大学受験対策におすすめの日本史の勉強法

大学受験の日本史の超効率的な勉強法を解説します。

ゼロからでも共通テストで満点が取れる日本史の勉強法から東大や京大など大学受験の志望校別の勉強法から実際にやってよかった日本史の勉強法を解説します。

また日本史の勉強法の実践におすすめの参考書から日本史の大学受験対策の勉強法の順番も紹介します。

逆転合格特化塾塾長 竹本
逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長「竹本明弘」】

これまでオンライン予備校「逆転合格特化塾」の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。

その中で共通テストの日本史で満点を取った生徒もたくさんおり、実際に指導する中でゼロからでも日本史の偏差値70まで到達した大学受験対策の日本史の勉強法やおすすめの参考書およびやってよかった日本史の勉強の順番を解説したいと思います。

いきなり最終結論!偏差値30から70になる日本史の勉強法TOP3を徹底解説!

結論から述べると、日本史の偏差値を30から70に上げるための勉強法は3つあります。

第一に日本史の年号を軸としたタテの流れの理解、第二に講義本と一問一答の往復学習、第三に苦手分野の徹底的な洗い出しと復習です。

まず年号を軸としたタテの流れの理解が最も重要になります。日本史は単なる暗記科目ではなく、出来事の前後関係や因果関係を理解することで記憶の定着率が格段に上がります。元祖日本史年代暗記法などを活用して、重要な年号を徹底的に覚えることが偏差値アップの第一歩です。

次に講義本と一問一答の往復学習を毎日継続することです。金谷の日本史なぜと流れがわかる本で大枠を理解し、東進の一問一答で用語を確実に暗記していく流れを作ります。この2冊を行ったり来たりすることで、理解と暗記の両方を同時に進めることができます。

日本史の勉強法の実践におすすめの参考書TOP3の図解

最後に苦手分野の徹底的な洗い出しと復習が合格への鍵となります。問題集を解いて間違えた部分を講義本で確認し、一問一答で用語を再度暗記するサイクルを回し続けます。この地道な作業を繰り返すことで、穴のない確実な知識が身についていきます。

大学受験対策におすすめの日本史の勉強法の順番

大学受験対策におすすめの日本史の勉強法の順番を解説します。

初期の1ヶ月から2ヶ月

金谷の日本史なぜと流れがわかる本原始古代史中世近世史近現代史全3冊(ナガセ)と時代と流れで覚える日本史B用語(文英堂)それから日本史B一問一答完全版(ナガセ)の3種類を繰り返し学習していきます。時間の目安は1日30分を講義系参考書の金谷に、30分を時代と流れで覚えるに、60分を一問一答の東進に、そして30分を講義系参考書の復習に充てるとよいでしょう。

日本史の偏差値を短期間で一気に伸ばすための土台となるのは、年号と人物という2つの軸を中心に据えて日本史全体の骨組みを作っていくことです。年号を最優先で暗記していきながら、人物については他の用語とあわせて段階的に記憶していくことが効率的な学習につながります。

金谷の日本史なぜと流れがわかる本(ナガセ)で30分程度で読める範囲の大きな流れをつかみ、時代と流れで覚える(文英堂)で年号と縦の流れそれから因果関係を意識して覚え、最後に一問一答を使って用語のうち星2つと星3つを確実に記憶していきましょう。日本史の一問一答を使う時間は、金谷を読みながら縦の因果関係を理解しながら使うことが重要です。

3ヶ月目

年号と人物に特に注意しながら、縦の流れを重点的に覚えていく段階に入ります。特に元祖日本史の年代暗記法四訂版(旺文社)を徹底的に暗記していきます。時間配分は1日45分を講義系参考書の金谷(ナガセ)に、45分を元祖日本史の年代暗記法(旺文社)に、30分を一問一答の東進(ナガセ)に、30分を日本史の講義系参考書の復習に充てます。

3ヶ月目のメインテーマは年号を一気に覚えていくことになります。日本史の論述問題でも共通テスト対策でも基礎力となるのは、年号を軸にして縦の流れをしっかりと把握できていることだからこそ、元祖日本史の年代暗記法(旺文社)をフル活用して、年号を覚えていきましょう。時間が取れる人は1日60分以上を元祖日本史の年代暗記法(旺文社)に使えると良いです。

またただ縦の流れをざっくり覚えてしまっても、もったいないので、同時に必ず元祖日本史の年代暗記法(旺文社)で年号を覚えつつ、金谷の日本史なぜと流れがわかる本(ナガセ)で因果関係を理解しつつ、その時代の用語を一問一答で星2つ以上は何度も復習して覚えていけるようにしましょう。

