【参考書解剖】英語長文ポラリスの使い方とレベル!いつからやるべきかも解説!

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英語長文ポラリスのおすすめの使い方と勉強法を徹底解説します。

英語長文ポラリスのレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみた上でのおすすめの英語長文ポラリスの参考書としての進め方や順番についても紹介します。

逆転合格特化塾塾長 竹本
逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘

これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

英語長文ポラリスのレベル

英語長文ポラリスのレベルを解説します。

英語長文ポラリスのレベルと難易度

結論として、英語長文ポラリスのレベルや難易度は、シリーズごとに異なる段階的な構成になっています。0基礎レベルは共通テストレベル、1標準レベルは日東駒専からMARCHレベル、2応用レベルはMARCHから早慶レベル、3発展レベルは早慶から東大京大レベルの参考書です。

英語長文ポラリスは、受験生の現在の実力や志望校に合わせて選択できる柔軟性の高い参考書シリーズとなっています。基礎から最難関大学レベルまで、段階的にステップアップできる構成が大きな特徴です。

各レベルには12題の長文が収録されており、最新のテーマを扱った文章が豊富に含まれています。そのため、実際の入試で出題される可能性の高いトピックに触れながら、実戦的な読解力を養うことができます。

逆転合格特化塾塾長 竹本
逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘

英語長文ポラリスは多読用として非常に優れた参考書です。ただし注意点として、必ずイチから鍛える英語長文シリーズや基礎英文解釈の技術70や100などで正しい読み方を身につけてから取り組むようにしてください。いきなりポラリスから始めると、構造解析に頼りすぎて本番で時間が足りなくなる受験生を毎年見ています。

英語長文ポラリスの習熟度別のレベル

英語長文ポラリスの習熟度別のレベルを段階的に解説します。受験生がどの段階まで到達しているかを確認することで、次の学習ステップが明確になります。

レベル1は、設問の5割を解くことができる段階です。この段階では、基本的な英文法と単語力がある程度身についており、長文の大まかな流れは理解できる状態です。

レベル2は、設問の8割を解くことができる段階です。この段階になると、文章の論理展開を追えるようになり、細部の理解も進んでいます。偏差値としては55から60程度に相当します。

レベル3は、黙読で長文を読み下し、意味を掴むことができる段階です。返り読みをせずにスムーズに読み進められるようになり、読解スピードも向上しています。偏差値としては60から65程度に相当します。

レベル4は、音読で長文を読み下し、意味を掴むことができる段階です。音読しながらでも内容が頭に入ってくる状態で、英語の語順のまま理解できるようになっています。偏差値としては65から70程度に相当します。

英語長文ポラリスのおすすめの使い方

英語長文ポラリスのおすすめの使い方を段階的に解説します。

第一段階:英語長文の問題演習と解答確認の段階です。

まず時間を測って長文を読み、設問に取り組みます。このとき、わからない単語があってもすぐに調べず、文脈から推測する訓練をすることが重要です。解答後は答え合わせを行い、間違えた問題については解説をしっかり読み込みます。

なぜその選択肢が正解なのか、どの部分が根拠になっているのかを明確にしましょう。また、自分の解答プロセスと解説の解法を比較することで、効率的な解き方を学ぶことができます。

第二段階は構造理解と和訳の段階です。

解説に掲載されている構造解析を参考にしながら、全文を精読していきます。ただし、すべての文を詳細に構造分析する必要はありません。文の主語と動詞を見抜く練習を中心に行い、複雑な構文が使われている文のみ丁寧に分析します。

わからなかった単語や熟語は必ずノートにまとめ、定期的に復習するようにしましょう。また、段落ごとに要約を作成する習慣をつけることで、文章全体の流れをつかむ力が養われます。

第三段階は速読の強化に向けた音読とシャドーイングの段階です。

付属の音源を活用して、何度も音読を繰り返します。最初はスクリプトを見ながらゆっくりと音読し、徐々にスピードを上げていきます。音読を5回程度行ったら、次はシャドーイングに挑戦しましょう。

音源を聞きながら、少し遅れて同じ内容を口に出す練習です。この段階では、英語の語順のまま内容を理解できるようになることが目標です。1つの長文につき、最低でも10回は音読することをおすすめします。

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英語長文ポラリスの習得にかかる時間

英語長文ポラリスの習得にかかる時間について解説します。

1冊あたりの標準的な学習期間は、約1ヶ月から1ヶ月半です。各レベルには12題の長文が収録されているため、1日1題のペースで進めると12日で1周できます。ただし、1周だけでは十分な定着は望めません。

