化学の新演習の使い方とレベル!いつからやるべきかも解説!

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化学の新演習のおすすめの使い方と勉強法を徹底解説します。

化学の新演習のレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみた上でのおすすめの化学の新演習の参考書としての進め方や順番についても紹介します。

逆転合格特化塾塾長 竹本
逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘

これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

化学の新演習のレベル

化学の新演習のレベルを段階的に解説します。

化学の新演習のレベルと難易度

結論として、化学の新演習のレベルや難易度は最難関大学レベルの参考書です。東京大学理科三類や京都大学医学部、大阪大学医学部、慶應義塾大学医学部といった最難関校を目指す受験生向けの化学参考書となっています。

化学の新演習は化学の良問問題集などの標準レベルの参考書を完璧にした後に取り組むべき参考書で、偏差値70前後の実力がある受験生が偏差値72.5を目指すために使用します。収録されている問題は全部で331問あり、どの問題も思考力や応用力を問う良質な問題ばかりです。

この参考書に取り組む前には、エクセル化学などの教科書傍用問題集と化学の良問問題集を完璧に仕上げておく必要があります。基礎から標準レベルの問題が確実に解けるようになってから、化学の新演習に進むのが効果的な使い方です。

逆転合格特化塾塾長 竹本
逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘

化学の新演習は本当に一部の最難関大学志望者だけが使うべき参考書です。偏差値67.5から70あたりまでは化学の良問問題集で十分到達できるので、まずはそちらをしっかり仕上げることが大切です。無理に難しい参考書に手を出すよりも、自分のレベルに合った参考書を確実に習得していく方が合格への近道になります。

化学の新演習の習熟度別のレベル

化学の新演習の習熟度別のレベルを解説します。

レベル1は収録されている331問のうち5割以上の問題を自力で解けるようになった状態です。このレベルでは化学の新演習の基本的な問題は理解できているものの、まだ難易度の高い問題には苦戦する段階といえます。

レベル2は8割以上の問題が自力で解けるようになった状態で、この段階で偏差値72.5に到達します。化学の新演習の問題をほぼ完璧に理解し、最難関大学の入試問題にも対応できる実力が身についた状態です。このレベルに到達すれば、市販の参考書で学ぶべきことはほぼ終了しているため、あとは志望校の過去問演習に集中できます。

レベル1からレベル2に到達するまでには相当な時間と労力がかかりますが、最難関大学の化学で高得点を狙うためには避けて通れない道です。焦らずじっくりと取り組んでいきましょう。

化学の新演習のおすすめの使い方

化学の新演習のおすすめの使い方を解説します。

第一段階:模試の範囲に合わせて問題を解く

まずは次の模試の出題範囲を対象として、問題番号の順番に沿って化学の新演習を解いていきます。分からない問題があればすぐに解答解説を確認して構いません。無理に長時間考え込むよりも、解答を見て理解することを優先しましょう。

解けなかった問題にはバツ印を、解けた問題には丸印をつけて管理していきます。このとき大切なのは、適宜エクセル化学などの教科書傍用問題集や化学の良問問題集に戻って、該当範囲でどのような知識を学んでいたのか確認することです。

化学の新演習で扱われている問題は難易度が高いものが多いですが、これまでに習った基本的な知識と結びつけることで効率よく定着させられます。人間の脳は新しい知識を既存の知識と関連付けて取り込んでいくため、基礎に戻る作業を惜しまないことが化学の新演習の効果的な使い方です。

第二段階:バツ印の問題を重点的に復習する

次の模試の出題範囲を一周したら、再び最初に戻ってバツ印がついた問題だけを復習していきます。二周目で解けるようになる問題は少ないはずなので、バツ印を累積させていきましょう。解けるようになった問題には丸印をつけ、そのような問題は三周目以降は飛ばして構いません。

一度丸印がついた問題は模試の直前まで放置しておきましょう。できるだけ勉強時間を新しい知識を増やすことに使いたいため、丸印がついたことのない問題を優先的に回していくのが化学の新演習の効率的な使い方です。

模試の前になったら、一度丸印がついた問題も忘れている可能性があるので復習しましょう。特に丸印がつくまでに時間がかかった問題から優先的に見直すと効果的です。三日以上空けて解けたら丸印をつけるというルールを守ることで、復習の効率が大幅に上がります。

第三段階:短期的な復習との付き合い方

分散学習が基本とはいえ、たまには短期的な復習がしたくなることもあります。その日に勉強した内容を寝る前に確認したり、前日に学習した内容が気になって見返したりすることは問題ありません。

ただし短期的な復習をして解けたからといって丸印はつけないようにしましょう。三日以上空けて解けたら丸印をつけるというルールを破ってしまうと、丸印が信用できなくなって全ての問題を復習する羽目になり、非常に効率が悪くなります。

短期的な復習は短期記憶に留まるため効果が薄く、長期記憶につながる分散学習を阻害する可能性もあります。安心感が得られる以外にメリットはあまりないことを理解した上で、上手に付き合っていくことが化学の新演習を使いこなすコツです。

