IELTSはInternational English Language Testing Systemの略称で、世界最大規模の英語能力試験のひとつです。 ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同で運営しており、世界140カ国以上、11,000以上の教育機関や企業で認定されています。 IELTSの最大の特徴は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能すべてを測定する点です。合格か不合格かではなく、1.0から9.0のバンドスコアで評価される仕組みになっています。 IELTSのバンドスコアにおけるレベルの目安は以下の通りです。スコア9.0はエキスパートレベルで、英語を自由自在に使いこなせる水準です。スコア7.0は優秀レベルで、複雑な言語も概ね理解できる水準とされています。スコア6.0は有能レベルで、不正確さはあるものの概ね効果的に英語を使える水準です。スコア5.0は控えめなレベルで、多くの状況で大まかな意味を把握できる水準とされています。 日本人受験者のアカデミック・モジュール平均スコアは約5.8から5.9程度です。セクション別ではリーディングが比較的高く、スピーキングとライティングが低い傾向にあります。
IELTSのスコアと英検各級のレベルをCEFRとTOEICを基準に比較すると以下のような対応関係があります。 IELTSスコア4.0から4.5はCEFRのB1に相当し、英検2級程度のレベルです。TOEICのL&RスコアではおよそRanging from 550から600点程度に相当します。 IELTSスコア5.0から5.5はCEFRのB1からB2に相当し、英検2級から準一級程度のレベルです。TOEICのL&RスコアではおよそRanging from 600から740点程度に相当します。 IELTSスコア6.0から6.5はCEFRのB2からC1に相当し、英検準一級から1級程度のレベルです。TOEICのL&RスコアではおよそRanging from 740から900点程度に相当します。 IELTSスコア7.0から7.5はCEFRのC1に相当し、英検1級程度のレベルです。TOEICのL&RスコアではおよそRanging from 900から990点程度に相当します。 IELTSスコア8.0から9.0はCEFRのC2に相当し、英検の各級では換算が難しい超上級レベルです。TOEICのL&Rスコアでも換算が難しいレベルとなります。 このようにIELTSと英検準一級は同じB2レベルに位置していますが、試験の形式や測定する技能の範囲が異なるため、どちらが難しいかは受験者の得意分野によっても異なります。TOEICと比較するとIELTSは4技能をすべて測定する点でより総合的な英語力が求められる試験といえます。