“中学英語で充分だった”― 55歳で掴んだ英会話の真実。綿貫英会話スクールが実践する、”誰でも話せる”英語教育とは

「英語を話したい」という夢は、多くの人が持ち続けていながら、なかなか実現できないものの一つではないでしょうか。特に、ある程度年齢を重ねてから「もう遅いのでは」と諦めてしまう方も少なくありません。

そんな中、「55歳からのやり直し英会話」という画期的なプログラムを展開する英会話スクールがあります。小学生から70代まで幅広い年齢層の生徒が通う『綿貫英会話スクール』です。

同スクールでは、「文法と会話の同時進行」という独自の教育メソッドを採用。特に注目すべきは、スクール主催の綿貫陽子氏自身が55歳で大学を卒業し、その経験を活かして確立した教育方法です。「正しい方法で学べば、誰でも必ず英語は話せるようになる」。そんな綿貫氏の確信に満ちた言葉の背景には、どのような思いがあるのでしょうか。

今回は綿貫氏に、スクールの特徴や英語教育に対する深い思い、そして「人生100年時代」における英語学習の可能性について詳しくお話を伺いました。

基礎からしっかり学べる、綿貫英会話スクールの特徴

ー綿貫英会話スクールについて、どのような方を対象に、どのような指導を行っているのか教えてください。

綿貫陽子代表:小学生から70代まで幅広い年齢層の生徒さんが在籍しています。小学生は会話中心の指導から始め、高学年になると文法指導も取り入れています。特徴的なのは、文法と会話を同時進行で教えているところです。中学生、高校生に対しては、学校の成績向上だけでなく、実践的な会話力も身につけられるよう工夫しています。

50代、60代の方々も多く通われていますが、そういった方々にも基本的な文法をしっかりと教えた上で、会話練習を行っています。英会話だけを教えても上達は難しいので、必ず基礎となる文法も併せて指導しています。私たちのアプローチは、文法学習と会話練習を密接に結びつけることで、より効果的な英語習得を目指しています。

自身の経験から生まれた独自の教育メソッド

ー綿貫様がこの英会話スクールを始められた経緯を教えてください。

綿貫:私自身の英語学習体験が、現在のメソッドの原点となっています。30歳で出産後、娘と同級生を生徒として児童英会話教室をスタートさせました。その後、私自身もさらなる英語力向上のためネイティブの方に英会話を習いましたが、5年間全く話せるようになりませんでした。その授業は、すでに英語が話せる人たちによる討論のような形式で、初心者には非常に難しいものでした。

この経験から、より効果的な学習方法を探し始め、日本人女性が経営する別のスクールで学び直すことにしました。そこで、中学1年から高校3年までの文法を1から学び直し、同時に会話も練習するという方法に出会いました。基礎からしっかりと積み上げていく方法で、驚くほど効果がありました。

その経験から、「この方法なら誰でも話せるようになる」と確信し、さらに学びを深めるため45歳で英文科に入学しました。英語教育の本質を理解し、自分が歩んできた道を活かして、より効果的な英語教育を提供したいと考えたのです。

私の目標は、世界の親善大使となれるような人材を育てることです。学校教育では難しい部分を補完し、実践的な英語力を身につけられる環境を作りたいと考えています。

中学英語の本質を理解することが鍵

ー他の英会話サービスにはない特徴や、最大のアピールポイントを教えてください。

綿貫:多くの方が英文法を必要以上に難しく考えすぎています。実は、つまずきの原因は基本の基本にあることが多いんです。中学3年までの英文法を完全に使いこなせれば、自分の言いたいことをかなりの程度で相手に伝えられます。

ただし、ここで重要なのは、英検3級レベルの穴埋め問題が解けるだけでは不十分だということです。全ての文を英語で言えるところまで練習する必要があります。実は、英語が話せる方でも中学1年レベルの文法でミスをすることがあります。例えば、三単現のsの抜け落ちなど、本当に基本的なところでつまずくんです。

学校教育では点数を取ることが重視されがちですが、それだけでは実践的な英語力は身につきません。私たちのスクールでは、学んだ文法を即座に会話の中で使う練習を重視しています。これにより、文法知識が実践的なスキルとして定着していくのです。

効果的な学習を実現する独自の指導方法

ー生徒さんを指導する際に、特に意識していることはありますか?

