英検3級の2次試験の合格率を解説します。また英検3級の全体の合格率から他の級の合格率も比較しながら解説します。英検3級の実際の世代ごとの合格率から合格ラインと合格点もまとめて解説します。
英検3級の合格率
結論から述べると英検3級の合格率は50%から55%程度です。
英検3級は中学卒業レベルの英語力を測る試験として位置づけられており、受験者の2人に1人が合格する計算になります。この英検3級の合格率は2011年から2015年までの公式データに基づいており、その後も試験の難易度に大きな変更はないため、現在も同程度の英検3級の合格率で推移していると考えられます。
英検3級の試験は一次試験と二次試験の2段階で構成されています。一次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能が評価され、二次試験では面接形式でスピーキング能力が測定されます。英検3級の全体の合格率は約50%ですが、一次試験と二次試験ではそれぞれ合格率が大きく異なります。
英検3級は英検5級や4級と異なり、4技能すべてが評価される試験です。そのため総合的な英語力が求められる試験となっており、しっかりとした対策が必要になります。英検3級の合格率50%という数字は決して低くはありませんが、逆に言えば半数の受験者が不合格になっているという事実も忘れてはいけません。
英検3級の1次試験の合格率
英検3級の一次試験の合格率は約50%から55%です。
2011年から2015年までに公表されたデータに基づく英検3級の一次試験の合格率は、50%程度となっています。2011年から2015年まで英検3級の一次試験の合格率が50%を下回った年はなく、受験者の2人に1人以上は合格していたことが分かります。英検3級の過去の問題と現在の問題で英語レベルに大きな違いはなく、現在も英検3級の合格率に大幅な変化はないと考えられます。
英検3級の一次試験は合格のために正答率6割から7割程度が目安となります。CSEスコアという評価基準では1650点満点中1103点以上で合格となり、各技能である リーディング、リスニング、ライティングがそれぞれ550点満点となっています。英検3級の一次試験では技能ごとに問題数も異なるため、1問あたりのスコアへの影響は異なります。
英検3級の一次試験で特に注目すべき点は、ライティングの配点の高さです。ライティングはわずか2題で550点分を占めるため、1問あたりの配点ウェイトが極めて高くなっています。英検3級の一次試験ではリーディングやリスニングで多少失点しても、ライティングで高得点を取ることができれば十分に合格点に到達できます。
英検3級の2次試験の合格率
英検3級の二次試験の合格率は約90%以上です。
英検3級の二次試験だけの合格率を見ると90%を超えており、多くの人が英検3級の一次試験で落ちていることがわかります。英検3級の二次試験も極端に試験内容が難しくなったり易しくなったりはしていないので、現在も英検3級の二次試験のみの合格率は90%程度と推測されます。英検3級は一次試験さえ突破すれば9割は受かるという傾向が続いています。
英検3級の二次試験の合格基準はCSEスコアで550点満点中324点です。つまり素点に換算すると、おおよそ6割程度の得点が目安となります。英検3級の二次試験では音読、質疑応答、態度の3つの観点から評価され、特定の項目ができなかったとしても他の部分でカバーすることが可能です。
英検3級の二次試験は多くの受験者にとって初めての英語面接となる級です。そのため評価基準も完璧な英語より、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が重視されます。入退室の作法や音読、質疑応答の型をしっかり対策しておけば、英検3級の一次試験を突破した実力がある人なら、ほぼ確実に合格を掴み取れるスコア設定になっています。
英検3級の合格点と合格ライン
英検3級の合格点は一次試験が1650点満点中1103点以上、二次試験が550点満点中324点以上です。
英検3級の一次試験はリーディング、リスニング、ライティングの各項目が550点満点となっています。トータル1650点満点中1103点以上で英検3級の一次試験に合格となります。英検3級では技能ごとに問題数も異なるため、1問あたりのスコアへの影響は異なりますが、全体として正答率6割から7割程度が合格ラインの目安です。