4ヶ月目

志望校に応じて難関大志望は日本史基礎問題精講(旺文社)を解きながら間違えた部分を復習し、共通テストレベルの大学を志望する人は共通テストへの道日本史を解きます。時間配分は1日45分を講義系参考書の金谷(ナガセ)に、30分を問題集に、30分を一問一答の東進(ナガセ)に、30分を金谷の日本史なぜと流れがわかる本文化史(ナガセ)に、15分を復習に充てます。

日本史はもう完璧に覚えたと思っていても実際には覚えていなかったことがどんどん見つかりやすい科目です。だからこそ、4ヶ月目からは難関大志望は日本史基礎問題精講(旺文社)でアウトプットしながら、自分のまだ覚えきれていない分野を1つ1つ洗い出していきましょう。そして、その分野を金谷の日本史(ナガセ)で間違えた部分を復習しつつ、一問一答でも用語を暗記して、文化史も金谷の日本史なぜと流れがわかる本文化史編(ナガセ)を使ってその該当する範囲を覚えていきましょう。

早慶以下の大学を志望する受験生は共通テストへの道日本史を解いて、どの年代が苦手なのかを見つけて、講義系参考書で復習し、元祖日本史の年代暗記法(旺文社)で用語を暗記し、日本史の一問一答で用語確認を繰り返して苦手を1つ1つ埋めていきましょう。早慶以下の大学受験においては元祖日本史の年代暗記法(旺文社)と星2つ以上の暗記がかなり重要です。

5ヶ月目

難関大志望は特に文化史、史料問題対策は差がつきやすいので、このタイミングで重点的に取り組みます。また志望校に関係なく、一気に縦の流れを完璧にするための用語、特に人物関連と年号の徹底総復習を行います。時間配分は1日30分を講義系参考書の金谷(ナガセ)に、30分を一問一答の東進(ナガセ)に、30分を日本史史料一問一答(ナガセ)に、60分を攻略日本史テーマ・文化史整理と入試実戦(Z会)の文化史をやりつつ、金谷の文化史(ナガセ)で確認します。早慶以下は金谷の文化史(ナガセ)のみで大丈夫です。

早慶以上の難関大志望の受験生は最後の最後では他の受験生が対策不足になりやすい分野で差がつきやすいです。それが日本史の文化史と史料問題です。具体的な対策としては、日本史史料一問一答(ナガセ)と資料集を組み合わせながら学習しつつ、攻略日本史テーマ・文化史整理と入試実戦(Z会)を活用して、間違えた部分は金谷の日本史なぜと流れがわかる本(ナガセ)で確認していきましょう。

また用語暗記についても早慶志望以上は星1つもしっかりと覚えて、用語暗記の量も増やしていきましょう。どんどん縦の流れを理解していっている時だからこそ、重箱の隅をつつくような細かい用語が頻出される可能性の高い大学を志望している受験生は後悔のないよう徹底的に星1つ以上は完璧に一問一答を覚えている状況にしましょう。

6ヶ月目

特に現代の日本史やそれぞれ細かい知識を難関大志望は習得したいが、沼っても仕方がないので、とにかく間違えたらその範囲を徹底復習するを繰り返します。この時に解く参考書はHISTORIA日本史探究精選問題集(学研)、攻略日本史の近現代史(Z会)およびテーマ・文化史(Z会)がおすすめです。早慶以下には共通テストの過去問やセンター試験の過去問がおすすめです。終わり次第各大学の過去問へ進みます。

細かい知識にこだわりすぎても早慶以上の大学を志望する受験生にとっては偏差値の伸び悩みにも繋がりやすいのでHISTORIA(学研)もしくは実力をつける日本史100題(Z会)と攻略日本史近現代史整理と入試実戦(Z会)を通して難易度の高い問題を解く回数を増やして、間違えた分野、年代を資料集、用語集、講義系参考書を活用して徹底的に復習していきましょう。それが終わり次第、志望大学の過去問に入っていきましょう。過去問の復習も同じように資料集、用語集、講義系参考書を活用して確認していきましょう。

早慶以下の受験生は日本史の共通テストの過去問およびセンター試験の過去問とその志望校の日本史の過去問を解いて、講義系参考書と一問一答と年代暗記法での復習を中心に取り組んでいきましょう。ちなみに用語集の活用は志望校が早慶以下の人にとっては、余計な知識も入ってきやすいので、あまり推奨しませんが、早慶以上の受験生には全部覚えても良いと言って良いほど非常に効果的です。

