由来をわかりやすく解説

花のことわざを紹介します。花のことわざを有名なことわざから短いことわざから英語バージョンのことわざまで紹介します。また小学生から受験対策から大人までわかりやすいように意味や由来や英語まで具体的に解説するのでぜひ参考にしてみてください。

花のことわざで有名なもの

花のことわざ:「花より団子」

風流な花を愛でるよりも、実際に食べられる団子のほうがよいという意味で、見た目や風雅よりも実益・実用を重んじる人の性質を表すことわざです。美しい桜の花見の席でも、花を楽しむより食べ物に夢中になる人を指して使われることが多く、日常会話でも広く使われています。

花のことわざ:「花は桜木、人は武士」

数ある花の中でも桜が最も優れているように、人の中でも武士が最も優れているとたたえた江戸時代のことわざです。潔く散る桜の姿と、命をいとわず主君に仕える武士の姿を重ね合わせた表現で、日本の美意識や精神文化を象徴する言葉として今も語り継がれています。

花のことわざ:「花に嵐」

美しい花が咲く季節には必ず嵐がやってくるように、良いことには必ず邪魔や災いがつきものだという意味のことわざです。「月に叢雲、花に嵐」という形で使われることも多く、物事が順調なときほど思わぬ妨げがあることへの戒めとして使われます。

花のことわざ:「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

桜の木は枝を切ると傷口から腐りやすいため剪定を避けるべきで、梅は逆に積極的に剪定しないと良い実がならないという、植木の管理に関する実用的なことわざです。物事にはそれぞれに合った適切な対処法があり、画一的に扱うことへの戒めとしても広く解釈されています。

花のことわざ:「花も実もある」

見た目の美しさ(花)と内容の充実(実)の両方を兼ね備えているという意味で、外見も内面も優れていることを褒める表現です。人物や物事を評価するときに用いられ、「花も実もある人物だ」のように、外見と実力が揃った理想的な状態を指します。

花のことわざ:「散る花あれば咲く花あり」

散っていく花がある一方で新たに咲く花もあるように、世の中には終わりと始まりが繰り返されるという、物事の循環を表したことわざです。別れや終わりを悲しみすぎず、新しい出会いや始まりへの希望を持ち続けることを教える言葉として使われます。

花のことわざ:「花を持たせる」

相手を立てて、手柄や功績を譲ることを意味する慣用表現で、「相手に花を持たせる」という形でよく使われます。勝負や交渉の場で、あえて相手を勝者として扱うことで円満な関係を築くという日本特有の気配りの文化を表した言葉です。

花のことわざ:「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」

作家・林芙美子の言葉として広く知られる表現で、花がすぐに散ってしまうように、人の美しさや栄えある時期はごく短く、人生は苦労が多いということを詠んでいます。美しいものの儚さと、生きることの切なさを花に例えた言葉として、多くの人に引用され続けています。

花のことわざで季節に関するもの

花のことわざ:「梅は百花の魁」

まだ寒さの厳しい冬の終わりから春のはじめに、他のどの花よりも先に咲き始める梅を「百花の先駆け」としてたたえたことわざです。困難な状況でも先頭に立って行動する人や物事を梅になぞらえて称賛するときにも使われます。

花のことわざ:「春の花、秋の月」

春に美しく咲く花と、秋に冴え渡る月は、それぞれの季節を代表する最も美しいものであるという意味の表現です。日本の四季折々の自然美を愛でる心を表しており、「春花秋月」として漢詩や俳句にも多く登場する言葉です。

花のことわざ:「花下七日の風」

桜の花の下には七日の風が吹くといい、満開の桜もわずか一週間ほどで散ってしまうという、春の儚さと無常を表したことわざです。美しいものや栄えているものには必ず終わりがくるという教訓を含み、物事の盛衰を花に重ねた言葉として使われます。

花のことわざ:「菊は晩節を全うす」

秋の深まりとともに霜が降りる季節にも凛として咲き続ける菊の姿から、最後まで信念や誠実さを貫き通すことの大切さを教えることわざです。人生の晩年にあっても品格や志を失わず生きることへの賛美として、特に年配の方への敬意を表す言葉として使われます。

花のことわざ:「霜に負けぬ菊の花」

晩秋の厳しい霜にも負けず咲き続ける菊の花を、逆境や困難に屈しない強さと忍耐力のたとえとして使うことわざです。試練や苦難の中でも揺るがない意志を持って立ち向かう姿勢を、菊の力強い生命力に重ねて表現しています。