英検3級の合格ラインで重要なのは、各技能でバランスよく点数を取る必要がある点です。例えばリーディングで6割取れなくても、リスニングやライティングでカバーできれば英検3級に合格できます。特に小学生であれば、リスニングに強い子が多く高得点を取れる傾向が強いです。
英検3級の二次試験の合格ラインは550点満点中324点で、素点に換算すると約6割程度の得点が目安です。英検3級の面接の評価は音読、質疑応答、態度の観点から行われ、各項目がCSEスコアに換算されます。特定の項目ができなかったとしても、他の部分でカバーすることが可能なため、英検3級の二次試験の合格ラインは比較的到達しやすい設定となっています。
英検3級の世代別の合格率
英検3級は学生が圧倒的に多く受験する試験で、受験生全体に占める学生の割合は91.1%です。
学生の中でも中学生と高校生の占める割合が非常に高く、学生のうち中学生と高校生で94.6%を占めています。英検3級は中学校で学ぶレベルの英語力を持っていることの証明となるため、高校受験に間に合うように英検3級に合格しておきたいという中学生が多く受験しています。文部科学省の調査によると、中学3年生で英検3級相当以上を取得していた生徒は約47%でした。
英検3級の受験者数は年間約65万人で安定しており、2010年以降英検3級の受験者数に大きな変動はありません。また英検3級は1級から5級の中で最も志願者の数が多い級です。英検3級の合格者数は年間約35万人前後ですが、英検3級の合格率は年度によってやや差があり、50%から55%程度で推移しています。
英検3級は3回の受験回のうち第3回の受験者が最も少なく、第2回の受験者が最も多い傾向にあります。この傾向は5級や4級とは明確に異なり、理由は中学3年生が高校受験に間に合うように英検3級に合格しておきたいということで受験するケースが多いためと考えられます。英検3級を持っていることにより受験で優遇措置がとられるような学校もあります。
英検3級の2次試験に落ちるよくある原因
英検3級の二次試験に落ちる最大の原因は緊張で黙ってしまうことです。
黙るということは何も回答しないということなので、部分点すらもらえず大きな失点につながる恐れがあります。1回黙ってしまうだけで落ちるとまでは言い切れませんが、黙ることが多ければ英検3級の二次試験に落ちる可能性が高まります。練習や準備が不足していると緊張は高まり、パニックで黙ってしまうことがあるのです。
英検3級の二次試験に落ちる原因の2つ目は、声が小さくアイコンタクトがないことです。態度の減点や、声を聞き取ってもらえないことで、当たっているのに不正解と判断されるおそれもあります。声の小ささやアイコンタクトが取れないのは自信がないからで、英語を話す練習を重ねて面接の雰囲気や試験問題になれてしまえば改善されます。
英検3級の二次試験に落ちる原因の3つ目は、質問を2回以上聞き返すことです。質問を聞き返すことは問題ありませんが、1つの質問につき1回までにしましょう。2回以上聞くと聞き取る力がないと判断され、完璧に回答しても減点されてしまいます。3回聞き返すと次の質問に進まれてしまい、質問に答えられないため1点扱いとなります。
英検3級の二次試験に落ちる原因の4つ目は、事前知識の不足です。面接官とのやり取りの流れを把握しておらず上手く答えられなかったり、自分が発言すべき場面だと分からず意図せずよくない態度を取ってしまったりします。質問に合っていない、ちぐはぐな回答をしてしまうことも英検3級の二次試験に落ちる原因となります。
英検3級の二次試験に落ちる原因の5つ目は、実践練習の不足です。自分の考えを英語を話すことに慣れていない場合、思うように英語表現が口から出てこないものです。保護者や先生などに面接官役を依頼し、実践練習を重ねることが英検3級の二次試験合格には不可欠です。英検二次試験の経験者350名に取ったアンケートでは、合格者の83.9%が本番と同じ流れの実戦練習を行っていました。
よくある質問
質問1:英検3級の合格率は公表されていますか
英検3級の合格率は現在公表されていません。2016年度から英検CSEスコアという評価基準の導入により、英検3級の合格率は協会側から発表されなくなりました。しかし2015年度までは英検3級の合格率が発表されており、そのデータから現在の英検3級の合格率を推測することは可能です。
過去のデータでは英検3級の合格率は50%から55%程度で推移していました。英検3級の内容が大幅に難しくなったり易化したりはしていないため、現在も英検3級の合格率は大幅に変わることは考えにくく、50%程度と予測されます。英検3級の受験者数は毎年約60万人なので、約30万人が合格する計算となります。