共通テスト対策におすすめの日本史の勉強法

共通テスト対策におすすめの日本史の勉強法を解説します。

共通テスト対策におすすめの勉強法(基礎編)

共通テスト対策の基礎としておすすめの勉強法は、講義本での理解と一問一答での暗記を並行して進めることです。

金谷の日本史なぜと流れがわかる本を1日30分程度読み進め、その範囲を東進の一問一答で確認していきます。この際、星2つと星3つの用語を優先的に覚えることで効率的に基礎力を固めることができます。

また時代と流れで覚える日本史Bという問題集を活用して、年号とタテの流れを意識した学習を進めます。この問題集は年代順に構成されているため、歴史の流れを自然と身につけることが可能です。1日30分程度この問題集に取り組むことで、共通テストで求められる基礎的な時系列把握能力が養われます。

基礎編の段階では完璧を目指すよりも、日本史全体の流れを3周以上繰り返すことを優先します。1周目は50%の理解度でも構わないので、とにかく最後まで進めることが重要です。2周目、3周目と繰り返すうちに、自然と理解度が上がっていきます。

共通テストで9割取れるおすすめの勉強法(応用編)

共通テストで9割取れるおすすめの勉強法を解説します。

1ヶ月目について

1ヶ月目のテーマは全体像と流れの把握となります。時間配分としては1日あたり30分を講義本に、30分を問題集に、60分を一問一答に、30分を復習にあてることを推奨します。

最初の1ヶ月間では日本史全体の大きな流れをつかむことを何よりも優先して進めていく必要があります。特に共通テストの学習法においては、縦の因果関係を意識しながら理解していくことが高得点を取るための第一歩となります。

使用する教材については、講義本として金谷の日本史なぜと流れがわかる本を東進ブックスから、問題集として時代と流れで覚える日本史をZ会から、暗記用には日本史一問一答の完全版を東進ブックスから使用していきます。まず講義本を使って30分かけて一つの時代の流れをしっかりとつかみ、時代と流れで覚える日本史を使って因果関係を確認し、最後に一問一答を使って星2以上の用語を暗記していきます。

理解した内容については毎日30分かけて講義本で復習を行い、流れを確実に定着させていくことが重要となります。この時期は焦らずに基礎をしっかりと固めることを心がけてください。

2ヶ月目について

2ヶ月目のテーマは年号と人物の暗記を徹底することとなります。時間配分としては1日あたり45分を講義本に、45分を年代暗記法に、30分を一問一答に、30分を復習にあてることを推奨します。

2ヶ月目においては共通テストの日本史の学習法の中でも最も得点を伸ばしやすいとされる年号暗記を中心に据えて進めていきます。使用教材としては金谷の日本史なぜと流れがわかる本を東進ブックスから、元祖日本史年代暗記法を文英堂から使用していきます。

1日あたり45分をかけて元祖日本史年代暗記法を読み込んでいき、語呂合わせや出来事の順序を繰り返し確認していきましょう。講義本を使って因果関係を理解しながら、年代暗記を使って年号を定着させることで、縦の流れが自然に整理されていきます。

日本史一問一答の完全版については東進ブックスから出ているものを使い、星2以上の用語を中心に毎日30分かけて復習を行い、人物や政策を関連付けながら覚えていくことが効果的となります。復習の際には前日に覚えた年号を声に出して説明できるレベルを目指していきます。

3ヶ月目について

3ヶ月目のテーマはアウトプットで知識を定着させることとなります。時間配分としては1日あたり45分を講義本に、45分を問題集に、30分を一問一答に、30分を文化史にあてることを推奨します。

3ヶ月目においては共通テストの日本史の学習法として問題演習を取り入れていき、アウトプットの量を増やして定着を図っていきます。難関大学を志望している受験生については基礎問題精講の日本史を旺文社から使用し、共通テストレベルの大学を受験する予定の受験生は共通テストへの道の日本史をZ会から使って解いていきましょう。

間違えた問題については金谷の日本史なぜと流れがわかる本を東進ブックスから使って原因を確認し、一問一答を使って用語を補強していきます。さらに文化史対策として、金谷の日本史なぜと流れがわかる本の文化史編を東進ブックスから使い、1日あたり30分を活用して、図版や時代背景を意識しながら復習を行っていきます。

特に文化史については試験の後半で差がつきやすい分野となるため、今のうちに基礎固めを行っておくことが共通テストで高得点を取るための鍵となります。この時期からアウトプットの習慣をしっかりと身につけていきましょう。