花のことわざ:「冬来たりなば春遠からじ」

イギリスの詩人シェリーの詩に由来し、冬の厳しい寒さが続いても必ず春はやってくるという、希望と忍耐を説いた言葉です。困難や辛い状況が続いていても、やがて花咲く春のような明るい未来が訪れるという励ましの言葉として日本でも広く使われています。

花のことわざ:「牡丹は百花の王」

その豪華で大輪の花姿から、牡丹はすべての花の中で王者にふさわしいとされてきたことわざで、中国から伝わった花への賛辞の言葉です。人や物事の中でも群を抜いて優れた存在を「百花の王」にたとえて称えるときにも使われます。

花のことわざ:「朝顔は一日花」

朝に咲いて午後にはしぼんでしまう朝顔の花のように、美しいものや若さは一瞬であるという物事の儚さを表したことわざです。今この瞬間の美しさや縁を大切にするべきという教訓も含まれており、夏の季語としても親しまれています。

花のことわざで英語のもの

花のことわざ:「Every rose has its thorn」

「どんなバラにも棘がある」という意味の英語のことわざで、どんなに美しいものや素晴らしいことにも、必ず欠点や苦労がつきものだということを表しています。日本語の「花に嵐」に近い考え方で、喜びの裏には必ず痛みがあるという人生の真理を語った言葉です。

花のことわざ:「April showers bring May flowers」

「四月の雨が五月の花をもたらす」という意味の英語のことわざで、今の苦労や辛い経験が後の素晴らしい結果につながるという希望のメッセージを伝えています。困難な時期を乗り越えることで、やがて美しい成果が実ることを花の開花で表した前向きな表現です。

花のことわざ:「Gather ye rosebuds while ye may」

17世紀のイギリス詩人ロバート・ヘリックの詩に由来し、「できるうちにバラのつぼみを摘め」、つまり若いうちに人生を楽しめという教えを込めた言葉です。花はすぐに散ってしまうように時間も限られているため、今という瞬間を大切に生きることの重要性を説いています。

花のことわざ:「No flower without a thorn」

「棘のない花はない」という意味で、完璧に良いことや欠点のない美しさは存在しないという、現実を素直に受け入れる心構えを教える英語のことわざです。すべての物事には良い面と悪い面があるという考えは、東洋の「花に嵐」の精神と共通する普遍的な教えです。

花のことわざ:「A flower that blooms in adversity is the most beautiful of all」

「逆境の中で咲く花が最も美しい」という意味で、困難や試練を乗り越えて得た成功や美しさこそが最も価値があるという教えを花で表した英語の言葉です。苦しい状況の中でも諦めずに努力し続けることの大切さと、そこから生まれる輝きを讃えた表現です。

花のことわざ:「Where flowers bloom, so does hope」

「花が咲くところに希望も咲く」という意味で、アメリカのレディ・バード・ジョンソン元大統領夫人の言葉として知られる花と希望を結びつけた表現です。自然の美しさを守り育てることが、人々の心に希望と生きる喜びをもたらすというメッセージが込められています。

花のことわざ:「One flower makes no garland」

「一輪の花だけでは花飾りはできない」という意味の英語のことわざで、一人の力や一つの要素だけでは大きな成果は生まれず、多くの人や物事が協力してこそ美しいものができるという教えです。チームワークや協力の大切さを花輪にたとえた言葉として使われます。

花のことわざから学べること

花のことわざ:「花は折りたし梢は高し」

美しい花を手折りたいと思っても、枝が高くて届かないという情景から、欲しいと思うものほど手が届かないという人間の欲望と現実のギャップを表したことわざです。望むものが得られない歯がゆさを率直に表現した言葉で、「高嶺の花」という表現とも深く関わっています。

花のことわざ:「一花咲かせる」

「一花咲かせる」とは、長い苦労や努力の末に大きな成功を収めたり、目覚ましい活躍をすることを意味する慣用表現です。人生の中で花を咲かせる(成功する)ために努力を続けることの大切さを伝える言葉で、新しい分野や場所での活躍を指してよく使われます。

花のことわざ:「花鳥風月」

花・鳥・風・月という自然の美しいものを並べた言葉で、自然の美しさを愛で楽しむ日本人の美意識や風雅の心を表す四字熟語です。日常のせわしなさの中でも自然の美しさに目を向け、感性を磨くことの大切さを教える言葉として、文学や芸術の分野でも広く使われています。

