心に寄り添う書道指導 ― 川崎・裕姫書道会が目指す”のびのび”とした学び

ピアノ教室でのご縁から始まった裕姫書道会は、少人数制にこだわった書道教室です。基礎的な書道から、はがきに水彩画を添えるアート書道まで、幅広いニーズに対応。緊張せずに学べる和やかな雰囲気づくりを大切にしています。
きれいな文字を身につけることで自分に自信がつき、今後の人生にプラスになる――そんな願いを込めて、一人ひとりと丁寧に向き合っています。
オンラインレッスンの展開も視野に入れた同教室の取り組みについて代表の裕姫先生にインタビューしました。

サービス概要

ー裕姫書道会について、どのような教室なのか教えてください。

裕姫先生：当教室は幼児（年長）〜大学生まで、幅広い年齢層の生徒さんに書道を指導している教室です。週に1回、月4回のペースで自宅教室にて小学生・中学生・大学生向けの指導を行っており、別途、大人の方を対象としたレッスンも月5回ほど実施しています。どちらも少人数制で、きめ細やかな指導を心がけています。

子供向けのクラスでは毛筆と硬筆の両方を指導し、大人向けのクラスではペン字（筆ペンを含む）を中心に教えています。1回のレッスン時間は、子供クラスが1時間、大人クラスは休憩を含めて2時間となっています。

設立の経緯・きっかけ

ー教室を始められたきっかけを教えていただけますか？

裕姫先生：約15年前、娘のお友達のお母様から「うちの子に書道を教えてほしい」とお声がけいただき、最初は娘とそのお友達2人だけを自宅で教えることから始めました。

その後、娘のピアノの先生から近所の集会所を紹介していただき教室を開設したところ、徐々に生徒さんが増えていきました。コロナ禍をきっかけに現在は自宅教室に場所を移し、約20名の子供たちと約20名の大人の方を指導しています。

また、大人の生徒さんの中には、ホームページを見て遠方から通ってくださる方もいらっしゃいます。

特徴やアピールポイント

ー書道教室として特に意識されている点や強みを教えてください。

裕姫先生：私が最も大切にしているのは、生徒さんが伸び伸びと楽しく書道に取り組める和やかな雰囲気づくりです。緊張しすぎると字が書けなくなってしまうので、生徒さん一人ひとりの気持ちに寄り添った指導を心がけています。

特に高学年の小学生は精神的に大きな成長期を迎え、友人関係など様々な悩みを抱えています。そういった気持ちは文字にも表れるので、書道の指導だけでなく、生徒さんの様子をよく観察し、必要に応じて話を聞いたり、アドバイスをしたりしています。

お母様方から多く頂いているお悩みである「鉛筆の文字をきれいにしてもらいたい」というのに対して、昨年からは、毛筆だけでなく硬筆にも力を入れています。

最近ではお母様方から、「お名前の文字がとてもきれいになりました」「字を丁寧に書くようになりました」とメッセージをいただいたり、生徒さん本人からも「学校の先生にすごく褒められた」と喜ぶ声もありました。硬筆の練習で文字の形を整えることによって、毛筆にも良い効果があることを実感しています。

また、アート書道という、はがきに筆ペンで文字を書き、水彩絵の具で模様を付ける特別なレッスンも行っています。現在は大人の生徒さん2名に指導していますが、夏休みには子供向けのワークショップとしても開催し、好評をいただいています。母の日のカードや、大切な方へのお祝いカードなど、様々な用途でご活用いただいています。