4ヶ月目について

4ヶ月目のテーマは共通テスト実戦演習と苦手克服となります。時間配分としては1日あたり30分を講義本に、60分を過去問に、30分を一問一答に、30分を復習にあてることを推奨します。

4ヶ月目からは日本史の共通テストの実戦演習を中心に進めていくことになります。使用教材としては共通テスト過去問集の日本史Bを河合出版または駿台文庫から使用していきます。

毎日1年分を時間を計って解いていき、解いた後には必ず誤答ノートを作成して間違えた原因を分析していきます。復習については金谷の日本史なぜと流れがわかる本を東進ブックスから、または元祖日本史年代暗記法を文英堂から使用し、間違えた時代や出来事の因果関係を再確認していきましょう。

一問一答については東進ブックスから出ているものを使い、誤答の中から抜け落ちていた用語を星2を中心に再暗記していきます。この月においては解くことから間違えることへ、そして復習することから再確認することへというサイクルを徹底することが、共通テストの学習法として最も効果的となります。

5ヶ月目について

5ヶ月目のテーマは総仕上げと現代史や文化史の完成となります。時間配分としては1日あたり45分を講義本に、45分を演習に、30分を一問一答に、30分を復習にあてることを推奨します。

最終月においては共通テストで差がつきやすい現代史と文化史と史料問題を重点的に復習していきます。使用教材としては攻略日本史テーマや文化史をZ会出版から、日本史史料一問一答を東進ブックスから使用していきます。

文化史については金谷の日本史なぜと流れがわかる本の文化史編を東進ブックスから使って全範囲を総復習し、史料問題については日本史史料一問一答を使って出題形式に慣れていきましょう。演習については共通テスト過去問集の日本史Bを河合出版または駿台文庫から使用し、10年分を時間を計って解き切ることを目標としていきます。

講義本と元祖日本史年代暗記法を使って年号と流れを最終確認し、一問一答については星1まで完全に暗記していきます。この月においては新しい教材を増やすのではなく、既存の教材を繰り返し復習していくことが共通テストの学習法の完成形となります。

この5ヶ月間の日本史の共通テストの学習法を実践していくことで、流れの理解と年号暗記と演習力の3つがバランスよく身につくことになります。毎日の日本史の勉強を通じて、金谷の日本史なぜと流れがわかる本と元祖日本史年代暗記法と日本史一問一答の完全版を軸として、講義本で理解を深め、年代暗記法で整理を行い、一問一答で定着させるというサイクルを徹底すれば、共通テストで9割を安定して取れる実力が確実に養われていくことになります。

共通テスト日本史の勉強法を解説 共通テストの日本史で9割取れる勉強法を徹底解説!

実際にやってよかった日本史の大学受験対策の勉強法3選

実際にやってよかった日本史の大学受験対策の勉強法を3つ紹介します。

毎日必ず日本史に触れる習慣を作る

1日2時間30分を目安に、講義本30分、問題集30分、一問一答60分、復習30分という時間配分で学習を進めます。

この習慣を6ヶ月間継続することで、確実に偏差値をあげるとともに人物と年号という2つの日本史の基礎が確実に固まることになります。

アウトプットとインプットを毎日行うことを積み重ねていくことこそが最強の日本史の勉強法です。

日本史は年号暗記を最優先で進める

元祖日本史年代暗記法を使って、1日45分程度を年号暗記に充てることで歴史の流れが頭の中で整理されます。

年号を覚えることで因果関係も理解しやすくなり、記述問題でも論理的な解答が書けるようになります。

間違えた問題を徹底的に復習するサイクルを作る

3つ目におすすめの勉強法は、間違えた問題を徹底的に復習するサイクルを作ることです。

問題集で間違えた部分は必ず講義本で確認し、一問一答で用語を再暗記し、年代暗記法で年号も合わせて覚えます。

この3段階の復習を繰り返すことで、同じミスを二度としない確実な知識が身についていきます。

分野別におすすめの大学受験対策の日本史の勉強法

分野別におすすめの大学受験対策の日本史の勉強法を解説します。

日本史の通史の大学受験対策におすすめの勉強法

通史対策で最も重要なのは、古代から現代までの流れを一貫して理解することです。金谷の日本史なぜと流れがわかる本を使って、各時代の政治、経済、社会、文化の変化を総合的に把握します。特に政治史を軸として、経済史や社会史がどのように連動しているのかを意識して学習を進めることが重要です。

