社会と繋がる実践的な学びで未来を切り拓く – 青楓館高等学院が取り組む新しい高校教育

青楓館高等学院は、社会に出るための準備を実践的に行う通信制高校です。毎週の個別面談や独自のAI活用、企業連携など、従来の学校教育の枠を超えた取り組みを行っています。

生徒一人ひとりの可能性を広げ、自分らしい未来の選択肢を提供する同校の魅力について、岡内さんにお話を伺いました。

社会に出るための実践的な学びの場

ー御校の教育理念や、カリキュラムの特徴について教えてください。

岡内:本校は「学校は社会に出ていくための準備段階であるべきなのに、社会のことを全く教わらない」という問題意識からスタートしました。多様な人や企業を巻き込みながら、生徒が中心となって実社会と繋がる学びの場を創っています。

企業の商品開発に携わったり、行政と協力して街づくりに取り組んだりと、様々な活動を通じて社会で必要なスキルを身につける機会を提供しています。

個別面談と多様な進路実現をサポート

ー御校だからこそ提供できる学びであったり、独自に取り組んでいることについて教えてください。

岡内:大きな特徴は二つあります。一つ目は、毎週実施している個別面談制度です。教員と生徒が1対1で向き合い、一人ひとりの状況や成長に合わせた指導を行っています。

当校では社会で必要な学びを独自のカリキュラムでお届けしており、コミュニケーション、ビジネスマナー、AI活用など様々な分野の授業を展開しています。実践の場でそれらを活かしながら、個別の学習計画や成長計画に基づいて育成しています。

二つ目は、卒業後の選択肢の充実度です。元々AO入試専門塾の出身者が立ち上げた学校なので、総合型選抜入試の対策が強みです。また、海外にも指定校が50校ほどあります。

就職支援も力を入れており、昨年の卒業生の中には大卒と同じ給与水準での就職を実現した生徒もいます。また、起業を志す生徒もサポートしています。

このように、一人ひとりの個性に寄り添って出口を整えることで「やりたいことをやっていい」「好きなことを追求していい」という言葉が単なる綺麗事ではなく、実現可能な選択肢として提示できるのが最大の特徴です。

グローバル人材の育成に向けた多様な取り組み

ーグローバル教育や英語教育において、積極的に行っている取り組みがあれば教えてください。

岡内:グローバル教育については、まだ発展途上ですが、着実に取り組みを進めています。海外大学への進学実績があり、グローバルな進学先が整っている点が強みです。年に数回、マレーシアや韓国など海外の大学ツアーも実施しています。

英語教育については、英検対策を独自に展開しており、校内でしっかりとサポートしています。また、AI技術を活用した学習計画の作成や、挫折しにくい学習方法の開発も進めています。

その他にも、年に一度の成果発表会では上位3名に20万円の留学資金が授与されるほか、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」にも生徒が採択されており、昨年は優秀賞を受賞する生徒もいました。

兵庫県内のインターナショナルスクールとも連携し、合同でのゴミ拾い活動やアート制作、国際交流イベントなども実施しています。

AI活用と起業家育成を軸とした教育

ー今後より強化していきたい部分や、取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

岡内:これからはAIが重要になると考え、AIを軸に様々な業務改善を行っています。「AI部」という部活動があり、週に1回、AI関連事業を展開する企業経営者にご指導いただきながら、企業の課題解決や基礎的な学習を行っています。

生徒たちはChatGPTを活用して自分のライフプランを設計したり、インターンシップ先で廃校の利活用プロジェクトにAIを活用したりと、実践的な取り組みをしています。ある行政機関にAIを活用した企画書を提案し、採択された事例もあります。

また、進学のための一般受験対策にもAIを活用しており、志望大学に応じた学習計画をすぐに作成できるシステムを構築しています。英語学習や生徒管理、教員への指導方法に関するAIシステムも開発中です。

このほか、投資部などユニークな部活動も展開しており、これらの取り組みが広く知られることを目指しています。

未来を見据えた学校選びのポイント

ー最後に、記事をご覧の方に向けたメッセージをお願いします。

岡内:これからの時代は答えのない時代です。通信制高校も増加し、高校生の10人に1人が通信制高校に通う時代になっています。そんな中で学校選びに悩まれる方も多いと思います。

学校選びで重視していただきたいのは「出口」です。どんなに学校の内容が良くても、その先の進路が明確でなければ意味がありません。どのような出口が用意されているかをまず確認してください。

また、お子さんにどれだけ寄り添ってくれるか、一人ひとりに合った教育を提供してくれるかも非常に重要です。青楓館高等学院では、選択肢と可能性を広げるために日々研究を重ねています。

出口の実績も日本トップクラスと自負しておりますので、ぜひご検討いただければ幸いです。