早稲田に合格できる化学の勉強法を解説!【大学受験】

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早稲田に合格できる効果的な化学の勉強法を解説します。早稲田の化学対策に実際にやってよかった勉強法とその順番も合わせて紹介します。また早稲田の化学対策におすすめの参考書も合わせて紹介します。

いきなり最終結論!早稲田に合格するための化学の勉強法の順番

早稲田大学に合格するための化学の勉強法の順番を解説します。

1段階目:化学の基礎知識の徹底習得と基礎計算力の養成

最初の1から2ヶ月は化学の土台作りに専念します。進学校に通っている人は鎌田の理論化学の講義、鎌田の有機化学の講義、福間の無機化学の講義を読み込みながら、リードlightノート化学を並行して進めていきます。進学校に通っていない人は宇宙一わかりやすい高校化学理論化学と無機化学を活用して、問題集は学校でセミナー化学基礎と化学を使っている場合はそれを活用し、そうでない場合は理解しやすい化学基礎と化学を使用します。

化学の基礎力は知識面だけでなく計算力も非常に重要なので、問題集の1周目が終わった段階で化学計算問題の解き方を使って計算力をしっかりとつけていきます。モル計算、濃度計算、化学反応式の量的関係など、頻出の計算パターンを体で覚えるまで繰り返し練習することが大切です。早稲田の化学では計算スピードも求められるため、この段階で計算の型を身につけることが後々の演習効率を大きく高めます。

また、早稲田の理工系3学部では実験考察問題が頻出であるため、教科書に載っている実験については器具や薬品の名称、操作の手順、観察事項をしっかりと押さえておきます。資料集に載っている実験も一通り目を通して、実験の目的と結果の関係を理解しておくことが重要です。

おすすめの参考書:鎌田の理論化学の講義 鎌田の有機化学の講義 福間の無機化学の講義 宇宙一わかりやすい高校化学理論化学と無機化学 リードlightノート化学 セミナー化学基礎と化学 理解しやすい化学基礎と化学 化学計算問題の解き方

2段階目:アウトプット量を増やしながら原理理解を深める

3ヶ月目は応用レベルのアウトプットを増やしながら、何度も講義本に戻って構造やなぜそうなるのかを徹底的に確認していきます。化学の基礎問題精講もしくは化学の全レベル問題集3を使って、化学の応用レベルの問題演習を積んでいきます。問題を解いて間違えるたびに必ず講義本に戻り、宇宙一もしくは大学受験Doシリーズの鎌田、福間などの講義本で構造や知識の深掘りを行うようにします。

化学は勉強時間をかければ共通テスト7割程度まではすぐに到達できますが、その後は問題集を解いて間違えたら講義本を確認するという作業を繰り返さないと必ず伸び悩みが起こります。この段階では解く時間よりも理解する時間を重視して、なぜその反応が起こるのか、なぜその計算式を使うのかという原理を徹底的に理解していきます。早稲田の化学では単なる暗記では対応できない思考力を問う問題も出題されるため、原理理解が非常に重要になります。

特に理工系3学部を目指す人は、この段階で化学反応式を書く練習を重点的に行います。教育学部では化学反応式を書く問題が毎年頻出であるため、主要な化学反応式は自分で書けるようにしておく必要があります。無機化学では細かい知識が問われることも多いため、イオンの色や沈殿の色、気体の性質などを確実に覚えておきます。

おすすめの参考書:化学の基礎問題精講 化学の全レベル問題集3 鎌田の理論化学の講義 鎌田の有機化学の講義 福間の無機化学の講義 宇宙一わかりやすい高校化学

3段階目:志望学部に応じた専門対策の開始

4ヶ月目は志望学部に応じて学習内容を分けていきます。理工系3学部を目指す人はこの段階で講義本として化学の新研究を導入します。化学の新研究は辞書的な使い方をする参考書であり、より細かい部分の理解や難問の理解が必要となる理工系3学部の受験生には必須の教材です。全レベル問題集化学の4を先に取り組み、その後化学の重要問題集に進みながら、化学の新研究で確認するというリズムを繰り返し行っていきます。

教育学部や人間科学部を目指す人は共通テスト対策を進めていきます。共通テスト化学実験と資料の考察問題24と共通テスト実践模試化学を進めていきます。共通テストの問題は実験考察や資料の読み取り問題が多く、これらの対策は私大の問題にも応用できるため、しっかりと取り組む価値があります。人間科学部はマーク式のため、共通テスト対策が直接的に役立ちます。

理工系3学部の難関大志望の受験生は共通テスト対策を特に進める必要はありません。正しく勉強を進めていれば知識において解けない問題が生じることはないので、それよりも志望校の問題を解けるようになるためのトレーニングに時間を使っていきます。この段階では計算スピードも意識して、時間を測りながら問題演習を行います。

