
【この記事の監修者:IELTSコーチ塾長竹本明弘】
これまでIELTSで目標スコア達成に向けて小学生から大人まで500名以上の方に対して様々な形で伴走してきました。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのそれぞれの対策からIELTSでの目標達成に向けて実際にやって良かったことや実際の難易度なども含めてわかりやすく解説します。
IELTS7.5のレベルと難易度を英検・TOEIC・TOEFLなどの英語資格と徹底比較しながら解説します。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング各技能のレベルや換算スコアも詳しく紹介します。
IELTS7.5のレベルはどれくらいなのかを気にしている方はとても多いです。
IELTS7.5は、TOEICや英検などと比べてどのくらいの位置づけなのかを知ることで、自分の英語学習の目標をより明確に設定することができます。
この記事では、IELTS7.5のレベルと難易度を、英検・TOEIC・TOEFLなどの他の英語資格と比較しながらわかりやすく解説します。
IELTS7.5のレベルと難易度
IELTS7.5のレベルは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)においてC1レベルに相当する非常に高度な英語力を求められる試験です。
C1レベルというのは、英語を実践的かつ流暢に使いこなすことができる上級者のレベルとされています。日本人の平均的なIELTSスコアが約5.8から5.9程度であることを考えると、IELTS7.5はその平均をはるかに上回る高水準のスコアです。
具体的には、IELTS7.5を取得するためには、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングのすべての技能において非常に高い英語力が求められます。特に4技能の平均がオーバーオールスコアとなるため、どれか一つの技能が極端に低いと7.5には届きません。
IELTS7.5の難易度について端的に述べると、英語を母語としない学習者にとっては相当な努力と準備が必要なレベルです。海外の有名大学院への進学や、英語圏での高度な専門職への就職を目指す方が目標とするスコアの一つです。
IELTS7.5のリスニングのレベルと難易度を英検と比較
IELTS7.5のリスニングのバンドスコアを達成するためには、リスニングセクションで40問中35問から36問程度の正解が必要とされています。
このレベルを英検と比較すると、英検1級のリスニングレベルに相当します。英検1級のリスニングでは、ニュースやドキュメンタリー、大学の講義など社会性の高い内容を正確に聞き取る力が求められます。
IELTS7.5のリスニングは、Part4の学術的な講義形式の音声が特に難しく、聞き慣れないアクセントや専門用語も含まれます。英検1級のリスニングと同様に、抽象度の高いトピックを素早く理解する力が必要となります。
IELTS7.5のリスニングのレベルと難易度をTOEICと比較
IELTS7.5のリスニングレベルをTOEICと比較すると、TOEIC L&Rのリスニングパートで満点近くのスコアを取れるほどの実力が必要です。
TOEICのリスニングは主に日常会話やビジネス場面の会話が中心ですが、IELTS7.5のリスニングでは学術的な講義や複数人によるディスカッションなど、より難易度の高い音声が出題されます。
TOEIC L&Rのリスニングで470点から495点程度を取れる人がIELTS7.5のリスニングに相当すると考えることができます。ただし、IELTSのリスニングはイギリス英語やオーストラリア英語のアクセントが多用されるため、TOEICとは対策が異なる点に注意が必要です。
IELTS7.5のリスニングのレベルと難易度をTOEFLと比較
IELTS7.5のリスニングレベルをTOEFLと比較すると、TOEFL iBTのリスニングセクションで24点から28点程度のスコアに相当するレベルです。
TOEFL iBTのリスニングは大学の講義形式が中心で、IELTSのPart4に近い形式です。どちらも学術的な英語力が問われる試験となっており、難易度の面では非常に近いといえます。
ただし、TOEFLはアメリカ英語が中心であるのに対して、IELTSはイギリス英語やオーストラリア英語のアクセントも含まれるため、リスニングの難しさの性質が多少異なります。IELTS7.5のリスニングを目指すには、多様な英語のアクセントに慣れることが重要です。
IELTS7.5のリーディングのレベルと難易度を英検と比較
