英検準一級の2次試験の合格率を解説します。また英検準一級の全体の合格率から他の級の合格率も比較しながら解説します。英検準一級の実際の世代ごとの合格率から合格ラインと合格点もまとめて解説します。
英検準一級の合格率
結論から述べると英検準一級の合格率は1次試験が約15%、2次試験が約80%です。
英検準一級の1次試験の合格率は約15%であり、およそ7人に1人が合格する試験です。これに対して英検準一級の2次試験は合格率が約80%となるため、5人中4人が受かるほど比較的高い合格率となっています。
そのため英検準一級は1次試験に合格できれば高い確率で英検準一級の2次試験にも合格できると考えて良いです。ただし、公益財団法人日本英語検定協会は2016年度以降、英検準一級を含む各級の合格率を公式に発表していません。そのため最新の正確な合格率は不明ですが、試験の難易度や出題形式に大きな変更がないことから、過去のデータと大きく変わらないと推測されます。
英検準一級の合格率が低い理由は、英検2級と比較して求められる語彙力や読解力、リスニング力が飛躍的に高くなるためです。英検2級の合格に必要な語彙数が約5000語であるのに対し、英検準一級では約7500語から9000語の語彙力が必要とされます。
英検準一級の1次試験の合格率
英検準一級の1次試験の合格率は約15%です。これは英検2級の1次試験合格率が約25%であることと比較すると、明らかに難易度が高いことがわかります。
英検準一級の1次試験ではリーディング、リスニング、ライティングの3技能が測定されます。特にライティングは配点が高く、英検準一級の合格者のほとんどがライティングで8割以上の得点を取得しています。そのため英検準一級の1次試験で合格率を上げるには、ライティング対策が非常に重要になってきます。
英検準一級の1次試験の合格率が低い最大の理由は、語彙問題の難易度が非常に高いことです。リーディングの第1問である語彙問題では、日常生活ではあまり使用しない専門的な単語や熟語が出題されます。この部分だけで英検2級よりも約2000語から3000語多く覚える必要があるため、多くの受験者がここで苦戦します。
また英検準一級の1次試験では長文読解の分量も大幅に増加します。限られた時間内で正確に読解し、ライティングに十分な時間を残す必要があるため、速読力も求められます。これらの要素が組み合わさることで、英検準一級の1次試験の合格率は15%という低い水準になっています。
英検準一級の2次試験の合格率
英検準一級の2次試験の合格率は約80%です。一部のデータでは約90%という報告もありますが、いずれにしても1次試験と比較すると非常に高い合格率となっています。
英検準一級の2次試験は面接形式で実施され、試験時間は約8分間です。4コマのイラストを2分間で説明するナレーション問題と、イラストや社会性のあるトピックに関する質問に答える形式となっています。この高い合格率は、1次試験を突破した受験者が既に十分な英語力を持っていることを示しています。
英検準一級の2次試験で合格率が高い理由は、1次試験ほど語彙力の差が結果に影響しないためです。2次試験では流暢さよりも、論理的に自分の意見を述べられるかどうかが評価されます。完璧な文法や高度な表現を使う必要はなく、自信を持って自分の考えを伝えることが重要です。
ただし英検準一級の2次試験の合格率が高いからといって、対策なしで臨むのは危険です。ナレーション問題では決まった構成があり、質疑応答では社会問題について自分の意見を述べる練習が必要です。しっかりと準備をすれば、英検準一級の2次試験の高い合格率の恩恵を受けることができます。
英検準一級の合格点と合格ライン
英検準一級の合格点は1次試験が2250点満点中1792点、2次試験が750点満点中512点です。これはCSEスコアという共通の評価基準で算出されます。
英検準一級の合格ラインはパーセンテージで表すと1次試験が約80%、2次試験が約68%となります。ただし、CSEスコアは単純な正答率ではなく、受験者全体の得点分布を考慮して算出されるため、実際の正答率とは異なる場合があります。この仕組みにより、英検準一級の合格点は回によって変動せず、常に一定のラインが保たれています。
英検準一級の1次試験ではリーディング、リスニング、ライティングの3技能それぞれが750点満点で評価されます。合格ラインの1792点を達成するには、各技能で約600点程度を取得する必要があります。しかし、実際には得意な技能で高得点を取り、苦手な技能をカバーする戦略も有効です。