おすすめの参考書:化学の新研究 化学の重要問題集 化学の全レベル問題集4 共通テスト化学実験と資料の考察問題24 共通テスト実践模試化学

4段階目:原理理解と苦手克服の徹底

5ヶ月目は難関大志望の受験生は化学においては原理の理解と苦手の克服を両方同時にどんどん行っていきます。化学の重要問題集などを活用しながら復習と新研究などでの原理理解を重点的に進めます。難関大志望はどんどん難易度の高い参考書に進めば良いということではなく、どれだけ原理や仕組みを理解できているかが重要です。究極的には資料集や新研究に載っている仕組みなどを全て把握している方が良いですが、そこまでやる必要はないものの、それくらい原理の理解は重要になってきます。

重要問題集などを間違えるたびに正しくその分野を理解するということに重点的に時間を使っていきます。解く時間3割に対して理解する時間は7割程度が一番の時間配分になります。早稲田の理工系3学部では有機化学の構造決定問題や高分子化合物の性質に関する問題が頻出であるため、この分野は特に重点的に学習します。構造決定問題では官能基の性質や反応を正確に理解しておく必要があります。

教育学部を目指す人は論述問題の対策も本格的に始めます。テーマが多様で対策が取りにくいですが、化学の新研究や資料集を読み込んで幅広い知識を身につけておくことが大切です。結晶格子の計算問題も頻出であるため、体心立方格子、面心立方格子、六方最密構造などの計算を確実にできるようにしておきます。人間科学部を目指す人はこの段階で過去問に入り始めて、問題量が多い中でのペース配分を身につけていきます。

おすすめの参考書:化学の重要問題集 化学の新研究 化学の新演習 資料集

5段階目:過去問演習と苦手分野の最終調整

6ヶ月目は過去問演習期間です。理工系3学部の難関大志望の受験生はここで共通テストの過去問対策もまとめて行います。過去問演習を進めながら分野別に苦手分析シートを作って、簡単な表で良いのでどの分野が間違えやすいのかカウントしていくようにします。1回間違えるごとに印をつけていくだけでもあとあとやっておいてよかったと思うはずです。たくさん印がついたところは1つ1つ特に重点的に原理から確認していく時間を取るということを重視していきます。

過去問演習では実際の試験時間を意識して解くことが重要です。理工系3学部は理科2科目で120分という時間配分の中で化学に60分程度を割く必要があるため、どの問題から解くか、どの問題を後回しにするかという戦略も練習しておきます。小問集合は比較的取り組みやすいため確実に得点し、総合問題では解けそうな問題から優先的に取り組む柔軟な解き方も身につけておきます。教育学部や人間科学部を目指す人も同様に、時間配分を意識した演習を重ねます。

特に理工系3学部では論述問題がテーマが多様性に富み対策が取りにくいという特徴があります。バイナリー発電やコンタクトレンズの素材、地球温暖化の因果関係など、通常の授業では習わないテーマについて考える力が試されるため、普段から様々なことに興味を持ち、なぜそうなるのかという疑問を大切にすることが重要です。過去問を10年分程度解いて、早稲田特有の問題形式に慣れておきます。

おすすめの参考書:早稲田大学の過去問題集赤本 化学の新研究 化学の重要問題集 化学の新演習

早稲田の化学の学部ごとの特徴と対策

早稲田大学で化学が出題される学部は理工系3学部である基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部と教育学部、人間科学部の合計5学部です。

理工系3学部の化学は難易度が高く、基礎知識だけでなく分子構造の理解やイオン結合と共有結合の違いなど深い理解が求められます。また実験装置を用いた大気圧測定やエタノールの蒸気圧、逆浸透に関する計算問題など応用力が必要となる出題が特徴です。合格には全科目で6割以上、化学では7割以上の得点を目指す必要があります。

教育学部と人間科学部の化学は理工系3学部と比較すると標準的な難易度ですが、それでも早稲田レベルの応用力は必須です。 基礎をしっかり固めた上で、過去問演習を通じて出題傾向に慣れることが合格への近道となります。

どの学部も化学を得点源にできるかどうかが合否を分けるポイントとなるため、早めの対策開始が重要です。

早稲田の化学対策に実際にやってよかった勉強法3選

早稲田の化学対策に実際にやってよかった勉強法を3つ紹介します。

講義本と問題集の往復学習で原理を徹底理解する

早稲田の化学で高得点を取るには問題を解くだけでなく、なぜそうなるのかという原理の理解が不可欠です。

問題集を解いて間違えたら必ず講義本に戻り、構造や仕組みを徹底的に確認する習慣をつけましょう。

解く時間3割に対して理解する時間7割程度の配分が理想的で、この往復学習が偏差値70への最短ルートとなります。

特に理工系志望の受験生は化学の新研究を辞書的に使用し、細かい部分まで理解を深めることが重要です。

共通テストで7割は取れても、そこから伸び悩む受験生が多いのは、この原理理解を怠っているからです。

早稲田レベルでは暗記だけでは対応できないため、講義本での確認作業を面倒がらずに繰り返し行いましょう。

計算力を早期に強化して得点源にする

化学の偏差値を上げるには知識面だけでなく、計算力も同じくらい重要です。

序盤で基礎問題集の1周目が終わったら、化学計算問題の解き方などを使って計算力を集中的に鍛えましょう。

早稲田の理工系では実験装置の計算問題や気体定数、モル濃度などの計算が頻出するため、計算ミスが命取りになります。

計算問題は慣れれば確実に得点できる分野なので、早めに強化することで他の受験生と差をつけられます。 特に塩素ガスの分子数計算や水銀柱を用いた大気圧測定など、条件設定が複雑な問題は繰り返し練習が必要です。

