ieltsのレベルと難易度はどれくらい?他の英語資格と比較しながら解説!

IELTSのレベルと難易度をスコア別に詳しく解説します。TOEICや英検など他の英語資格との比較もわかりやすく紹介しているので、IELTS受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を測定する世界最大規模の英語能力試験です。

合格・不合格という判定ではなく、1.0から9.0のバンドスコアで評価される点が大きな特徴です。

この記事では、IELTSの各スコア帯のレベルと難易度をTOEICや英検などと比較しながらわかりやすく解説します。

ieltsのレベルと難易度

IELTSのバンドスコアは1.0から9.0まで0.5刻みで評価されます。

スコア4.0は限定的なレベルとされており、慣れた状況でのみ基本的なコミュニケーションが取れる段階です。

スコア5.0は控えめなレベルと呼ばれており、多くの状況で大まかな意味を把握できる英語力が目安になります。

スコア6.0は有能なレベルとされており、不正確さはあるものの概ね効果的に英語を使える段階です。

スコア7.0は優秀なレベルで、複雑な言語も概ね理解できる英語力が求められます。

スコア8.0は非常に優秀なレベルとされており、英語を自由自在に使いこなせる段階です。

スコア9.0はエキスパートレベルで、英語を適切・正確・流暢に使いこなす最高峰の英語力を示します。

IELTSを受験する日本人の平均スコアはアカデミック・モジュールで約5.8から5.9程度です。

セクション別ではリーディングが比較的高く、スピーキングとライティングが低い傾向にあります。

これはIELTSが日常的な英会話だけでなく、学術的な英語力を問う試験だからです。

ielts5.5のレベルと難易度

IELTS5.5のレベルは大学中級レベルの英語力が求められる試験です。

大学受験における関関同立やMARCHの英語レベルである偏差値60程度の英語力が目安になります。

IELTS5.5では約8000から9000単語の英単語力が求められており、スコア6.0の約6000単語と比べてかなり高い語彙力が必要です。

IELTS5.5の難易度をTOEICで換算すると約740点程度、TOEFLiBTでは60から70点程度に相当します。

CEFRではB1からB2のレベルに位置づけられており、基礎と応用の間にあたる英語力が必要です。

IELTS5.5の合格率は約15%とされており、受験者の中でも難易度の高い試験に分類されます。

ielts6.0のレベルと難易度

IELTS6.0のレベルは有能なレベルと定義されており、日常的な英語表現をほぼ正確に使える段階です。

海外の大学学部への入学条件として要求されることが多いスコアで、CEFR換算ではB2程度に相当します。

TOEIC L&Rで換算すると740から900点程度が目安であり、TOEFLiBTでは73から94点程度に相当します。

IELTS6.0の合格率は過去データによると約25%前後とされており、IELTS5.5と比べると合格者の割合が高くなります。

語彙レベルは約6000単語程度が目安とされており、大学受験レベルの英単語帳を一冊しっかりと仕上げることが対策の基本です。

リーディングとリスニングの基礎力に加え、ライティングの文章構成力も合否に大きく影響するスコア帯です。

ielts6.5のレベルと難易度

IELTS6.5のレベルは中上級に位置するスコア帯であり、海外大学院への入学条件として多くの大学が要求するスコアです。

CEFR換算でB2からC1の境界付近に相当しており、専門的な文章の読み書きができる英語力が求められます。

TOEFL iBT換算では約79から94点程度、TOEIC L&Rでは約800から900点程度が目安とされています。

英検に換算すると準1級から1級の間に相当するレベルであり、高い語彙力と文章表現力が必要です。

IELTS6.5では特にライティングとスピーキングの精度が合否に直結するため、出力系スキルの練習が欠かせません。

リーディングでは学術的な専門文書を正確に読み取る力が求められ、語彙力の底上げが最優先課題になります。

ielts7.0のレベルと難易度

IELTS7.0は優秀なレベルと評価されており、複雑な言語表現も概ね理解できる高い英語力が求められます。

海外の大学院入学や専門職への就職においても求められることが多いスコアであり、日本人受験者にとっては高い目標値です。

