北海道で数少ない和太鼓教室として、小学1年生から70代まで幅広い年齢層に指導を行う和楽和太鼓アカデミー。プロ志望者への専門的な指導から趣味として楽しみたい方まで、一人ひとりのニーズに応える柔軟なレッスンスタイルが特徴です。笛やシンバルとのセッションなど、和洋折衷の革新的なアプローチで和太鼓の新たな可能性を追求しています。

サービス概要
ー和楽和太鼓アカデミーについて、どのような方を対象にどんな指導を行っているのか教えてください。
田村さん:当アカデミーでは、小学1年生からシニアの方まで、幅広い年齢層の生徒様を対象に和太鼓の指導を行っています。特徴的なのは、他の和太鼓教室と大きく異なり、プロを目指す方のための専門的な指導を行っているという点です。プロの現場で活躍できるような和太鼓の知識と技術を習得できる環境を整えています。
同時に、趣味として和太鼓を楽しみたい方も受け入れられるよう、団体レッスンも設けており、レッスンスタイルはマンツーマンと少人数制から選択可能です。また、両方の掛け持ちも可能な柔軟な体制を整えています。
設立の経緯・きっかけ
ー教室を立ち上げられたきっかけや経緯を教えていただけますでしょうか?
田村さん:北海道には和太鼓教室が非常に少なく、2~3つほどしかないという現状がありました。その中で新たな選択肢を増やしたいという思いが第一にありました。
また、既存の和太鼓教室の多くが趣味レベルでの指導に留まっており、運動不足解消や余暇活動としての位置づけが主流で、中学生や高校生など、音楽のプロ、和太鼓のプロを目指したい若い世代が学べる場所が存在していませんでした。そういった方々の夢を支援できる教室を作りたいという思いから、一昨年の夏に教室を立ち上げました。
特徴やアピールポイント
ー和楽和太鼓アカデミーならではの特徴やアピールポイントを教えてください。
田村さん:当アカデミーでは、独自の教本を使用しています。日本太鼓財団の5級から1級までの体系に対し、より細かく段階を分けた独自の10級から1級までのカリキュラムを設けています。
また、和太鼓単体での演奏だけでなく、笛や和太鼓、シンバルを組み合わせたセッションスタイルや、洋楽ドラムのようなアプローチも取り入れている点も特徴です。さらに、音楽知識の習得にも力を入れており、バンド演奏における和太鼓の役割や、音のバランス感覚なども指導しています。
私自身、和洋折衷のバンド「和楽」を主宰しており、ベース、ピアノ、三味線、お琴など様々な楽器とのアンサンブルを行っています。和太鼓奏者が単体でも活躍できる環境作りを目指しているのが、他の教室との大きな違いです。

生徒に指導する際に意識していること
ー実際の指導において、意識されていることはありますか?
田村さん:少人数制の特性を活かし、一人一人としっかり向き合うことを重視しており、技術面での課題はもちろん、生徒さんの性格も考慮した指導を心がけています。例えば、厳しい指摘が苦手な方には褒める指導を多くするなど、個々に合わせたアプローチを行っています。
また、ある程度上達した生徒さんには、あえて厳しい経験をさせることもあります。これは現代の教育観からすると異質かもしれませんが、失敗や困難を経験することで、次の成長につながると考えているためです。
コースや料金体系
ーコースや料金体系について教えていただけますか?
田村さん:主に2つのコースを用意しています。1つ目は「リズム遊びコース」で、1コマ1時間の週1回レッスンを8,000円から提供しています。級が上がるにつれて料金も変動します。
2つ目は完全マンツーマンのコースで、1コマ1時間で月3回までを好きなタイミングで受講できる形式となっています。料金は15,000円からとなっています。なお、入会金として別途6,000円、体験レッスンは2,500円となっています。
今後のビジョン・展望
ー今後の展望についてお聞かせください。
田村さん:北海道は本州に比べて和太鼓の伝統が浅く、お祭りなどの文化も少ないため、技術レベルにまだ課題があります。当アカデミーから多くのプロ奏者を輩出し、北海道の和太鼓のレベルを本州並みに引き上げていくことを目指しています。
また現在は千歳と安平町の2拠点ですが、将来的には北海道の4つの地域それぞれに拠点を設ける予定です。
記事を読んでいる方へのメッセージ
ー最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
田村さん:和太鼓は運動と音楽の良さを兼ね備えた素晴らしい芸術です。特に北海道では、ピアノや習字などと比べて和太鼓教室の選択肢が限られています。
当アカデミーでは、音楽の基礎知識やリズム感の習得はもちろん、和楽器としての伝統的な所作まで学ぶことができますので北海道の方はもちろん、本州の方々にも、新しい習い事の選択肢として和太鼓を検討していただければ幸いです。