『”TSUNAGU”ドラム教室』TETSUYUKI代表インタビュー!ドラムの楽しさと学びを共有する情熱的なレッスン

音楽の世界において、ドラムは単なるリズムを刻む楽器ではなく、バンド全体を支える要となる存在です。しかし、その魅力や奥深さを知る機会は意外と少ないのではないでしょうか。

東京都で活動する『”TSUNAGU”ドラム教室』は、そんなドラムの魅力を多くの人に伝えるべく、プロドラマーのTETSUYUKI氏が設立した教室です。「音楽と人を繋ぐ」という理念のもと、初心者からプロ志望の方まで、幅広いレベルの生徒に対応しています。

今回のインタビューでは、TETSUYUKI氏がドラム教室を始めたきっかけから、他の教室にはない指導法、そして将来の展望まで、『”TSUNAGU”ドラム教室』の全貌に迫ります。「基礎よりも先に音楽を楽しむ」というユニークな指導方針や、生徒一人ひとりに合わせたきめ細やかなレッスン内容は、ドラムに興味がある方はもちろん、音楽教育に関わる全ての方に参考になるでしょう。

「ドラムを叩く喜び」を最大限に引き出すTETSUYUKI氏の熱意あふれる言葉に、あなたもきっと心を動かされるはずです。さあ、『”TSUNAGU”ドラム教室』の世界へ、一緒に飛び込んでみましょう。

代表「TETSUYUKI」プロフィール
ROCK BAND ジン でメジャーデビューしコードギアス 反逆のルルーシュ、BLOOD+などの主題歌を担当。ミュージックステーションでの演奏や多くの夏フェスに出演し話題に。
以降ORANGE RANGE / Superfly / yama / 吉田山田 / 生田絵梨花 / 深澤辰哉(Snow Man) / 椎名慶治 / MindaRyn / 伊東歌詞太郎 / イトヲカシ / 柏木由紀 / Mili / T.M.Revolution / 初音ミク / 43K&cheapsongs / 藤木直人 / 工藤静香 / 他…様々なアーティストのツアーやレコーディングに参加。

2011年からドラムスクールを開講し現在まで多くの生徒を指導。
プロとして活躍中のドラマーも輩出。
2023年「音楽と、そして人と人が”繋がる”ドラム教室」をモットーに”TSUNAGU” ドラム教室としてリニューアル。
新たに初心者や未経験者の方向けに
これから新しい習い事を始める方にぴったりのグループレッスンコースをオープンしました。
マンツーマンレッスンも初心者の方には「まず音楽を楽しんで頂く」経験者の方には「基礎や応用を分かりやすくお伝えする」という方針で、毎月楽しく運営中!

ドラムと人を繋ぐ架け橋—『”TSUNAGU”ドラム教室』の理念と全貌

ーTETSUYUKIさん、本日はどうぞよろしくお願いいたします!まず簡単に、どういった方を対象にしているドラム教室なのか、そしてどういった指導を行っているのか、『”TSUNAGU”ドラム教室』の概要についてお伺いできますか?

TETSUYUKI代表(以下、敬称略):弊教室はドラムを教えており、大きく分けて2種類のコースを提供しています。

マンツーマンレッスンとグループレッスンは、比較的習い事感覚で気軽に始められる内容で、初心者の方からある程度ドラム経験がある方まで幅広く対応しています。

もう一つ、今年の4月からスタートしたプロフェッショナルコースでは、本格的にプロを目指す方や、すでにプロドラマーとして活動されている方も対象にした、より実践的で専門的なレッスンを行っています。

ージャンルの対応についてはどうされていますか?