理想的なペースとしては、1日1題を新規で解きながら、同時に前日までに解いた長文の音読復習を行う方法です。このペースで進めると、約2週間で1周し、その後2周目の復習に入ることができます。

完全な習得を目指す場合は、最低でも3周することをおすすめします。1周目は問題演習と構造理解、2周目は音読と定着確認、3周目はスピードを意識した読解練習という形で、周ごとに目的を変えて取り組むことが効果的です。

1日あたりの学習時間の目安は、1時間から1時間半程度です。新規の長文に30分から40分、復習の音読に20分から30分、間違えた単語の確認に10分程度を配分すると、バランスの良い学習ができます。

英語長文ポラリスを使う時の注意点

英語長文ポラリスを使う時の注意点をいくつか解説します。

最も重要な注意点は、全文の構造解析に頼りすぎないことです。英語長文ポラリスには丁寧な構造解析が掲載されていますが、すべての英文を精読していては試験時間内に解き終わることができません。

精読の延長線上に長文読解はないという点を理解しておく必要があります。構造解析は、複雑な文や理解が難しい文に絞って活用するようにしましょう。

次の注意点として、英語長文ポラリスを使う前提条件を満たしているか確認することが大切です。この参考書は、イチから鍛える英語長文シリーズなどで正しい読み方を習得してから使うべきものです。

英文法の基礎が固まっていない段階や、単語力が不足している状態で取り組んでも、十分な効果は得られません。最低でも英単語帳1冊、英文法の参考書1冊、英文解釈の参考書1冊を終えてから取り組むことをおすすめします。

また、松濤舎の指導方針では応用レベルと発展レベルのみを使用するとされていますが、これは受験生の実力によります。自分の現在のレベルに合わないものを選ぶと、挫折の原因になります。

設問の正答率が3割以下の場合は、1つ下のレベルから始めることを検討しましょう。逆に、8割以上正解できる場合は、次のレベルに進んでも問題ありません。

英語長文ポラリスの特徴

英語長文ポラリスの特徴をいくつか解説します。

第一の特徴は、ネイティブスピーカーのナチュラルスピードの音源が付属していることです。最近の大学入試では、リスニング能力も重視される傾向にあります。

付属の音源をダウンロードして活用することで、長文読解とリスニング対策を同時に進めることができます。音源は自然な速度で収録されているため、実際の試験に近い環境で練習できる点が大きなメリットです。

第二の特徴は、全文に構造解析が掲載されていることです。主語と動詞の関係、修飾語句の構造、文型などが詳しく解説されているため、英文の構造を理解しながら学習を進められます。

5文型を意識して読む習慣をつけることで、複雑な英文も正確に読み解く力が養われます。ただし、前述の通り、この特徴は使い方を誤ると逆効果になる可能性もあるため注意が必要です。

第三の特徴は、最新のテーマを扱った文章が多数収録されていることです。環境問題、テクノロジー、社会問題など、現代社会で注目されているトピックを題材にした長文が含まれています。

これらのテーマは実際の入試でも頻出するため、最新の話題に触れながら学習することで、本番への自信につながります。また、背景知識を得ることで、初見の文章でも内容を推測しやすくなります。

英語長文ポラリスのメリット

英語長文ポラリスのメリットを解説します。

段階的なレベル設定で無理なく学習できる

英語長文ポラリスの大きなメリットは、4段階のレベル設定により、自分の実力に合わせて無理なく学習を進められることです。基礎レベルから発展レベルまで、段階的にステップアップできる構成になっています。

受験生は自分の現在の偏差値や志望校に応じて、適切なレベルを選択できます。また、1つのレベルを習得したら次のレベルに進むという明確な学習の道筋があるため、モチベーションを保ちやすいという利点もあります。

音源を活用した総合的な英語力向上が可能

付属の音源を活用することで、読解力だけでなくリスニング力も同時に鍛えることができます。音読やシャドーイングを繰り返すことで、英語の語順のまま理解する力が養われます。

また、ネイティブの発音に触れることで、正しい発音やイントネーションを学ぶことができます。音源を使った学習は、英語を英語のまま理解する回路を作るために非常に効果的です。