花のことわざ:「根のない花は咲かない」

どんなに美しい花も根がなければ咲くことができないように、確固たる基礎や地道な努力なくして本当の成功は生まれないという教えを込めた言葉です。見た目の華やかさや結果だけを求めるのではなく、目に見えない部分の積み重ねこそが大切だという本質を伝えています。

花のことわざ:「花の香りは風に逆らわず」

花の香りは風の方向に沿って広がるものであるように、本当の美しさや善い行いは自然と周囲に伝わっていくものだという教えを表した言葉です。無理に自分を売り込もうとしなくても、真の実力や誠実な姿勢は自然と人に伝わるという人生の知恵を説いています。

花のことわざ:「綺麗な花には棘がある」

美しいバラには鋭い棘があるように、見た目が美しい人や魅力的なものには近づきにくい危険な面や欠点が隠れていることがあるという警戒を促すことわざです。外見の美しさに惑わされず、物事の本質や隠れた一面をしっかり見極めることの大切さを教えています。

花のことわざ:「花より根」

華やかな花よりも、見えないところで植物を支え栄養を送り続ける根のほうが大切であるという意味で、表面の華やかさより内面の充実や基礎の重要性を説いたことわざです。人においても、見栄えや評判より、目に見えない努力・誠実さ・人柄こそが大切だという教訓として使われます。

花のことわざ一覧表

ことわざ意味英語
花より団子見た目の美しさより実益・実用を重んじることBread is better than the songs of birds.
花は桜木、人は武士花の中で桜が最もすぐれ、人の中では武士が最もすぐれているAmong flowers, the cherry blossom; among men, the samurai.
花に嵐良いことには必ず邪魔や災いがつきものEvery rose has its thorn.
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿物事にはそれぞれ適した対処法があるIt’s foolish to prune cherry, foolish not to prune plum.
花も実もある見た目も内容も両方が優れているTo have both beauty and substance.
散る花あれば咲く花あり物事には終わりと始まりが繰り返されるAs one flower falls, another blooms.
花を持たせる相手を立てて手柄を譲ることTo give someone the glory.
花の命は短くて苦しきことのみ多かりき美しい時期は短く、人生は苦労が多いThe life of flowers is brief and full of hardship.
梅は百花の魁梅は春一番に咲く先駆けの花であるThe plum blossom is the vanguard of all flowers.
春の花、秋の月春の花と秋の月はそれぞれの季節の最高の美Spring flowers, autumn moon.
花下七日の風満開の桜もわずかな期間で散ってしまう儚さSeven days of wind scatter the blossoms.
菊は晩節を全うす最後まで誠実さや信念を貫き通すことThe chrysanthemum blooms faithfully to the very end.
霜に負けぬ菊の花逆境や困難に屈しない強さと忍耐力The chrysanthemum that does not yield to frost.
冬来たりなば春遠からじ困難な状況も必ず終わり良い時期が来るIf winter comes, can spring be far behind?
牡丹は百花の王牡丹はすべての花の中で最も格調高い花王The peony is the king of all flowers.
朝顔は一日花美しいものや若さは一瞬で儚いThe morning glory blooms for but a single day.
Every rose has its thornどんな美しいものにも欠点や苦労があるEvery rose has its thorn.
April showers bring May flowers今の苦労が後の良い結果につながるApril showers bring May flowers.
Gather ye rosebuds while ye may若いうちに人生を楽しめ・今を大切に生きよGather ye rosebuds while ye may.
No flower without a thorn完璧に良いことや欠点のない美しさは存在しないNo flower without a thorn.
A flower that blooms in adversity is the most beautiful of all逆境の中で咲く花こそが最も美しいA flower that blooms in adversity is the most beautiful of all.
Where flowers bloom, so does hope花が咲くところには希望も生まれるWhere flowers bloom, so does hope.
One flower makes no garland一人の力だけでは大きな成果は生まれないOne flower makes no garland.
花は折りたし梢は高し欲しいものほど手が届かないThe flower we want is always out of reach.
一花咲かせる努力の末に大きな成功を収めることTo make one’s flower bloom; to achieve great success.
花鳥風月自然の美しさを愛でる日本の風雅な心The beauty of nature: flowers, birds, wind, and moon.
根のない花は咲かない基礎や地道な努力なくして成功はないA rootless flower cannot bloom.
花の香りは風に逆らわず真の実力や善い行いは自然と周囲に伝わるThe fragrance of flowers travels with the wind.
綺麗な花には棘がある美しいものには危険な面が隠れていることがあるBeautiful flowers have thorns.
花より根華やかな外見より内面の充実・基礎が大切The root matters more than the flower.
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