TETSUYUKI:ジャンルはオールジャンル対応しています。私自身はロックやポップスの現場での仕事が多いのでそういった内容が特に得意ですが、ジャズなど他のジャンルもしっかり取り扱っています。どんなスタイルのドラムも幅広く対応できる体制を整えています。

音楽への情熱が生んだ教室 — TETSUYUKIが語る設立ストーリー

ーTETSUYUKIさんがこちらのドラム教室を始められた経緯やきっかけをぜひお伺いさせてください。

TETSUYUKI:2011年に、私自身もある大手のドラム教室に通っていました。そこの先生が非常に素晴らしい方だったのですが、その方が教室運営を辞められてしまったんです。私はその先生から学んだことが自分の糧になっていたので、その教えを後世に繋げていきたいという思いから教室を始めました。

当初は経験者向けのレッスンが中心でしたが、昨年から一般の方からのお問い合わせが増えてきたことをきっかけに、初心者向けのマンツーマンレッスンとグループレッスンを本格的に開始しました。スティックを持ったこともないような方でも、意外とすぐに基本的なリズムを叩けるようになり、皆さん本当に楽しそうにドラムを演奏される姿を見て、改めてドラムの魅力を実感しました。

そういった経験から、音楽と人を「繋ぐ」という思いを込めて、2023年に『”TSUNAGU”ドラム教室』という名前に変更しました。

常識を破る革新的レッスン —「先に曲を使って楽しく、基礎は後から」の指導哲学

ードラムは楽しいですよね!私も中学校の授業で一度経験しましたが、とても楽しかった記憶があります。

TETSUYUKI:本当にそうですね。お仕事帰りに来られる方も多く、「ストレス発散になる」「すっきりする」という声をよく聞きます。ドラムを叩くことは非常に気持ちがいいものなんです。

私としては、ドラムは上達すればするほど楽しくなるものだと思っています。上達するためには基礎練習が必要なのですが、あまり堅苦しく教えすぎると楽しさが減ってしまうというジレンマがありました。

最近は「基礎は後からでもやり直せる」という考えに切り替え、最初から曲を使ったレッスンを積極的に取り入れています。初心者の方は「曲を演奏するのはまだまだ先のこと」と思いがちですが、私のレッスンでは初回から曲を使って練習します。

早い段階で「ドラム演奏で音楽に参加している」という感覚、その喜びを体験してもらうことが大切だと考えています。その楽しさが病みつきになって、自然とドラム演奏への意欲が高まっていく。そういう順序で進めることが重要だと思って、レッスンを組み立てています。

他にはない唯一無二の魅力 — 現役プロドラマーだからこそ伝えられること

ー他にもドラム教室はあるかと思いますが、『”TSUNAGU”ドラム教室』ならではの魅力やアピールポイントをぜひお伺いさせてください。

TETSUYUKI:弊教室の強みは、私が現役のプロドラマーとして活動しながらレッスンを行っている点だと思います。大手の教室とは違い、現場の生きた経験をダイレクトに伝えられるのが特徴です。

プロドラマーが個人で教室を持つケースは他にもありますが、それぞれのドラマーの個性が反映されたレッスン内容になります。私も独自のアプローチでオリジナリティのある内容を提供しています。

ドラム演奏に必要な基本スキルは共通していますが、使用する曲や教える順序、アプローチの仕方には独自のこだわりを持っています。

また、多くのプロドラマーのレッスンは本格的な内容に特化している傾向がありますが、私は現役プロでありながらも、完全な初心者の方にも楽しく学んでいただけるレッスンを大切にしています。プロフェッショナルなレッスンから気軽に楽しめる初心者向けまで、幅広く対応できる点が『”TSUNAGU”ドラム教室』の強みだと考えています。

一人ひとりの「できた!」を大切に — オーダーメイドで進める成長の道筋

ー生徒さんたちに指導する際に、特に意識していることや方針などがあれば、ぜひお伺いさせてください。

TETSUYUKI:現在は教室の規模がそれほど大きくないので、一人ひとりの生徒さんに合わせたノートを作成しています。「今日のレッスンではここまで到達してもらいたい」という目標を設定し、その目標を必ず達成できた状態でレッスンを終えられるように心がけています。

私は「達成感を得ることがとても大切」と考えているんです。「ここまでできるようになった」という明確な成果を実感してもらい、それを実際の音楽の中で活かす喜びを体験してもらいたいと思っています。

目標のハードルを高すぎる位置に設定してしまうと、「もう少しで達成できたのに次回に持ち越し」となってしまうのは残念です。そのため、着実に進めていくことを重視しています。早めに目標を達成できた場合は、次のステップを少し先取りすることもあります。

つまり、毎回のレッスンで「できた」という実感と、確実にステップアップしているという成長の実感を持っていただけるよう、一人ひとりに最適なカリキュラムを組み立てています。

ー生徒さんそれぞれに合わせた的確な目標設定ができるのは、TETSUYUKIさんのこれまでの指導経験によるものですか?