詳しい解説で独学でも学習しやすい

英語長文ポラリスは、独学で学習を進める受験生にとっても使いやすい参考書です。問題の解説だけでなく、全文の構造解析や単語の意味、文法事項の説明など、理解を深めるための情報が豊富に掲載されています。

わからない部分があっても、解説を読めば自力で理解できる内容になっているため、予備校や塾に通わなくても効果的に学習を進めることが可能です。

英語長文ポラリスのデメリット

英語長文ポラリスのデメリットを解説します。

構造解析に頼りすぎるリスクがある

英語長文ポラリスのデメリットとして、全文に構造解析が掲載されているがゆえに、それに頼りすぎてしまう危険性があります。受験生によっては、すべての文を細かく分析する習慣がついてしまい、試験本番で時間が足りなくなるケースがあります。

構造解析は理解を深めるツールとして活用すべきですが、読解のスピードとのバランスを取ることが重要です。日頃から時間を意識した学習を心がける必要があります。

問題数が比較的少ない

1冊に収録されている長文が12題と、他の長文問題集と比べて問題数がやや少ないのもデメリットの1つです。多くの長文に触れて経験を積みたい受験生にとっては、物足りなく感じる可能性があります。

そのため、英語長文ポラリスだけでなく、他の長文問題集も併用することをおすすめします。やっておきたい英語長文シリーズなどと組み合わせることで、より多くの長文に触れることができます。

前提となる基礎力が必要

英語長文ポラリスは、ある程度の基礎力が身についていることを前提とした参考書です。英単語や英文法、英文解釈の基礎が固まっていない段階で取り組むと、解説を読んでも理解できない部分が多く出てきます。

効果的に活用するためには、事前に基礎固めをしっかり行う必要があります。焦って長文問題集に取り組むよりも、順序立てて学習を進めることが大切です。

英語長文ポラリスに関するよくある質問

英語長文ポラリスに関するよくある質問を解説します。

英語長文ポラリスはいつから始めるべきですか?
英語長文ポラリスを始めるタイミングは、英単語帳1冊、英文法の参考書1冊、英文解釈の参考書1冊を終えた後が理想的です。具体的には、受験勉強を開始してから4ヶ月から5ヶ月程度経過した時期が目安となります。
基礎力が不十分な状態で長文問題集に取り組んでも効果が薄いため、焦らずに順序立てて学習を進めることが大切です。ただし、受験まで1年を切っている場合は、基礎固めと並行して少しずつ長文にも触れていく必要があります。
英語長文ポラリスの音源はどのように活用すればよいですか?
英語長文ポラリスの音源は、問題を解いて構造理解をした後に活用するのが効果的です。まずスクリプトを見ながらゆっくりと音読し、発音やイントネーションを確認します。
5回程度音読したら、次は音源を聞きながらシャドーイングを行います。音源のスピードについていけない場合は、最初は0.8倍速など遅めの速度から始めても構いません。最終的には1倍速で内容を理解しながらシャドーイングできることを目標にしましょう。
英語長文ポラリスは何周すれば習得できますか?
英語長文ポラリスの習得には、最低でも2周することをおすすめします。1周目は問題演習と解答確認、間違えた部分の分析に重点を置きます。
2周目は音読を中心とした復習を行い、英文の内容を定着させます。ただし、1周目で8割以上正解できた長文は、2周目は音読のみで十分です。
英語長文ポラリスとやっておきたい英語長文の違いは何ですか?
英語長文ポラリスとやっておきたい英語長文シリーズの主な違いは、収録されている長文の内容と解説の詳しさにあります。英語長文ポラリスは最新のテーマを扱った文章が多く、全文に構造解析が掲載されているのが特徴です。
一方、やっておきたい英語長文シリーズは問題数が多く、実際の入試問題から良問を厳選しているという特徴があります。どちらも優れた参考書ですが、英語長文ポラリスは構造理解を重視する受験生に、やっておきたい英語長文シリーズは多くの問題に触れたい受験生におすすめです。
英語長文ポラリスはどのレベルから始めるべきですか?
英語長文ポラリスを始める際のレベル選択は、受験生の現在の実力によって異なります。偏差値50未満の受験生は0基礎レベルから、偏差値50から55程度の受験生は1標準レベルから始めることをおすすめします。
偏差値55から60程度であれば2応用レベル、偏差値60以上で早慶や旧帝大を目指す受験生は3発展レベルから取り組むとよいでしょう。ただし、実際に1題解いてみて、設問の正答率が5割以下の場合は1つ下のレベルから始めることをおすすめします。
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