TOEIC L&Rで換算すると900から990点程度、TOEFLiBTでは95から114点程度に相当します。

CEFRではC1レベルに位置づけられており、英検換算では1級相当の英語力が必要です。

リスニングでは毎回正解できる精度が求められ、40問中30から31問程度の正答数がスコア7.0の目安とされています。

ライティングでは文法の多様性と正確さが問われ、同じ文型を繰り返さない表現の幅広さが評価基準になります。

ielts7.5のレベルと難易度

IELTS7.5は非常に高い英語力を示すスコアであり、英語圏の大学院やビジネスの場で求められることがあります。

CEFR換算ではC1の上位に位置しており、英語を流暢かつ精度高く使いこなせる段階です。

TOEIC L&Rでは990点に迫るスコア帯、TOEFLiBTでは110点以上に相当する英語力が必要です。

リスニングでは40問中35問以上の正答が求められ、英語のアクセントや速度への対応力が問われます。

スピーキングでは流暢さと一貫性のある発話が求められ、語彙の豊富さと文法の正確さが採点の軸になります。

IELTS7.5は日本国内の英語学習者にとって非常にチャレンジングな目標スコアであり、継続的な学習と実践的なトレーニングが必要です。

ielts8.0のレベルと難易度

IELTS8.0は非常に優秀なレベルとされており、英語を自由自在に使いこなす段階です。

スコア8.0では40問中35から36問程度を正解できる精度が目安とされており、ネイティブに近い英語理解力が求められます。

CEFR換算ではC2レベルに相当しており、英語圏の大学や大学院でもトップクラスに評価されるスコアです。

日本人受験者がIELTS8.0を取得するためには、日常的に英語に触れる環境と長期的な学習計画が欠かせません。

ライティングでは高度な語彙と複雑な文構造を使いこなすことが必要であり、誤りが極めて少ないレベルの文章力が求められます。

IELTS8.0は留学や移住よりも、英語圏のネイティブ環境で専門職に就く人材に相当するスコアです。

ieltsのリスニングの難易度を他の英語資格と比較

IELTSのリスニングは40問で構成されており、音声は1回のみ再生されます。

Part1は日常会話の2者間のやりとりが中心で比較的易しい内容ですが、Part4は大学の講義形式であり難易度が大幅に上がります。

IELTSリスニングの大きな特徴はイギリスやオーストラリア英語のアクセントが中心に使われる点であり、アメリカ英語に慣れた受験者には最初は聞き取りにくく感じることがあります。

TOEICのリスニングと比較すると、IELTSのリスニングは音声の長さと情報量がかなり多く、穴埋め問題やマッチング問題など多様な形式に対応する力が必要です。

TOEFLiBTのリスニングも大学の講義形式が中心であり、IELTSとの共通点が多いですが、TOEFLiBTの方がノートテイキングを前提とした長い音声が多い傾向があります。

英検のリスニングと比較すると、IELTSは音声の長さと語彙レベルが英検準1級から1級相当の難易度になります。

ieltsのリーディングの難易度を他の英語資格と比較

IELTSのリーディングは3つのパッセージ・合計40問を60分で解く試験であり、1問あたり約1分半のペースが必要です。

問題形式はTRUE・FALSE・NOT GIVENの3択問題やマッチング、穴埋めなど多岐にわたります。

特にNOT GIVENという選択肢はIELTS独自の形式であり、本文に記載がないことを見分ける特別な読解力が求められます。

TOEICのリーディングと比較すると、IELTSは1パッセージあたりの語数が約900語と長く、学術的な専門文書が出題されるため難易度が高くなります。

TOEFLiBTのリーディングも学術的な文章が中心であり、IELTSとの難易度は近い水準です。

英検準1級のリーディングと比較した場合、IELTSのリーディングは文章の長さや専門用語の割合が高く、スキャニングと速読力が合否を大きく左右します。

ieltsのスピーキングの難易度を他の英語資格と比較

IELTSのスピーキングは試験官との1対1の対面インタビュー形式で行われ、11から14分程度の試験です。

Part1では自己紹介と日常的な質問、Part2では与えられたトピックカードに基づく2分間のスピーチ、Part3ではPart2の内容を深掘りした議論が行われます。

採点基準は流暢さと一貫性・語彙の豊富さ・文法の正確さ・発音の4項目であり、発音は4つのうちの1項目に過ぎないため多少のアクセントがあっても流暢さと文法力でカバーできます。

