英検1級の合格に求められる単語数と単語レベルを紹介します。また英検1級のレベルと難易度からおすすめの英単語帳からおすすめの英単語の覚え方も紹介します。英検1級の単語数と単語レベルをTOEICや他の英語資格とも比較しながら解説します。
英検1級のレベルと難易度
英検1級は英語検定の最高峰であり、大学上級程度のレベルです。
合格するためには広範囲にわたる社会的なテーマについて英語で理解し、自分の意見を論理的に表現できる力が求められます。
合格率は毎回約10%前後と非常に低く、英語学習者の中でも上級者のみが到達できる難関試験です。
CEFRではC1レベルに該当し、これは熟練した言語使用者として認定される国際基準です。
ビジネスシーンや学術分野での高度なコミュニケーション能力が証明されるため、就職や進学において非常に有利な資格となります。
二次試験では2分間のスピーチと質疑応答が課されるため、単に英語を理解するだけでなく、即座に論理的な思考を英語で展開する力が必要です。
英検1級の求められる単語数
結論から述べると英検1級の合格に必要な単語数は約10000語から15000語です。
この単語数は準1級の約7500語から9000語と比較すると、約2倍近い語彙力が求められることを意味します。
義務教育で学ぶ単語数が最大5000語程度であることを考えると、英検1級はその3倍もの語彙を習得する必要があります。
ネイティブスピーカーの語彙数が20000語から30000語であることから、英検1級レベルはネイティブに近い語彙力を持つことの証明となります。
準1級に合格している方でも、さらに3000語から6000語程度の追加学習が必要です。
この膨大な単語数を効率的に習得するためには、計画的な学習スケジュールと適切な勉強法が不可欠です。
英検1級の求められる単語レベル
英検1級で出題される単語のレベルは極めて高度です。
日常会話やビジネスシーンで頻繁に使用される単語だけでなく、学術論文や専門誌で見られるような高度な語彙が多数出題されます。
新聞や雑誌ではあまり目にしないような専門的な単語も含まれており、例えばallay、conjecture、causticといった難解な語彙が登場します。
試験では歴史、経済、心理学、科学技術、医療など幅広い分野から出題されるため、特定分野の専門用語も理解している必要があります。
単語だけでなく熟語も重要で、筆記試験25問中5問程度は熟語問題が出題されます。
見慣れた単語でも熟語として使われると全く異なる意味になることがあるため、単語と熟語をセットで学習することが合格への近道です。
英検1級のおすすめの単語帳2選
英検1級でる順パス単
英検1級でる順パス単は英検対策の定番中の定番として多くの合格者に支持されています。
過去問の詳細な分析に基づいて頻出語を厳選し、でる度A、でる度B、でる度Cの3段階に分類されているため効率的に学習できます。
全ての見出し語に例文が付いているため、単語の意味だけでなく実際の使い方も理解できる構成になっています。
付属の赤シートを使えば語義を隠してチェックできるため、移動時間などのスキマ時間も有効活用できます。
約2400語の単語と熟語が収録されており、この1冊を完璧にすれば英検1級の語彙問題に十分対応できます。
音声データも付属しているため、リスニング対策としても活用できる優れた教材です。
英検分野別ターゲット英検1級単語熟語問題
英検分野別ターゲットは語彙問題に特化した実践的な問題集です。
品詞別に整理された練習問題400問と模擬テスト100問の合計500問が収録されており、実戦力を養成できます。
正解を導くためのポイントや効率的な学習法も紹介されているため、初めて英検1級に挑戦する方にも最適です。
500問の選択肢に登場する語彙をまとめた単語リストが付属しており、復習用教材としても非常に便利です。
問題演習を通じて実際の試験形式に慣れることができるため、本番での得点力向上に直結します。
パス単と併用することで、インプットとアウトプットの両面から語彙力を強化できます。
英検1級のおすすめの単語の覚え方
短時間で高頻度の反復学習