IELTS7.5のリーディングのバンドスコアを達成するためには、リーディングセクションで40問中30問から31問程度の正解が必要です。
このレベルを英検と比較すると、英検1級のリーディングレベルに相当します。英検1級のリーディングでは、学術的な論文や専門的な雑誌記事を読んで内容を理解する力が問われます。
IELTS7.5のリーディングでは、各パッセージが約900語程度の長文で構成されており、TRUE・FALSE・NOT GIVENの問題形式など英検にはない独特の出題形式があります。英検1級と同様に、難易度の高い語彙や複雑な論理展開を素早く読み取る力が必要となります。
IELTS7.5のリーディングのレベルと難易度をTOEICと比較
IELTS7.5のリーディングレベルをTOEICと比較すると、TOEIC L&Rのリーディングパートで450点から495点程度のスコアに相当するレベルです。
TOEICのリーディングはビジネスメールや告知文など実務的な文章が中心ですが、IELTS7.5のリーディングでは科学・社会・人文科学などの学術的な長文が出題されます。
TOEICは語彙レベルや文法レベルよりも速読力や処理スピードが重視されますが、IELTS7.5のリーディングでは高度な語彙力と論理的な読解力が求められます。そのため、TOEIC満点レベルであってもIELTS7.5のリーディングには別途対策が必要なことが多いです。
ielts7.5のリーディングのレベルと難易度をTOEFLと比較
IELTS7.5のリーディングレベルをTOEFLと比較すると、TOEFL iBTのリーディングセクションで24点から28点程度のスコアに相当するレベルです。
TOEFL iBTのリーディングも学術的な長文が出題されるため、IELTSとの相性は比較的よいとされています。どちらも大学院レベルの英語読解力を問う試験としての性格が近いといえます。
ただし、IELTS7.5のリーディングはTRUE・FALSE・NOT GIVENや見出し選択など独特の問題形式への慣れが必要であり、TOEFLとは対策が異なる部分もあります。IELTS7.5を目指すなら、IELTS特有の問題形式に繰り返し取り組むことが合格への近道です。
ielts7.5のライティングのレベルと難易度を他の英語資格と比較
IELTS7.5のライティングレベルは、4技能の中でも特に高い英語力が求められるセクションです。
ライティングはTask1とTask2の2種類で構成されており、Task1ではグラフや図表の説明を150語以上、Task2ではエッセイを250語以上書くことが求められます。IELTS7.5のライティングでは、語彙の豊富さ・文法の多様性・論理的な構成力のすべてで高いレベルが求められます。
英検と比較すると、英検1級のライティングを大きく上回るレベルです。TOEICにはライティング専用テストがあり、TOEIC Writingで170点から200点程度のレベルに相当します。TOEFLとの比較ではTOEFL iBTのライティングで24点から27点程度のレベルに相当し、IELTS7.5のライティングはアカデミックな英語でまとまった文章を論理的に展開できる高度なスキルが必要です。
特にIELTS7.5のライティングでは、同じ表現を繰り返すのではなく、多様な語彙や文法表現を使って自分の意見を説得力を持って表現することが求められます。テンプレートに頼りすぎるのではなく、自分の言葉で柔軟に表現できる力が合否を分けるポイントとなります。
ielts7.5のスピーキングのレベルと難易度を他の英語資格と比較
IELTS7.5のスピーキングレベルは、英語を流暢かつ論理的に話すことができる上級者のレベルです。
スピーキングは試験官との1対1の対面形式で行われ、Part1からPart3まで構成されています。IELTS7.5のスピーキングを達成するためには、流暢さ・語彙の豊富さ・文法の正確さ・発音の明瞭さの4つの評価基準すべてで高いスコアを取る必要があります。
英検と比較すると、英検1級の二次試験スピーキングに近いレベルです。英検1級のスピーキングでは社会的なテーマについて論理的に話す力が求められますが、IELTS7.5のPart3でも同様に社会問題や抽象的なテーマについて自分の意見を深く掘り下げて話すことが求められます。
TOEFLと比較すると、TOEFL iBTのスピーキングセクションで24点から26点程度のレベルに相当します。ただし、TOEFLはマイクに向かって話す形式ですが、IELTSは試験官と実際に会話をする形式であるため、コミュニケーション能力の面でより高い実践的な英会話力が求められます。IELTS7.5のスピーキングでは、少しの文法ミスがあっても流暢に止まらずに話し続けることができるレベルを目指すことが大切です。
IELTS7.5と他の英語資格の換算まとめ