通史の理解を深めるためには、時代と流れで覚える日本史Bを併用することが効果的です。この問題集を解きながら、各時代の重要事項を年代順に整理していきます。問題を解く際は必ず年号を意識し、前後の時代との関連性を考えながら取り組むことで記憶が定着しやすくなります。

難関大学を志望する場合は、HISTORIAや実力をつける日本史100題などの発展的な問題集にも挑戦します。これらの問題集は単なる暗記では解けない思考力を問う問題が多く、通史の深い理解が試されます。間違えた問題については資料集や用語集も活用して、多角的に理解を深めることが大切です。

日本史の記述問題の大学受験対策におすすめの勉強法

記述問題対策で最も重要なのは、年号を軸とした因果関係の理解です。ある出来事がなぜ起こったのか、その結果どうなったのかを論理的に説明できる力が求められます。金谷の日本史なぜと流れがわかる本を繰り返し読み込み、歴史の因果関係を徹底的に理解することが第一歩です。

記述力を養うためには、基礎問題精講などの問題集を使った実践演習が不可欠です。解答を書く際は必ず年号や重要人物を含め、指定字数内で要点を簡潔にまとめる練習を繰り返します。最初は模範解答を参考にしながら、徐々に自分の言葉で説明できるようにしていくことが大切です。

また志望校の過去問を分析して、出題傾向を把握することも重要です。大学によって頻出のテーマや時代が異なるため、過去10年分程度の問題を確認します。

日本史の文化史の大学受験対策におすすめの勉強法

文化史対策は他の受験生と差がつきやすい重要分野です。

金谷の日本史なぜと流れがわかる本の文化史編を使って、各時代の文化的特徴を体系的に学習します。 文化史は政治史や社会史との関連を意識しながら学ぶことで、記憶に定着しやすくなります。

難関大学を志望する場合は、攻略日本史テーマ・文化史を併用することをおすすめします。この問題集は文化史の細かい知識まで網羅されており、早慶レベルの問題にも対応できる力が養えます。間違えた部分は必ず資料集で作品の写真を確認し、視覚的にも記憶に残るよう工夫します。

大学受験対策のノートを使った日本史の勉強法

日本史のノート作りで最も重要なのは年号と人物を軸にした整理です。日本史の偏差値を効率的に上げるには、タテの流れとヨコの流れの両方を理解する必要があります。タテの流れとは時代ごとの出来事の因果関係を指し、ヨコの流れとは同時代に起きた複数の出来事の関連性を示します。ノートの左ページには時代ごとの年表を書き、右ページには重要人物とその業績を書き出すことで、視覚的に歴史の流れを把握できます。

具体的なノート作成の手順としては、まず講義本を読みながら重要な年号と出来事を抜き出します。次にその出来事に関わった人物を書き加え、最後に因果関係を矢印や文章で繋げていきます。

この作業を通して単なる暗記ではなく理解を伴った学習が可能になります。ノートは何度も見返すことで記憶が定着するため、色分けせずシンプルに作ることが継続のコツです。

志望校別におすすめの大学受験の日本史の勉強法

志望校別におすすめの大学受験の日本史の勉強法を解説します。

東大志望の大学受験生におすすめの日本史の勉強法

東大の日本史は400字程度の論述問題が中心となるため、因果関係を深く理解する学習が必須です。

基礎固めとしてはでは講義本を使って日本史全体の流れを掴むことが重要です。金谷の日本史なぜと流れがわかる本を毎日30分読み進め、時代ごとの因果関係を意識しながら学習します。

同時に年号暗記にも力を入れ、元祖日本史年代暗記法を活用して主要な出来事の年号を確実に覚えていきます。

東大では時代の転換点や歴史の構造的変化について問われるため、単なる暗記ではなく出来事の背景と結果を論理的に説明できる力を養います。

中期段階では史料問題対策が重要になります。日本史史料一問一答を使って頻出史料を読み込み、史料から読み取れる時代背景や意義を理解します。また文化史についても攻略日本史テーマ文化史を活用し、文化が生まれた社会的背景まで掘り下げて学習します。

最終段階では実力をつける日本史100題やHISTORIAを解いて論述力を鍛え、間違えた分野は用語集や資料集を使って徹底的に復習します。

京大志望の大学受験生におすすめの日本史の勉強法

京大の日本史は論述問題が中心ですが、東大以上に深い考察力と独自の視点が求められます。

学習開始時から講義本での理解を最優先にします。日本史の実況中継を繰り返し読み、政治経済社会文化の4つの観点から各時代を捉える癖をつけます。

京大では歴史の転換点について多角的に論じる問題が多いため、1つの出来事を複数の視点から考察する訓練が必要です。一問一答での用語暗記も並行して行いますが、単語を覚えるだけでなく、その用語が持つ歴史的意義まで理解することを心がけます。