綿貫:文法を教えた直後に、すぐにそれを会話の中で使うことを心がけています。例えば、学んだ文法を使って質問をし、生徒さんに答えてもらい、今度は生徒さん自身に質問を考えてもらう。このように、学んだことをすぐに実践することで、より効果的に身につけられます。

特に重要視しているのが、肯定文、否定文、疑問文をセットで練習することです。日本語と英語では質問の仕方が全く異なります。日本語では「〜ですか?」と最後に付け加えるだけですが、英語では文の構造自体を変える必要があります。

また、否定文の重要性も強調しています。難しい単語を知らなくても、基本的な否定文を使うことで十分に意思を伝えられることが多いのです。しかし、多くの学習者は否定文の練習を軽視しがちです。

生徒一人一人の興味や好みに合わせた指導も心がけています。例えば、映画が好きな生徒さんには映画の内容について英語で質問したり、その生徒さんならではの話題を取り入れたりしています。また、発音やリンキング、歯音など、細かい部分にも気を配り、適切なフィードバックを行っています。

年齢やレベルに合わせた多彩なコース展開

ー綿貫英会話スクールで提供しているコースやプランについて具体的に教えてください。

綿貫:小学生向けには、1年生からテキストを使った英会話レッスンを提供しています。高学年になると、文字や文法にも興味を持ち始めるので、段階的に文法指導も取り入れています。

中学生向けのコースでは、学校の教科書の暗記と文法学習の時間を明確に分けています。暗記は非常に重要で、基本フレーズを覚えていれば、単語を入れ替えるだけで様々な表現ができるようになります。ただし、ただ暗記するだけでなく、暗記した表現を実際の会話の中で使う練習も行います。

高校生には、文法指導と英検対策を組み合わせた指導を行っています。特に英検の2次試験(面接)対策では、普段の会話練習で培った力が大きな強みとなります。そのため、生徒さんたちは1次試験に合格すれば、2次試験は自信を持って臨めるようになっています。

上級者向けには、TED speechを教材として使用しています。英検2級以上のレベルの方に最適で、理解力を大きく向上させることができます。TED speechは、様々なトピックについて深い内容を扱っているため、語彙力や表現力の向上にも効果的です。

「55歳からのやり直し英会話」への想い

特筆すべきは、「55歳からのやり直し英会話」というプログラムです。これは私自身が55歳で大学(通信教育含む)を卒業した経験から生まれました。50代後半から60歳前後の方々が、「還暦までに英語を話せるようになりたい」という思いで入会されることが多いんです。

子育ても一段落し、自分の時間を持てるようになったこの時期だからこそ、長年温めてきた英語学習への思いを実現したいという方が多いのです。人生100年時代となり、50代以降にもまだまだ十分な時間があります。海外旅行の機会も増え、自分の時間を持てるようになるこの年代だからこそ、新しいチャレンジとして英会話を始める方が増えているんです。

今後の展望と入会希望者へのメッセージ

ー今後、より強化していきたい点はありますか?

綿貫:学校教育の変革を待っているだけでは間に合いません。文法と会話を同時に学べる人をもっと増やしていきたいですね。特に大人の方は「英語は苦手」と諦めている方が多いのですが、その方々に自信を持って英語を使えるようになっていただきたいという思いで、コーチングに力を入れています。

多くの方が「挨拶程度でも英語が話せたらいいな」とおっしゃいますが、それは決して遠い夢ではありません。基本をしっかりと身につけ、段階的に学んでいけば、必ず実現できる目標なのです。特に、海外旅行に頻繁に行かれる方にとって、英語でコミュニケーションが取れるようになることは、旅の質を大きく変える可能性があります。

ー最後に、入会を希望される方へメッセージをお願いします!

綿貫:人生100年時代、あなたの「英語を話したい」という夢を、ぜひ叶えてください。年齢に関係なく、正しい方法で学べば、必ず英語は話せるようになります。その夢の実現のお手伝いを、私たちがさせていただきます。

私たちのスクールでは、一人一人の目標や学習スタイルに合わせた指導を心がけています。英語学習に不安を感じている方も、まずは一歩を踏み出してみてください。きっと、新しい可能性が開けるはずです。