IELTS7.5のスコアを他の英語資格と換算すると、おおよそ以下のレベルに相当します。
TOEIC L&Rとの比較では、IELTS7.5はTOEIC L&Rで900点から990点程度のレベルに相当します。ただし、TOEICはリスニングとリーディングの2技能のみを測定する試験であり、IELTS7.5はスピーキングとライティングを含む4技能すべてを測定する試験であるため、単純な比較には限界があります。
TOEFL iBTとの比較では、IELTS7.5はTOEFL iBTで95点から114点程度のレベルに相当します。どちらも海外大学院への進学を目指す方が目標とするスコアであり、高い学術的英語力が求められます。
英検との比較では、IELTS7.5は英検1級レベルのCEFR C1に相当します。英検1級は日本国内でも非常に難易度の高い英語資格であり、IELTS7.5と同様に取得者は英語上級者として評価されます。
IELTS7.5を取得するメリット
IELTS7.5を取得することには、英語学習者にとって多くのメリットがあります。
まず、海外の大学院への進学において非常に有利です。多くの海外大学院では出願要件としてIELTS6.5から7.0程度が求められますが、IELTS7.5を持っていることで非常に競争力の高い出願が可能になります。特にイギリスやオーストラリアの一流大学の大学院を目指す方には、IELTS7.5は大きな武器となります。
また、英語を使う職種への就職や転職においても有利に働きます。外資系企業や国際機関、翻訳・通訳などの専門職において、IELTS7.5のスコアは高い英語力の証明として評価されます。
日本国内の大学入試においても、英検利用入試を採用している大学でIELTSスコアが使えることがあります。IELTS7.5は英検1級相当のスコアとして認定されることが多く、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私立大学の受験で有利に働く可能性があります。
IELTS7.5に関するよくある質問
IELTS7.5はどのくらいの偏差値に相当しますか
IELTS7.5のレベルは、大学受験の英語偏差値に換算すると偏差値70以上の難関大レベルに相当します。早慶レベルの英語力を持つ受験生でも、IELTS特有の問題形式への対策なしには達成が難しいスコアです。
IELTS7.5を取得するには何ヶ月かかりますか
IELTS5.0から7.5を目指す場合、一般的に12ヶ月から24ヶ月程度の学習期間が必要とされています。現在の英語力によって大きく異なりますが、毎日2時間から3時間の学習を継続することが重要です。すでにTOEIC900点以上のレベルがある方は、6ヶ月から12ヶ月程度でIELTS7.5に到達できる可能性があります。
IELTS7.5はTOEICの何点に相当しますか
IELTS7.5はTOEIC L&Rで900点から990点程度に相当するとされています。ただし、TOEICは2技能のみを測定するため、4技能を測定するIELTSとの直接比較には限界があります。IELTS7.5にはライティングとスピーキングの高い英語力も必要であるため、TOEIC高得点者でもIELTS7.5取得には別途対策が必要です。
IELTS7.5を取るとどんな大学院に入れますか
IELTS7.5があれば、イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学、オーストラリアの主要大学の大学院など、世界トップクラスの大学院への出願が可能になります。多くの一流大学院の英語要件はIELTS6.5から7.0程度であるため、IELTS7.5はそれを大きく上回るスコアとして非常に有利に働きます。
IELTS7.5と英検1級ではどちらが難しいですか
どちらも同じC1レベルに相当する非常に難しい試験ですが、試験の性質が異なります。英検1級は語彙問題や英作文が中心ですが、IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能すべてで高いレベルが求められます。特にIELTSのスピーキングは試験官との対面形式であるため、実践的な英会話力が必要です。また、IELTSはイギリス英語のアクセントに慣れる必要があるなど、英検1級とは異なる対策が求められます。
IELTS7.5の勉強に何から始めればよいですか
IELTS7.5を目指すなら、まずCambridge IELTS公式問題集で現在の自分のスコアを確認することから始めることをおすすめします。その結果をもとに、自分の弱点セクションを特定し、そこを重点的に対策することが効率的な勉強の第一歩です。語彙力の強化と並行して、IELTS特有の問題形式に慣れることが合格への最短ルートとなります。