中期以降はテーマ史の学習に重点を置きます。攻略日本史近現代史および攻略日本史テーマ文化史を使って、土地制度の変遷や対外関係史など通史を超えたテーマごとに知識を整理します。

京大では問題文の読解力も重要なので、過去問演習を早めに始め、何が問われているかを正確に把握する力を養います。史料問題対策として日本史史料一問一答を使い、重要史料は現代語訳と合わせて理解を深めます。

早稲田大学志望の大学受験生におすすめの日本史の勉強法

早稲田大学の日本史は細かい知識を問う問題が多く、特に政治外交史と文化史の出題頻度が高いです。

学習の基礎固めでは講義本と一問一答の往復が最も効果的です。金谷の日本史なぜと流れがわかる本で全体の流れを掴んだ後、東進の日本史一問一答で星2と星3の用語を確実に暗記します。早稲田大学では正誤問題や空欄補充問題が多いため、用語の正確な理解が合否を分けます。時代と流れで覚える日本史用語を使って年号を覚えながら、タテの流れを意識した学習を続けることで偏差値を効率的に上げられます。

中期段階では文化史対策に力を入れます。金谷の日本史なぜと流れがわかる本文化史編を毎日30分読み込み、作品名と作者だけでなく作品の特徴や時代背景まで覚えます。史料問題も頻出するため、日本史史料一問一答を使って重要史料を繰り返し読みます。最終段階では基礎問題精講やHISTORIAを解いて実践力を鍛え、間違えた問題に関連する事項を講義本と一問一答で復習します。

慶應義塾大学志望の大学受験生におすすめの日本史の勉強法

慶應義塾大学の日本史は学部によって傾向が大きく異なるため、志望学部に応じた対策が必要です。

法学部や経済学部を志望する場合は論述対策が中心になります。講義本を読み込んで因果関係を深く理解し、特に近現代史を重点的に学習します。金谷の日本史なぜと流れがわかる本を毎日45分読み進め、明治維新以降の政治史と外交史を詳しく学びます。元祖日本史年代暗記法で年号を確実に覚え、時代の流れを正確に把握します。

論述問題では政治経済の変化を論理的に説明する力が求められるため、実力をつける日本史100題を使って記述力を鍛えます。

文学部を志望する場合は細かい知識を問う問題が中心となります。東進の日本史一問一答で星1まで含めて徹底的に用語を暗記し、基礎問題精講で実践演習を重ねます。

日本史の大学受験対策におすすめの参考書

日本史の大学受験対策におすすめの参考書を解説します。

時代と流れで覚える!日本史用語

日本史の学習において年号と歴史の流れを同時に習得できるのがこの時代と流れで覚える日本史用語です。この参考書は単なる用語の羅列ではなく、時代ごとのタテの流れと因果関係を意識しながら学習を進められる構成になっています。特に日本史学習の初期段階で講義本と一問一答の橋渡し的な役割を果たします。

金谷の日本史なぜと流れがわかる本で大枠を理解した後に、この参考書で年号と流れを確認することで記憶の定着率が格段に上がります。日本史の偏差値を短期間で伸ばすための土台作りには最適な一冊です。共通テストレベルから難関私大レベルまで幅広く対応できる内容となっています。

元祖日本史年代暗記法

日本史の学習において年号暗記は避けて通れない課題ですが、その年号暗記を効率的に行えるのがこの元祖日本史年代暗記法です。この参考書は語呂合わせを中心に構成されており、重要年号を短期間で確実に記憶することができます。特に日本史学習の3ヶ月目あたりで集中的に取り組むことで大きな効果を発揮します。

年号を軸にタテの流れを把握することは論述問題でも共通テスト対策でも基礎力となります。この参考書を徹底的に暗記することで時代の前後関係や因果関係が明確になり、日本史全体の理解が深まります。時間が取れる受験生は1日60分以上この参考書に時間を割くことをおすすめします。

日本史HISTORIA

早慶以上の難関大学を志望する受験生が最終段階で取り組むべきなのがこの日本史HISTORIAです。この問題集は難易度の高い問題を通して細かい知識を習得できる構成になっています。特に現代史や文化史など他の受験生が手薄になりがちな分野も網羅的に扱われています。