化学の新演習の習得にかかる時間

化学の新演習の習得にかかる時間を解説します。

化学の新演習には全部で331問が収録されているため、一問あたり20分かけて解くとすると、一周するだけでも約110時間かかります。これに復習の時間を加えると、レベル1に到達するまでに150時間から200時間程度必要になるでしょう。

レベル2の8割以上を自力で解けるようになるまでには、さらに100時間から150時間ほどの追加学習が必要です。つまり化学の新演習を完璧に仕上げるには、合計で250時間から350時間ほどの学習時間を確保しなければなりません。

一日2時間化学に時間を使える受験生であれば、4ヶ月から6ヶ月程度で習得できる計算になります。ただしこれは化学の良問問題集までを完璧に仕上げた状態からの時間なので、基礎からやり直す必要がある受験生はさらに時間がかかることを覚悟しておきましょう。化学の新演習は最難関大学を目指す受験生向けの参考書なので、十分な学習時間を確保することが大切です。

化学の新演習を使う時の注意点

化学の新演習を使う時の注意点を解説します。

最も重要な注意点は、この参考書がほとんどの受験生にとって不要であるということです。エクセル化学だけで偏差値67.5まで到達でき、化学の良問問題集までで偏差値70が取得可能なため、無理に化学の新演習に手を出す必要はありません。

化学の新演習が必要になるのは、東京大学理科三類、京都大学医学部、大阪大学医学部、東京科学大学医学部、慶應義塾大学医学部といった最難関大学を志望する受験生だけです。それ以外の大学を目指す受験生は、化学の良問問題集を完璧に仕上げて過去問演習に進む方が効率的です。

また化学の新演習に取り組む前には、必ずエクセル化学などの教科書傍用問題集と化学の良問問題集を習得し、偏差値70近くを安定して取れている必要があります。基礎が固まっていない状態で難しい問題集に手を出しても、理解が深まらず時間を無駄にしてしまうので注意しましょう。

化学の新演習の特徴

化学の新演習の特徴をいくつか解説します。

一つ目の特徴は、思考力と応用力を徹底的に鍛えられる良問が揃っていることです。

単なる知識の暗記だけでは解けない問題が多く、化学の原理原則を深く理解していないと正解にたどり着けません。最難関大学の入試問題に対応できる実力を養うのに最適な参考書です。

二つ目の特徴は、幅広い分野から厳選された331問が収録されている点です。

理論化学、無機化学、有機化学のすべての分野にわたって高難度の問題が配置されており、偏りなく実力を高められます。どの分野も最難関大学で出題される可能性があるため、まんべんなく学習できるのは大きなメリットです。

三つ目の特徴は、解答解説が非常に詳しく書かれていることです。

難易度の高い問題が多いため、解説を読んでも理解できないことがあるかもしれませんが、その際は化学の新研究などの辞書的な参考書を併用することで理解を深められます。

化学の新演習のメリット

化学の新演習のメリットをいくつか解説します。

最難関大学の化学で高得点を狙える実力がつく

化学の新演習の最大のメリットは、最難関大学の化学で高得点を狙える実力が身につくことです。偏差値72.5まで到達できる参考書は市販されているものの中でもほとんどなく、東京大学理科三類や京都大学医学部といった超難関校を目指す受験生にとって貴重な教材となっています。

この参考書で8割以上の問題を自力で解けるようになれば、化学に関しては市販の参考書でやるべきことはほぼ終了です。あとは志望校の過去問演習に集中することで、合格点を確実に取れる実力を養えます。

思考力と応用力が大幅に向上する

化学の新演習に取り組むことで、思考力と応用力が大幅に向上します。収録されている問題はどれも単純な暗記では解けない良問ばかりで、化学の原理原則を深く理解し、それを応用する力が求められます。

このような訓練を積むことで、初見の問題にも対応できる柔軟な思考力が身につきます。最難関大学の入試では見たことのない形式の問題が出題されることも多いため、化学の新演習で鍛えた応用力は本番で大きな武器になるでしょう。

化学の全分野を網羅的に学べる

化学の新演習では理論化学、無機化学、有機化学のすべての分野から高難度の問題が収録されています。特定の分野に偏ることなく、バランスよく実力を高められるのは大きなメリットです。

最難関大学の入試ではどの分野からも難問が出題される可能性があるため、苦手分野を作らないことが重要です。化学の新演習を使って全分野を網羅的に学習することで、どんな問題が出題されても対応できる総合力を養えます。

化学の新演習のデメリット

化学の新演習のデメリットをいくつか解説します。

ほとんどの受験生には難しすぎる

化学の新演習の最大のデメリットは、ほとんどの受験生には難しすぎることです。この参考書は偏差値70前後の実力がある受験生が、さらに上を目指すために使うものであり、基礎が固まっていない段階で取り組んでも理解が追いつきません。

多くの大学では化学の良問問題集までで十分に合格点を取れるため、無理に化学の新演習に手を出す必要はありません。自分の志望校と現在の実力を冷静に見極めて、本当に必要かどうか判断することが大切です。