TOEICにはスピーキングセクションが別途設けられており、TOEIC Speaking Testとして別試験で評価されるため直接比較は難しいです。

英検のスピーキングと比較すると、IELTSのスピーキングは話す時間が長く、社会問題について深く議論する力が必要なため難易度は高めです。

TOEFLiBTのスピーキングはマイクに向かって話す形式であり、IELTSの対面インタビューとは異なりますが、求められる英語力のレベルは近い水準です。

ieltsのライティングの難易度を他の英語資格と比較

IELTSのライティングはTask1とTask2の2問構成であり、60分で解答します。

Task1はグラフや図表・地図を150語以上で説明・要約するものであり、Task2は250語以上のエッセイを書く問題です。

配点比率はTask1とTask2が1対2であり、Task2の方が配点が高いため重点的な対策が効果的です。

採点基準は課題への適切な回答・論理の一貫性・語彙の豊富さ・文法の多様性と正確さの4項目から評価されます。

TOEICにはライティングセクションが別途あり、TOEIC Writing Testとして評価されますが、IELTSのライティングの方が文字数と論述の深さが求められる点で難易度は高くなります。

英検準1級のライティングと比較すると、IELTSのTask2は求められる文字数が多く、論理的な構成力と語彙の多様性においてより高いレベルが必要です。

TOEFLiBTのライティングと比較した場合、IELTSのTask1のグラフ説明はTOEFLiBTにはない形式であり、独自の対策が必要になります。

ieltsのレベルと他の英語資格の換算目安

IELTSのスコアと他の英語試験の換算目安を紹介します。

IELTS4.0から4.5はTOEFL iBT換算で32から45点、TOEIC L&R換算で550から600点程度、英検換算で2級相当、CEFRではB1レベルに相当します。

IELTS5.0から5.5はTOEFL iBT換算で46から72点、TOEIC L&R換算で600から740点程度、英検換算で2級から準1級相当、CEFRではB1からB2レベルです。

IELTS6.0から6.5はTOEFL iBT換算で73から94点、TOEIC L&R換算で740から900点程度、英検換算で準1級から1級相当、CEFRではB2からC1レベルとなります。

IELTS7.0から7.5はTOEFL iBT換算で95から114点、TOEIC L&R換算で900から990点程度、英検換算で1級相当、CEFRではC1レベルです。

IELTS8.0以上はTOEFL iBT換算で115点以上、TOEIC L&RやTOEFLは換算の上限を超えるレベルであり、CEFRではC2レベルに相当します。

なお、TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの2技能のみを測定する試験であり、スピーキングとライティングを含むIELTSとの直接比較には限界があります。