特に英検準一級の合格点を目指す上で重要なのは、ライティングで高得点を取ることです。ライティングは採点基準が明確で、対策をすれば確実に点数を伸ばせる分野です。英検準一級の合格者の多くは、ライティングで8割以上の得点を獲得し、他の技能の不足分を補っています。
英検準一級の世代別の合格率
英検準一級の世代別の合格率を見ると、高校生の1次試験合格率は約15%から18%です。これは全体の合格率とほぼ同じ水準となっています。
高校生の英検準一級の受験者数は2016年度で約12000人であり、英検2級の受験者数が約85000人であることと比較すると、かなり少数です。これは英検準一級が高校卒業レベルを超える難易度であり、英語が得意な生徒や帰国子女、交換留学経験者などが中心に受験していることを示しています。そのため高校生の英検準一級の合格率は、ハイレベルな受験者層の中での競争となっています。
中学生が英検準一級を受験するケースは非常に稀ですが、英語教育に力を入れている家庭や帰国子女の中には合格者もいます。中学生の英検準一級の合格率に関する公式データはありませんが、高校生よりもさらに限られた層が挑戦していると考えられます。
社会人の英検準一級の合格率については、具体的なデータは公表されていません。しかし、社会人の場合は仕事や実生活で英語を使用している方が多く、特にビジネス英語に慣れている方は、英検準一級のテーマにも対応しやすい傾向があります。平日の勉強時間が限られる分、効率的な学習計画が英検準一級の合格率を左右します。
大学生の英検準一級の受験者も多く、就職活動でのアピール材料として取得を目指す学生が増えています。大学生は比較的勉強時間を確保しやすく、また英語の授業で基礎が固まっているため、計画的に学習すれば英検準一級の合格率を高めることができます。
英検準一級の2次試験に落ちるよくある原因
英検準一級の2次試験に落ちる原因の第1位は、ナレーション問題で時間配分を間違えることです。4コマのイラストを2分間で説明する必要がありますが、最初のコマに時間をかけすぎて最後まで到達できない受験者が多くいます。
英検準一級の2次試験で不合格になる2つ目の原因は、質問に対して的確に答えられないことです。特に社会問題に関する質問では、自分の意見を明確に述べることが求められます。曖昧な回答や、質問とずれた内容を答えてしまうと、英検準一級の2次試験の合格率が高いにもかかわらず不合格となってしまいます。
英検準一級の2次試験に落ちる3つ目の原因は、声が小さすぎたり、アイコンタクトが取れないなど、態度面での減点です。英検準一級の2次試験では、英語力だけでなくコミュニケーション能力も評価されます。緊張して下を向いたまま話したり、早口になりすぎると、内容が良くても印象が悪くなります。
英検準一級の2次試験で失敗する4つ目の原因は、準備不足です。2次試験の合格率が高いことから油断して、十分な練習をせずに臨む受験者がいます。しかし、ナレーションの構成や質疑応答の型を知らないと、本番で慌ててしまいます。英検準一級の2次試験は合格率が高いからこそ、きちんと準備をすれば確実に合格できる試験です。
英検準一級の2次試験に落ちる最後の原因は、沈黙してしまうことです。答えに詰まったときに何も言わずに沈黙すると、大きな減点となります。完璧な答えでなくても、何か話し続けることが重要です。英検準一級の2次試験では、流暢さよりも諦めずにコミュニケーションを取ろうとする姿勢が評価されます。
よくある質問
英検準一級の合格率は年々変わっていますか
英検準一級の合格率は2016年度以降公式に発表されていないため、最新の正確な数値は不明です。ただし、試験の難易度や形式に大きな変更がないことから、過去の約15%という合格率から大きく変動していないと推測されます。
英検は受験方式が多様化しており、従来型の会場実施に加えて英検S-CBTなども導入されています。そのため、単純に過去のデータと比較することが難しくなっていますが、合格に必要な英語力の基準自体は変わっていません。英検準一級の合格率が大幅に変動することは考えにくいため、約15%という数値を目安として対策を進めることができます。
英検準一級の合格率は他の級と比べてどうですか