日本史HISTORIAは単なる問題集ではなく、間違えた分野を資料集や用語集、講義本で徹底復習することで実力を大きく伸ばせる教材です。この参考書に取り組む時期は6ヶ月目以降、基礎が固まってからが理想的です。過去問演習に入る前の最終仕上げとして活用することで、難関大学の入試問題にも対応できる力がつきます。

金谷の日本史 なぜと流れがわかる本

日本史学習の王道として多くの受験生に支持されているのがこの金谷の日本史なぜと流れがわかる本です。

この講義本は日本史の流れと因果関係を丁寧に解説しており、初学者から難関大志望者まで幅広く対応しています。

金谷の日本史なぜと流れがわかる本の最大の特徴は、なぜその出来事が起きたのかという因果関係を重視している点です。この参考書を軸に学習を進め、間違えた問題や不安な分野をこの本で確認するというサイクルを回すことで着実に実力がつきます。文化史編も別冊で用意されており、文化史対策にも対応できます。

金谷の日本史なぜと流れがわかる本の使い方とレベル!いつからやるべきかも解説!

期間別におすすめの大学受験対策の日本史の勉強法

期間別におすすめの大学受験対策の日本史の勉強法を解説します。

夏休みにおすすめの大学受験対策の日本史の勉強法

夏休みは日本史の基礎を徹底的に固める最適な時期です。

まず講義形式の参考書を使って日本史全体の流れを把握することから始めます。

金谷の日本史シリーズのような講義本を1日1時間程度読み進めながら、時代の流れと因果関係を理解していきます。特に年号と人物名を中心に覚えることで日本史の論述や共通テスト高得点にもつながる基礎を作ることができます。

次に一問一答形式の問題集を使って用語の定着を図ります。東進の日本史一問一答のような参考書で、まずは星2と星3の頻出用語を確実に覚えていくことが大切です。講義本で理解した流れを意識しながら用語を覚えることで、単なる暗記ではなく理解を伴った記憶として定着させることができます。

夏休み期間中は1日3時間程度の学習時間を確保して、講義本の読み込みと一問一答の往復を繰り返すことで、9月以降の本格的な受験勉強への土台を作ることができます。この時期に日本史の全体像を掴んでおくことが秋以降の成績向上につながります。

冬休みにおすすめの大学受験対策の日本史の勉強法

冬休みは共通テスト直前の最終調整期間であり、弱点補強と演習を中心に取り組む時期です。

この時期には過去問演習を通じて自分の苦手分野を洗い出すことが最優先となります。共通テストの過去問やセンター試験の過去問を解いて、間違えた部分を講義本や一問一答で徹底的に復習していきます。特に文化史や史料問題は差がつきやすい分野なので重点的に対策を行います。

また冬休みは現代史の総仕上げにも最適な時期です。現代史は出題範囲が広く細かい知識も問われやすいため、資料集や用語集を活用しながら丁寧に学習していく必要があります。過去問で頻出のテーマを把握したら、そのテーマに関連する部分を講義本で確認して知識を整理します。

この時期は新しい知識を詰め込むよりも、これまで学習してきた内容の確認と定着を優先します。1日4時間程度の学習時間を確保して、過去問演習と復習のサイクルを回すことで本番での得点力を高めることができます。

定期テスト対策におすすめの日本史の勉強法

定期テスト対策におすすめの日本史の勉強法を解説します。

テスト1週間前までの準備期間

定期テストの日本史で9割以上を獲得するには、試験の1週間前までに全体の7割程度を仕上げておくことが最も大切です。この時期には教科書と授業プリントを徹底的に活用して、テスト範囲全体を最低でも3回は読み返すようにしてください。教科書の太字になっている用語や赤字の重要語句、図版として掲載されている資料を完璧に理解することが基本になります。

その中でも特に出来事が起こった年号を最優先で覚えながら、同時に重要人物についても確実に頭に入れていくことが高得点獲得の鍵です。教科書をぼんやりと眺めるだけでなく、なぜその歴史的事件が発生したのか、結果として社会がどう変化したのかを自分の言葉で声に出して説明できるレベルまで理解を深めましょう。歴史の流れを論理的に理解しながら暗記していくことが最も効果的な勉強法です。

文化史や地名も後回しにせず、この準備期間のうちに一通り目を通しておくことをおすすめします。

テスト7日前から4日前の演習期間

ここからはインプットした知識をアウトプットする演習中心の学習に切り替えます。教科書で覚えた知識を実際の問題で使える状態に仕上げることがこの期間の目標です。日本史の定期テストは授業プリントや先生が話した内容から多く出題されるため、先生が強調していた部分を中心に重点的にチェックしてください。