目的別に必要なieltsのスコア目安

海外の専門学校やカレッジへの入学を目指す場合は、IELTS5.0から5.5が目安スコアになります。

海外の大学学部への入学を希望する場合は、IELTS6.0から6.5程度が一般的に求められるスコアです。

海外の大学院への進学を考えている場合は、IELTS6.5から7.5が多くの大学院で要求される水準になります。

海外移住や永住権の申請を目的とする場合はジェネラルトレーニング・モジュールでIELTS6.0から7.0程度が目安です。

日本国内の大学入試でIELTSを活用する場合は、IELTS4.0から6.0程度のスコアで優遇措置を受けられる大学が多くあります。

IELTSを大学受験に活用する際は各大学の公式サイトや文部科学省の大学入試英語ポータルサイトで条件を確認することが大切です。

ieltsの効率的な勉強法

語彙力の強化が最優先

IELTSで6.0以上を目指すには、最低でも7000から8000語レベルの語彙力が必要です。

語彙力はリスニング・リーディングの正答率を直接上げ、ライティングとスピーキングの表現力にも直結するため、最優先で取り組むべき課題です。

効果的な暗記法として1冊の単語帳を7周以上する方法が実証されており、1日200から300語のペースで高速に繰り返すことが定着率を高めます。

リスニング対策はシャドーイングと音読

リスニング対策の核心はシャドーイングと音読であり、多くの問題をこなすよりも同じ音源を繰り返し音読する方が聴き取り能力の向上に効果的です。

まず最初の1ヶ月はPart1の音声を使って1日3から5問解き、1問ごとにスクリプトを見ながら5から7回音読を行います。

音声と同じスピードで音読できる状態を目指すことで、余裕を持って選択肢を読みながら聴き取れるようになります。

ライティングは模範解答の分析が鍵

ライティングで高得点を取ることがIELTS全体のスコアを大きく左右します。

実際に書く回数よりも模範解答を分析する回数の方が重要であり、使える表現や言い換え表現を集めた自分専用のテンプレートを作成することが効果的です。

ライティングで活用する熟語・表現リスト、書き出しのテンプレート集、言い換え表現リストの3点セットを準備して添削を受けることで短期間でのスコアアップが可能です。

スピーキングは流暢さを最優先

スピーキングで最も重要なのは止まらずに話し続けることであり、完璧な文法よりも流暢さと一貫性が高く評価されます。

アクセント自体は減点対象にはならないため、相手に伝わるように明瞭に話すことを意識して練習することが大切です。

毎日Part2の2分間スピーチ練習を行い、録音して聞き返すことで自分の弱点を把握できます。

IELTSのレベルに関するよくある質問

IELTSのレベルはどのくらいから始めると良いですか?

IELTSの受験を始めるレベルの目安として、英検2級程度の英語力があると学習がスムーズに進みます。

IELTS4.0から4.5程度を最初の目標に設定し、基本的な語彙力とリスニング力を固めながら段階的にスコアアップを目指すことをおすすめします。

まずは公式問題集を1回解いてみて自分の現在のスコア帯を確認することが最初のステップです。

IELTSとTOEICはどちらが難しいですか?

IELTSとTOEICでは測定する技能が異なるため単純な比較は難しいですが、語彙レベルと問われる英語力の範囲ではIELTSの方が難しい傾向があります。

TOEICはリスニングとリーディングの2技能のみですが、IELTSはスピーキングとライティングも含む4技能全てを測定します。

TOEIC L&Rで700点以上のレベルがIELTS5.5前後に相当するとされていますが、IELTSではさらに発信力と論述力が求められます。

IELTSは何ヶ月の勉強で目標スコアに届きますか?

現在の英語力と目標スコアによって必要な学習期間は異なりますが、英検2級程度の英語力からIELTS6.0を目指す場合は3ヶ月から6ヶ月程度が一般的な目安です。

IELTS5.5を目指す場合は2ヶ月から3ヶ月でも達成できるケースがあり、語彙力とライティングに集中的に取り組むことが効率的な対策になります。

毎日1時間以上の学習時間を確保しながら、過去問演習と弱点補強をバランスよく進めることが大切です。

IELTSのスコアは大学受験に使えますか?

IELTSのスコアは日本国内の大学入試でも活用できる大学が増えています。

IELTS4.0から6.0程度のスコアで英語の試験免除や加点優遇を受けられる大学が多く、特に上智大学や立教大学・青山学院大学などで積極的に活用されています。

各大学によって求めるスコアや優遇内容が異なるため、志望大学の公式サイトや文部科学省の大学入試英語ポータルサイトで事前に確認することが必要です。

IELTSのアカデミックとジェネラルはどちらを受ければ良いですか?

海外の大学や大学院への留学を目的とする場合はアカデミック・モジュールを選択する必要があります。

オーストラリアやカナダなど英語圏への移住申請や一般的な就職を目的とする場合はジェネラル・トレーニング・モジュールが求められます。

リスニングとスピーキングは両モジュール共通ですが、リーディングとライティングの問題内容が異なるため、自分の受験目的に合ったモジュールを選ぶことが重要です。

IELTSのスコアを上げるためにどの技能から対策すれば良いですか?

IELTSのスコアアップに最も効果的な順番は語彙力の強化、ライティング、リスニング、リーディングの順番で取り組むことをおすすめします。

語彙力はすべての技能に直結するため最優先で対策することが大切であり、ライティングは配点が高くスコアへの影響が大きいため次に重点を置くべき技能です。

リスニングはシャドーイングと音読で継続的に伸ばし、リーディングは速読力と問題形式への慣れを身につけることで得点源にできます。

まとめ

IELTSのレベルと難易度はバンドスコアで1.0から9.0まで細かく評価される試験であり、日本人の平均スコアは5.8から5.9程度です。

IELTS5.5はTOEIC L&R換算で約700から800点相当、IELTS6.0は740から900点相当、IELTS7.0は900から990点相当の英語力が目安になります。

TOEICと比較するとIELTSは4技能全てを測定するためスピーキングとライティングの対策が欠かせない点が大きな違いです。

大学受験生にとってはIELTS4.0から6.0程度のスコアが大学入試での優遇措置を受けるために有効であり、早い段階から対策を始めることをおすすめします。

IELTSの対策では語彙力の強化を最優先にしながら、公式問題集を使った過去問演習とライティングの添削を組み合わせることが最も効率的な学習方法です。

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