英検準一級の合格率は約15%であり、英検2級の約25%と比較して約10ポイント低くなっています。これは英検準一級が大学中級程度のレベルであり、英検2級の高校卒業程度から大きく難易度が上がることを示しています。
英検1級の合格率は約10%程度とされており、英検準一級の合格率よりもさらに低くなっています。一方、英検準2級の合格率は約35%程度、英検3級は約55%程度と、級が下がるにつれて合格率は高くなります。このように英検準一級の合格率15%という数字は、上位の級の中でも特に合格が難しい水準であることがわかります。
英検準一級の1次試験と2次試験の合格率の差はなぜこんなに大きいのですか
英検準一級の1次試験の合格率が約15%、2次試験の合格率が約80%と大きな差がある理由は、1次試験を突破した時点で受験者が十分な英語力を持っているためです。
英検準一級の1次試験では語彙力、読解力、リスニング力、ライティング力が総合的に評価されます。この試験に合格した受験者は、既に英検準一級レベルの基礎的な英語力を有していると判断されます。そのため、2次試験では基本的なコミュニケーション能力があれば合格できる仕組みとなっており、英検準一級の2次試験の合格率が高くなっています。
また、英検準一級の2次試験は面接官との対話形式であり、完璧な英語を話す必要はありません。多少の文法ミスや発音の不正確さがあっても、意思疎通ができれば合格点に達します。この採点の柔軟性も、英検準一級の2次試験の合格率が高い理由の一つです。
英検準一級の合格率を上げるにはどの分野を重点的に勉強すべきですか
英検準一級の合格率を上げるために最も重点的に勉強すべき分野はライティングです。英検準一級の合格者のほとんどがライティングで8割以上の得点を取得しており、この分野で高得点を取ることが合格への近道となります。
ライティングは採点基準が明確で、構成や使用する表現をパターン化することで短期間で得点を伸ばすことができます。英検準一級の合格率を高めるには、まずライティングの型を身につけ、確実に高得点を取れるようにすることが重要です。その上で、リスニングのPart1とPart3で7割程度の得点を目指す戦略が効果的です。
リーディングの語彙問題は難易度が高く、満点を目指すのは効率的ではありません。むしろ長文読解で確実に得点し、語彙問題は6割程度でも良いと割り切ることで、英検準一級の合格率を高めることができます。
英検準一級の2次試験の合格率が高いのに落ちる人はどんな人ですか
英検準一級の2次試験の合格率が約80%と高いにもかかわらず落ちてしまう人は、準備不足で臨んだ人が多いです。2次試験は1次試験ほど難しくないという油断から、十分な練習をせずに本番を迎えてしまいます。
特にナレーション問題の構成を理解していない、質疑応答での答え方のパターンを練習していない、といった基本的な準備不足が原因で不合格になるケースが多くあります。英検準一級の2次試験は合格率が高いからこそ、基本的な対策さえすれば確実に合格できる試験です。逆に言えば、最低限の準備もせずに臨むと、高い合格率の恩恵を受けられません。
また、極度に緊張してしまい、本来の実力を発揮できない人も不合格になりがちです。英検準一級の2次試験では、完璧な英語を話すことよりも、落ち着いてコミュニケーションを取る姿勢が重要です。事前に模擬面接を繰り返し、本番の雰囲気に慣れておくことで、英検準一級の2次試験の高い合格率をしっかりと活かすことができます。
英検準一級の合格率は受験時期によって変わりますか
英検準一級の合格率が受験時期によって大きく変わることはありません。英検は年3回実施されていますが、どの回も同じ基準で採点されており、合格点も固定されています。
ただし、受験者層は時期によって多少異なる傾向があります。第1回検定は新年度が始まったばかりで受験者数が比較的少なく、第2回検定は夏休み明けで受験者数が最も多くなります。第3回検定は冬休み期間と重なり、高校3年生や大学生の受験者が多くなります。しかし、これらの傾向が英検準一級の合格率に直接影響することはなく、どの時期に受験しても合格の難易度は変わりません。
英検準一級の合格を目指すなら、受験時期よりも自分の準備期間を十分に確保できるタイミングを選ぶことが重要です。一般的には3ヶ月から6ヶ月の学習期間を設けて、計画的に対策を進めることで、英検準一級の合格率を自分にとって最も高めることができます。