計算力がついてくると化学全体の理解も深まるため、一石二鳥の効果が期待できます。

苦手分野を可視化して重点的に対策する

過去問演習を進める際は、分野別に苦手分析シートを作成することを強くおすすめします。

簡単な表でも構わないので、どの分野で間違えやすいのかカウントしていくだけで効果的です。

1回間違えるごとに△をつけていき、△が多くついた分野は原理から徹底的に確認する時間を取りましょう。

早稲田の化学は理論化学、無機化学、有機化学のすべてから出題されるため、苦手分野を放置すると致命的です。特に理工系志望の場合は、資料集や新研究に載っている仕組みをできる限り把握する姿勢が求められます。

苦手を潰していく作業は地味ですが、この地道な努力が本番での高得点につながります。

早稲田の化学の勉強法の実践におすすめの参考書

早稲田の化学の勉強法の実践におすすめの参考書を紹介します。

鎌田の理論化学の講義

鎌田の理論化学の講義は進学校に通う受験生に特におすすめの参考書です。

理論化学の基礎から応用まで体系的に学べる構成となっており、早稲田レベルの問題に対応できる力が身につきます。

解説が非常に丁寧で図やイラストも豊富なため、独学でも理解しやすい内容となっています。この参考書を読み込みながらリードlightノート化学を進めることで、化学の基礎レベルを固められます。早稲田志望の受験生は最初の1から2ヶ月でこの参考書をマスターし、次のステップに進みましょう。

化学の新研究

化学の新研究は早慶以上の難関大を目指す受験生には必携の参考書です。

辞書的な使い方をする参考書で、細かい部分の理解や難問への対応力を養うことができます。

特に早稲田理工系の入試では、教科書レベルを超えた深い知識が求められることが多いため重宝します。全レベル問題集4や化学の重要問題集を解きながら、わからない部分を新研究で確認するリズムを作りましょう。資料集的な役割も果たすため、原理の理解を深めたい受験生には最適な1冊です。

化学の重要問題集

化学の重要問題集は早稲田レベルの実戦力を養うのに最適な問題集です。

難関大の過去問を中心に構成されており、早稲田で出題されるレベルの問題に数多く触れることができます。

この問題集を使う際は、間違えた問題を単に解き直すだけでなく、新研究などで原理を確認することが重要です。 解く時間よりも理解する時間を多く取る意識で取り組むことで、真の実力が身につきます。 4ヶ月目から5ヶ月目にかけてこの問題集を繰り返し、苦手分野を徹底的に潰していきましょう。

宇宙一わかりやすい高校化学

宇宙一わかりやすい高校化学は化学が苦手な受験生や進学校以外に通う受験生におすすめの参考書です。

基礎の基礎から丁寧に解説されており、化学に苦手意識がある人でも無理なく学習を進められます。

イラストや図解が豊富で視覚的に理解しやすく、独学で化学をスタートさせるには最適な1冊です。 この参考書で基礎を固めた後、セミナー化学基礎や理解しやすい化学基礎を使って演習を積みましょう。 早稲田を目指すなら最初の1から2ヶ月でこのレベルを完璧にし、次のステップに進む必要があります。

共通テスト化学実験・資料の考察問題24

共通テスト対策のみ化学が必要な受験生や、共通テストで高得点を狙う受験生におすすめの問題集です。

共通テスト特有の実験考察問題や資料読み取り問題に特化しており、この形式に慣れることができます。

早稲田理工系志望でも6ヶ月目に共通テスト対策を始める際に活用すると効果的です。 この問題集と共通テスト実践模試を組み合わせることで、共通テスト化学の解き方を効率的に習得できます。 実験問題は早稲田の個別試験でも出題されることがあるため、無駄にならない対策となります。

まとめ

今回は早稲田大学の化学について学部ごとの特徴と効果的な勉強法を解説しました。

早稲田の化学対策についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 早稲田で化学が出題されるのは理工系3学部と教育学部、人間科学部の5学部
  • 理工系は7割以上の得点が必要で原理の深い理解が求められる
  • 講義本と問題集の往復学習で解く時間3割、理解する時間7割が理想的
  • 計算力の早期強化と苦手分野の可視化が偏差値70への近道
  • 鎌田シリーズや化学の新研究、重要問題集を使った体系的学習が効果的
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