英検1級の単語学習では1つの単語を完璧に覚えることよりも、何度も繰り返し目にすることが重要です。
1日200語から250語を目安に高速で確認していき、わからない単語があっても立ち止まらず先に進みます。
1つの単語に費やす時間は30秒程度に制限し、とにかく多くの単語に触れることを優先します。
同じ単語帳を最低7周することで、うろ覚えだった単語が徐々に定着していきます。
人間の脳は完璧に覚えた1回よりも、うろ覚えでも7回見た方が記憶に残りやすいという特性があります。
この方法なら1日50分程度の学習時間で、約2ヶ月間で2000語以上の単語を習得できます。
例文と一緒に覚える
単語を例文とセットで覚えることで、単語の意味だけでなく実際の使い方も同時に習得できます。
例文を音読することで聴覚も刺激されるため、リスニング力とスピーキング力も同時に向上します。
定型表現的な例文を覚えることで、ライティングやスピーキングでの表現力が格段に上がります。
単語帳の例文を活用するだけでなく、英字新聞や洋書で出会った単語を自分なりの例文にまとめるのも効果的です。
文脈の中で単語を理解することで、似たような意味の単語でも使い分けができるようになります。
例文ごと覚えることで、試験本番でも自然な英文を素早く組み立てられるようになります。
英文を大量に読む
英検1級レベルの語彙力を身につけるためには、単語帳だけでなく実際の英文を大量に読むことが不可欠です。
TIMEやNewsweekなどの週刊誌、BBC、CNNなどのニュースサイトを日常的に読む習慣をつけましょう。
知らない単語が出てきても辞書をすぐに引かず、文脈から意味を推測する練習をすることが重要です。
一定の区切りまで読んだ後で辞書を引いて確認することで、読解力と語彙力を同時に高められます。
幅広い分野の英文に触れることで、試験で出題される多様なトピックに対応できる力がつきます。
毎日30分でも英文を読む習慣を続けることで、3ヶ月後には読解スピードと理解度が飛躍的に向上します。
音声を活用した学習
CDや音声データ付きの単語帳を活用し、耳からも単語を覚えることが非常に効果的です。
視覚だけでなく聴覚も使って学習することで、記憶の定着率が大幅に向上します。
単語を聞きながら声に出して繰り返すことで、発音も同時に習得できます。
通勤通学時間や家事をしながらでも音声学習ができるため、スキマ時間を有効活用できます。
リスニング試験でも高度な語彙が使われるため、音声での学習は一石二鳥の効果があります。
二次試験のスピーキングテストでも正確な発音が求められるため、音声学習は欠かせません。
英検1級とTOEICの単語レベルを比較
必要な単語数の違い
TOEICで高得点を取るために必要な単語数は約9000語から10000語程度です。
一方、英検1級では12000語から15000語レベルまでの語彙が求められます。
つまりTOEIC900点以上を取得している方でも、英検1級合格のためにはさらに2000語から3000語の追加学習が必要です。
TOEIC満点取得者でも英検1級の語彙問題で苦戦することが多いのは、この語彙レベルの差が原因です。
TOEICはビジネスや日常生活で使用される実用的な語彙が中心ですが、英検1級はより学術的で専門的な語彙が多く含まれます。
CEFRで比較すると、TOEIC945点以上と英検1級が同じC1レベルに該当しますが、実際の語彙難易度は英検1級の方が高いです。
出題される語彙の種類
TOEICでは会議、人事、マーケティング、金融、技術といったビジネス関連の語彙が中心です。
英検1級では歴史、心理学、環境問題、医療、科学技術など幅広い学術分野の専門用語が出題されます。
TOEICの語彙は実務で頻繁に使用される実践的なものが多いのに対し、英検1級はネイティブでもあまり使わない高度な語彙が含まれます。
英検1級では時事問題に関する語彙も重要で、普段からニュースや新聞を英語で読む習慣が求められます。
TOEICで高得点を取得している方が英検1級を受験する場合、ビジネス英語以外の分野の語彙を集中的に強化する必要があります。
