慶應義塾に合格する化学の勉強法を解説！【大学受験】

慶應義塾に合格できる効果的な化学の勉強法を解説します。慶應義塾の化学対策に実際にやってよかった勉強法とその順番も合わせて紹介します。また慶應義塾の化学対策におすすめの参考書も合わせて紹介します。

いきなり最終結論！慶應義塾に合格するための化学の勉強法の順番

慶應義塾大学に合格するためのおすすめの化学の勉強法と順番を解説します。

慶應義塾の化学の学部ごとの特徴と対策

慶應義塾大学で化学が入試科目となるのは理工学部と薬学部で必須科目、医学部と看護医療学部で選択科目となっています。

学部によって試験時間や配点、難易度が大きく異なるため、志望学部に合わせた対策が必要です。

理工学部の化学は理科2科目で120分の試験時間となり、実質的に化学には60分程度しか使えません。

配点は全科目500点のうち理科が200点で化学は100点となります。

合格最低点は260点から300点程度であり、52%から60%の得点率が目標です。

出題形式はすべて空所補充形式で反応式や構造式を求められることもあります。

大問は3題で構成され、第1問と第2問は理論化学を中心に無機化学の内容が含まれることがあり、第3問が有機化学からの出題となります。

理論化学の比重が高く、熱化学や酸化還元、化学平衡などの計算問題が頻出です。

有機化学では構造決定問題が頻出しており、難易度が高い問題も出題されるため十分な対策が必要となります。

薬学部の化学は試験時間100分で配点が150点と最も高く、化学の出来不出来が合否を大きく左右します。

合格最低点は全科目350点のうち180点から220点程度であり、52%から62%の得点率が目標です。

出題形式はマークシート式と記述式の併用で大問5題での出題となります。

第1問から第3問が理論化学と無機化学、第4問と第5問が有機化学からの出題が多いです。

基礎から標準レベルの問題が中心ですが計算問題が非常に多く、迅速かつ正確な計算力が求められます。

有機化学では構造決定問題が連鎖的に出題されるため、1つのミスが連鎖的な失点につながる可能性があります。

医学部の化学は理科2科目で120分の試験時間となり、実質的に化学には60分程度の時間配分となります。

出題形式は記述式で大問は3題から4題での出題です。

標準からやや難の難易度の問題が中心ですが、教科書レベルを超える知識が問われることもあります。

論述問題が頻出であり、計算問題では導出過程を簡潔に書く練習が必要です。

初見の実験装置や方法の考察など思考力が求められる問題も出題されるため、原理の理解が重要となります。

慶應義塾の化学対策に実際にやってよかった勉強法3選

最初の1ヶ月から2ヶ月は化学の基礎知識の習得と基礎的な計算力を身につけることが重要です。

進学校に通っている人は鎌田の理論化学の講義、鎌田の有機化学の講義、福間の無機化学の講義を読み込みつつ、リードlightノート化学を進めて化学の基礎レベルに出てくる問題を重点的に理解および暗記できるようにしていきます。

進学校に通っていない人は宇宙一わかりやすい高校化学理論化学と無機化学を活用して、問題集は学校でセミナー化学基礎と化学を使っている人は使い、そうでない人は理解しやすい化学基礎と化学を使うのがおすすめです。

また化学の基礎力は序盤で知識面も重要ですが、計算力も大事になってくるので、問題集の1周目が終わった段階で化学計算問題の解き方を使って計算力もしっかりとつけていきましょう。

2つ目の勉強法として3ヶ月目はアウトプットの数を増やしつつも何度も講義本に戻って構造やなぜそうなるのかを徹底確認することです。

化学の基礎問題精講もしくは化学の全レベル問題集3を使い化学の応用レベルのアウトプットも増やしていきます。

その都度必ず間違う回数は増えてくると思うので、毎回宇宙一もしくは大学受験Doシリーズの鎌田、福間などの講義本で構造や知識の深掘りを行うようにしましょう。

化学は勉強時間をかければ共通テスト7割程度まではすぐいきますが、その後、問題集を解いて間違えたら講義本を確認するを繰り返しやらないと必ず伸び悩みが起こります。

3つ目の勉強法として4ヶ月目以降は早慶以上の志望校を目指す人はこの段階で講義本として化学の新研究を導入することです。

早慶以上の志望校を目指す受験生はここからより細かい部分の理解や難問の理解が必要となってくるので、辞書的な使い方をする化学の新研究を使用していきましょう。

また、全レベル問題集化学の4を先に取り組み、化学の重要問題集に進みながら、化学の新研究で確認するというリズムを繰り返し行っていきます。

難関大志望はどんどん難易度の高い参考書に行けば行くほど良いということではなく、どれだけ原理や仕組みを理解できているかが重要なので、重要問題集などを間違えるたびに正しくその分野を理解するということに重点的に時間を使っていきます。

解く時間3割に対して、理解する時間は7割程度が一番の時間配分となります。

慶應義塾の化学の勉強法の実践におすすめの参考書

慶應義塾の化学の勉強法の実践におすすめの参考書を紹介します。

鎌田の理論化学の講義

鎌田の理論化学の講義は進学校に通っている受験生向けの講義系参考書です。

理論化学の基礎から応用まで丁寧に解説されており、図解も豊富で視覚的に理解しやすい構成となっています。

化学現象の本質的な理解を重視しており、暗記だけではなく理解に基づいた学習ができる参考書です。

慶應義塾大学を目指す受験生にとって、理論化学の土台を固めるために最適な1冊となります。

特に反応速度や化学平衡などの頻出分野について詳しく解説されているため、繰り返し読み込むことで確実に実力がつきます。

化学の基礎問題精講

化学の基礎問題精講は標準レベルの問題演習に最適な問題集です。

各問題に詳しい解説がついており、独学でも十分に理解を深めることができます。

慶應義塾大学の化学では基礎的な問題も確実に得点する必要があるため、この問題集で基礎を固めることが重要です。

例題と演習問題が適切に配置されており、段階的に実力を伸ばすことができる構成となっています。

夏前までに例題を1周して解答を見ずに解けるようになっていることが望ましいです。

化学の新研究

化学の新研究は辞書的な使い方ができる詳しい参考書です。

教科書レベルを超える内容まで網羅的に掲載されており、慶應義塾大学医学部のような高難度の問題にも対応できます。

問題集で間違えた部分を新研究で確認することで、知識の穴を埋めることができます。

慶應義塾大学の化学では教科書レベルを超える知識が問われることもあるため、新研究を活用することで万全の対策が可能となります。

ただし最初から通読するのではなく、問題演習の中で必要に応じて参照する使い方が効果的です。

化学の重要問題集

化学の重要問題集は難関大学を目指す受験生向けの問題集です。

全国の入試問題から良問を厳選して収録しており、実戦的な演習ができます。

慶應義塾大学レベルの問題にも対応できる力を養成するために最適な問題集となっています。

解説も詳しく、間違えた問題は必ず講義本に戻って原理から理解することが大切です。

まとめ

今回は、慶應義塾大学の化学について学部ごとの特徴と対策、実際にやってよかった勉強法、おすすめの参考書を解説しました。

慶應義塾大学の化学についてのまとめは以下のようになります。