習得に膨大な時間がかかる

化学の新演習を完璧に仕上げるには250時間から350時間という膨大な時間が必要です。一日2時間勉強したとしても4ヶ月から6ヶ月かかる計算になり、他の科目とのバランスを考えると相当な負担になります。

受験勉強では限られた時間の中で複数の科目を勉強しなければならないため、化学だけに多くの時間を使いすぎると他の科目がおろそかになる危険性があります。化学の新演習に取り組む場合は、全体の学習計画をしっかり立てることが重要です。

前提知識がないと効果が出ない

化学の新演習は教科書傍用問題集と化学の良問問題集を完璧に仕上げた受験生を対象としているため、前提知識がない状態で取り組んでも効果が出ません。基礎が固まっていないのに難しい問題集に手を出すと、理解が中途半端になってしまいます。

化学の新演習に進む前には、必ず偏差値70近くを安定して取れるようになっておく必要があります。焦って難しい参考書に進むよりも、まずは基礎から標準レベルの参考書を確実に習得することを優先しましょう。

化学の新演習はいつから始めるべきですか?

化学の新演習を始める最適な時期は、偏差値65~70に到達した時点からです。

具体的な時期としては、以下のタイミングがおすすめです。

理想的な開始時期は高3の6月から7月

最も理想的なのは高3の6月から7月に化学の新演習を開始することです。この時期であれば、習得に必要な250時間から350時間を確保しながら、秋以降の過去問演習にもしっかり時間を割けます。

6月までにエクセル化学や化学の良問問題集を完璧に仕上げ、全統記述模試などで偏差値70前後を安定して取れるようになっていることが前提条件です。この段階まで到達していれば、夏休みを使って化学の新演習に集中的に取り組めます。

遅くとも始めるべき時期は高3の10月まで

遅くとも高3の10月までには化学の新演習を開始したいところです。

ただし、東大京大志望だとしてもそれ以降に開始する必要はありません。それ以降であればこれまで解いた化学の重要問題集などを再度見直すなどに時間を使うことをおすすめします。

9月から始めても、一日2時間程度の学習時間を確保できれば、入試本番までに8割以上の問題を自力で解けるレベルまで到達できます。

ただし9月以降に開始する場合は、他の科目とのバランスに注意が必要です。化学だけに時間を使いすぎて、数学や英語などの主要科目がおろそかにならないよう、全体の学習計画をしっかり立てましょう。

化学の新演習に関するよくある質問

化学の新演習の使い方や選び方に関するよくある質問を紹介します。

化学の新演習は共通テスト対策にも使えますか?
化学の新演習は共通テスト対策には不要です。共通テストは基礎から標準レベルの知識を問う試験なので、化学の良問問題集までで十分に対応できます。化学の新演習は二次試験で難問が出題される最難関大学を志望する受験生のための参考書です。
共通テスト対策には共通テスト実践模試や共通テスト化学実験資料の考察問題などの専用参考書を使う方が効率的でしょう。化学の新演習に取り組む時間があれば、志望校の二次試験対策に集中することをおすすめします。
化学の新演習で分からない問題が多い場合はどうすればいいですか?
化学の新演習で分からない問題が多い場合は、一度基礎に戻ることをおすすめします。エクセル化学や化学の良問問題集に戻って、該当範囲の知識を確認し直しましょう。また化学の新研究のような辞書的な参考書を併用することで、より深い理解が得られます。
化学の新演習は難易度が高いため、最初は解けない問題が多くても当然です。焦らずに基礎と新演習を行き来しながら、少しずつ理解を深めていくことが大切です。
化学の新演習を始める前にどの参考書を終わらせておくべきですか?
化学の新演習を始める前には、エクセル化学などの教科書傍用問題集と化学の良問問題集を完璧に仕上げておく必要があります。これらの参考書で偏差値70近くを安定して取れるようになってから、化学の新演習に進むのが効果的な使い方です。
基礎が固まっていない状態で化学の新演習に取り組んでも、理解が追いつかず時間を無駄にしてしまいます。焦らずに段階を踏んで学習を進めることが、結果的に最短ルートになります。
化学の新演習は何周すれば偏差値72.5に到達できますか?
化学の新演習を何周すれば偏差値72.5に到達できるかは個人差がありますが、一般的には3周から5周程度必要です。一周目で理解できる問題は少なく、二周目、三周目と繰り返すことで徐々に解ける問題が増えていきます。
重要なのは周回数ではなく、8割以上の問題を自力で解けるようになることです。丸印とバツ印で管理しながら、バツ印の問題を重点的に復習していくことで、効率よくレベル2に到達できます。
化学の新演習は化学の重要問題集とどちらを選ぶべきですか?
化学の新演習と化学の重要問題集は難易度が異なる参考書です。化学の重要問題集は偏差値65から70程度を目指す受験生向けで、多くの難関大学志望者に適しています。一方、化学の新演習は偏差値72.5を目指す最難関大学志望者向けです。
東京大学理科三類や京都大学医学部、慶應義塾大学医学部といった超難関校を目指すのでなければ、化学の重要問題集で十分でしょう。自分の志望校のレベルに合わせて選ぶことが大切です。
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