両試験とも高い英語力を証明する資格ですが、目的に応じて選択することが重要です。
試験形式と学習アプローチの違い
TOEICはリスニングとリーディングのみで構成され、全て選択式の問題です。
英検1級ではライティングとスピーキングも必須で、自分の意見を論理的に表現する力が求められます。
TOEICは問題数が多く時間管理が重要ですが、英検1級は各問題の難易度が高く深い理解が必要です。
英検1級の二次試験では社会問題について即興でスピーチする能力が試されるため、単に単語を知っているだけでは不十分です。
TOEICの学習では実践的な英語力を重視しますが、英検1級では幅広い教養と論理的思考力も同時に養う必要があります。
両試験を並行して学習することで、実用的な英語力と高度な学術的英語力の両方を身につけることができます。
よくある質問
Q1: 英検1級の単語数は何語必要ですか
A1: 英検1級の合格に必要な単語数は約10000語から15000語です。準1級の約7500語から9000語と比較すると約2倍の語彙力が求められます。義務教育で学ぶ単語数が最大5000語程度であることを考えると、非常に高い語彙力が必要であることがわかります。計画的な学習を続けることで、3ヶ月から6ヶ月程度で必要な単語数を習得することが可能です。
Q2: 英検1級の単語はどのくらい難しいですか
A2: 英検1級の単語レベルは極めて高く、ネイティブスピーカーでもあまり使わない専門的な語彙が多数出題されます。allay、conjecture、causticなど新聞や雑誌で見かけない単語も頻出します。歴史、経済、心理学、科学技術など幅広い分野の専門用語を理解している必要があります。TOEICと比較しても語彙の難易度は格段に高いです。
Q3: 英検1級の単語帳は何を使えばいいですか
A3: 最もおすすめなのは英検1級でる順パス単です。過去問分析に基づいて頻出語を厳選しており、でる度別に分類されているため効率的に学習できます。約2400語の単語と熟語が収録されており、例文と音声も付属しています。英検分野別ターゲットと併用することで、インプットとアウトプットの両面から語彙力を強化できます。この2冊を完璧にすれば合格に必要な語彙力は十分身につきます。
Q4: 英検1級の単語を効率的に覚える方法は何ですか
A4: 最も効率的な方法は短時間で高頻度の反復学習です。1日200語から250語を30秒ずつ高速で確認し、同じ単語帳を最低7周することで記憶に定着させます。例文と一緒に覚えることで使い方も習得でき、音声を活用することでリスニング力も向上します。また英字新聞や洋書を大量に読むことで、実践的な語彙力を養うことができます。毎日継続することが最も重要です。
Q5: 英検1級とTOEICの単語レベルの違いは何ですか
A5: TOEICで高得点を取るために必要な単語数は約9000語から10000語ですが、英検1級では12000語から15000語が必要です。TOEICはビジネスや日常生活で使用される実用的な語彙が中心ですが、英検1級は学術的で専門的な語彙が多く含まれます。TOEIC900点以上を取得していても、英検1級合格にはさらに2000語から3000語の追加学習が必要です。語彙の種類も大きく異なります。
Q6: 英検1級の単語学習にはどれくらいの時間が必要ですか
A6: 準1級レベルから英検1級合格を目指す場合、約300時間から500時間の学習時間が必要です。1日1時間の学習を継続すれば約10ヶ月程度で必要な語彙力を習得できます。1日2時間確保できれば5ヶ月から6ヶ月で到達可能です。ただし効率的な学習法を実践することで、この期間を短縮することもできます。重要なのは毎日継続して学習することです。
Q7: 英検1級の熟語対策はどうすればいいですか
A7: 筆記試験25問中5問程度は熟語問題が出題されるため、熟語対策も重要です。単語と同様にでる順パス単の熟語セクションを繰り返し学習することが基本です。見慣れた単語でも熟語として使われると全く異なる意味になるため、熟語は必ずセットで覚えます。長文を読む際に出会った熟語を専用ノートにまとめることで、実践的な熟語力を養うことができます。