問題集で間違えた問題は必ず専用のノートに書き出して、何度も繰り返し復習することで弱点を潰しましょう。また資料集の図版や統計表、文化財の写真なども見落とさず確認することが重要です。定期テストの日本史では、こうした細かい部分が他の受験生との得点差を生み出すポイントになります。

テスト3日前から前日の最終調整期間

この時期は新しい知識を詰め込むのではなく、苦手分野の整理と全体の最終確認に時間を使うことが大切です。復習ノートを活用して、自分が間違えた部分や理解があいまいだった箇所だけを集中的に見直すのが効率的な勉強法になります。年号を機械的に暗記するよりも、歴史的事件の前後関係や因果関係をしっかり理解することが定期テストで9割を取るための最短ルートです。

定期テストの日本史で最短で満点を取るための勉強法を徹底解説! 定期テストで日本史満点を取る勉強法を解説!前日のノート活用法も!

学年別に高校生におすすめの日本史の勉強法

学年別に高校生におすすめの日本史の勉強法を解説します。

高校3年生におすすめの日本史の勉強法

高校3年生は受験本番まで時間が限られているため、効率的な学習計画が不可欠です。

春から夏にかけては基礎固めに注力します。講義本を使って古代から現代までの流れを一通り理解しながら、並行して一問一答で用語を覚えていきます。この段階では年号を軸にして時代の流れを把握することが重要です。元祖日本史年代暗記法のような年号暗記に特化した参考書を活用すると効果的です。

秋からは問題演習を中心に学習を進めます。志望校のレベルに応じて適切な問題集を選び、間違えた部分を講義本や資料集で確認する作業を繰り返します。難関大学を目指す受験生は基礎問題精講やHISTORIAのような応用問題集にも取り組み、細かい知識まで習得していきます。

冬からは過去問演習と苦手分野の最終確認に時間を使います。志望校の出題傾向を分析して、頻出分野を重点的に復習することで本番での得点率を高めることができます。1日3時間から4時間程度の学習時間を確保して計画的に進めることが合格への近道です。

高校2年生におすすめの日本史の勉強法

高校2年生は受験まで1年以上の時間があるため、焦らずじっくりと基礎を固める時期です。

まず学校の授業を大切にして教科書の内容をしっかり理解することから始めます。授業で学んだ範囲を講義本で復習しながら、一問一答で用語を確認していくことで着実に知識を積み上げることができます。この時期は完璧を目指すよりも、日本史全体の流れを大まかに把握することを優先します。

定期テストを活用して知識の定着を図ることも効果的です。テスト勉強を通じて覚えた内容は長期記憶として残りやすいため、定期テストごとに復習のサイクルを作ることで受験に必要な基礎力を養うことができます。

春休みや夏休みなどの長期休暇を利用して、それまでに学習した範囲の総復習を行います。1日1時間から2時間程度の学習時間を確保して、講義本の読み込みと一問一答の反復を続けることで、高校3年生になった時にスムーズに受験勉強に入ることができます。

高校1年生におすすめの日本史の勉強法

高校1年生は日本史学習の土台を作る最も重要な時期であり、正しい学習習慣を身につけることが大切です。

まず授業の予習復習を習慣化することから始めます。授業前に教科書の該当範囲を読んで大まかな流れを掴み、授業後には学んだ内容をノートにまとめて復習することで理解が深まります。この時期に暗記よりも理解を重視することで、後の学習がスムーズに進みます。

歴史マンガや歴史小説を読んで日本史に興味を持つことも効果的です。楽しみながら歴史の流れを学ぶことで、用語や年号の暗記も苦にならなくなります。また資料集を眺めて当時の文化や生活の様子を視覚的に理解することも記憶の定着に役立ちます。

定期テストでは高得点を目指して計画的に勉強します。テスト範囲を繰り返し復習することで基礎的な知識が身につき、受験勉強の下地を作ることができます。

まとめ

今回は日本史の勉強法について共通テスト対策から分野別の対策まで徹底解説しました。

日本史の勉強法についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 偏差値アップの鍵は年号を軸としたタテの流れの理解
  • 講義本と一問一答の往復学習を毎日継続することで確実に実力が向上
  • 共通テストで9割取るには過去問演習と徹底的な復習が必須
  • 記述問題対策には年号と人物を中心とした因果関係の論理的な理解が最重要
  • 文化史と史料問題は差がつきやすい分野なので早めの対策が必要
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