質問2:英検3級の一次試験と二次試験ではどちらが難しいですか
英検3級では一次試験の方が二次試験よりも難しく、合格率も低くなっています。英検3級の一次試験の合格率は約50%であるのに対し、二次試験の合格率は約90%以上です。英検3級において難しいのはむしろ一次試験の方で、二次試験である面接の難易度はそれほど高くありません。
英検3級の一次試験に合格して、きちんと二次試験の対策を行えば、高い確率で英検3級の二次試験にも合格できます。英検3級は一次試験さえ突破すれば9割は受かるという傾向が変わらないため、まずは英検3級の一次試験の対策を重点的に行うことが重要です。
質問3:英検3級に合格するために必要な勉強時間はどれくらいですか
英検3級に合格するために必要な勉強時間は、現在の学習状況により異なりますが、15時間から200時間程度が目安です。中学3年生レベルの英語学習を終えている方なら、15時間前後の勉強で英検3級に合格できる可能性があります。ポイントを押さえて学習すれば英検3級の合格は不可能ではないため、きちんと試験対策をして臨みましょう。
英検3級の単語学習では約2100語から2600語程度の語彙力が必要とされています。毎日の単語学習とリスニング練習を継続することが英検3級の合格への近道です。英検3級のライティングでは型を覚えることで得点が安定するため、比較的短期間で対策が可能な分野となっています。
質問4:英検3級の二次試験で緊張しないためにはどうすればいいですか
英検3級の二次試験で緊張しないためには、実践練習を重ねることが最も効果的です。面接の流れが頭に入るまで模擬練習をすれば、落ち着いて本番に挑めます。英検二次試験の経験者へのアンケートでは、不合格者の57.9%が落ちた原因は実戦練習の不足と感じています。
英検3級の二次試験の練習では、誰かを面接官に見立てた模擬練習が欠かせません。家族や友達でもいいですが、英語のプロではないし緊張感も今一つです。そんな悩みを一発で解決できるのがオンライン英会話で、無料体験だけでも十分な練習効果が期待できます。本番と同じ流れで練習してない人と圧倒的な差が生まれます。
質問5:英検3級の二次試験で質問が聞き取れなかった場合はどうすればいいですか
英検3級の二次試験で質問が聞き取れなかった場合は、1回だけなら聞き返すことができます。ただし1つの質問につき聞き返しは1回までにしましょう。2回以上聞くと聞き取る力がないと判断され、完璧に回答しても減点されてしまいます。英検3級の二次試験では3回聞き返すと次の質問に進まれてしまい、質問に答えられないため1点扱いとなります。
また英検3級の二次試験では沈黙を埋めるためのフレーズも使っていくと効果的です。黙ってしまうことは失点につながるため、分からなくても焦らずに伝えようとする気持ちを出すことが重要です。英検3級の二次試験では完璧な英語よりコミュニケーションを取ろうとする姿勢が重視されます。
質問6:英検3級のライティングで高得点を取るコツは何ですか
英検3級のライティングで高得点を取るコツは、型を覚えることです。ライティングはわずか2題で550点分を占めるため、1問あたりの配点ウェイトが極めて高くなっています。英検3級のライティングでは書き出しの表現、使える熟語、結論の型を事前に準備しておくと効率的に得点できます。
英検3級のライティングでは2024年度から問題形式がリニューアルされ、Eメール問題と意見論述問題の2問となりました。Eメール問題は与えられたメールへの返信として15語から25語の英文を書く問題で、内容、語彙、文法の3つの観点から採点されます。意見論述問題では自分の意見を論理的に述べる力が求められます。
質問7:中学生で英検3級を取得するメリットは何ですか
中学生で英検3級を取得するメリットは、高校受験で有利になることです。中学受験や高校受験のチャンスが広がることも英検3級取得のメリットの1つです。英検を入試に活用している学校は少なくなく、中学受験の出願までに英検3級を取得しておくと優遇措置を受けられる可能性があります。
英検3級は中学卒業程度のレベルとされており、学校によっては英検3級を持っていることにより受験で優遇措置がとられるような場合もあります。文部科学省の調査によると、中学3年生で英検3級相当以上を取得していた生徒は約47%となっており、中学生の英語力は年々向上しています。英検3級は中学校で学ぶレベルの英語力を持っていることの証明となります。