TETSUYUKI:そうだと思います。どんな生徒さんも「できた!」と実感できるほうが楽しいはずですが、その目標達成ラインは一人ひとり異なります。経験から、同じ内容でも説明の角度や伝え方を工夫することで理解が深まることを学びました。違う方向からアプローチすることで「できる」ようになることが多いんです。

ー率直にお伺いします。リズム感がない人でも上達するものですか?

TETSUYUKI:「リズム感がない人」というのは存在しないと私は考えています。これは私の持論なのですが、確かに最初は両手が同じ動きになってしまうなど、難しさを感じる方はいらっしゃいます。

そういう場合は、動きを一つひとつ分解してゆっくりと練習するところから始めます。最初は大変に感じる方も多いですが、初日のレッスンでもビートを叩けるところまで進められるよう指導しています。

最初は「ドン、パン、ドン、パン」といったシンプルなリズムでも十分音楽に参加できますので、全くの初心者の方でも問題ありません。ドラムを叩きたいという気持ちさえあれば、どなたでも歓迎しますよ!

ードラムは体全体を動かすので、健康効果もありそうですね。

TETSUYUKI:医学的な詳細は専門外ですが、体を動かしながら音楽の一部となり、両手両足を協調させて動かすという行為は、心身ともに良い効果があると思います。ストレス発散やデトックス効果があるのではないでしょうか。

私自身も連日のツアーで疲れていても、ドラムセットに座って演奏すると不思議と楽しくなります。楽しさを感じるホルモンであるドーパミンが分泌され、練習後にはいい汗をかいてリフレッシュした感覚があります。

また、右手と左手で異なる動きをするため、脳にも良い刺激を与えているようです。医学的な研究でも、楽器演奏をする人はそうでない人に比べて認知症のリスクが低いという結果も出ているようですね。

初心者からプロまで — 多彩なコース設計で実現する幅広いニーズへの対応

ー提供しているコースやプランについて、改めて詳しくお聞かせください。

TETSUYUKI:まずマンツーマンレッスンがあります。私が全て講師を務めており、月に1時間を2回のコースと月に1時間を1回のコースの2種類をご用意しています。ドラムセットを2台使用して、その方に合わせた丁寧な指導を行っています。

マンツーマンレッスンの日程は、毎月月末にスタッフが生徒さんと調整して決めています。私自身がツアーに出ることもあるため、曜日固定ではなく柔軟に日程調整をしています。お互いにフレキシブルな形で進めているのが特徴です。

グループレッスンは、現在は金曜日の17時からの枠のみで、複数の生徒さんが一緒にレッスンを受けます。内容はマンツーマンレッスンと基本的には同じですが、「皆で楽しむ」要素が強くなります。グループレッスンの良い点は、特に子どもたちの場合、互いに刺激し合える環境が生まれることです。過度な競争ではなく、一緒にドラムを叩く楽しさを共有できます。

プロフェッショナルコースは1回2時間のレッスンを月に2回、計4時間行います。基礎から見直したい方や、演奏で何か問題を感じているけれど原因が分からない方などを対象に、問題点の発見と解決、高度なスキルやノウハウを伝授しています。4月に始めたばかりのコースなので、現在はまだ生徒数は多くありませんが、これから発展していくものと考えています。

ドラムを習い事として始めてみたい方には、マンツーマンレッスンかグループレッスンがおすすめです。

未来に描くドラム合宿の夢 — 音と情熱で創る特別な音楽体験

ー今後強化していきたい点や、新たに取り組みたいことがあれば、ぜひお聞かせください。

TETSUYUKI:私が以前通っていた教室では、「ドラム合宿」というイベントが開催されていました。その教室は規模が大きく、毎年夏に山中湖などで約100人が集まり、ドラムセットも20台ほど用意されるという壮大なものでした。

そこでは2泊3日かけてドラムアンサンブルを作り上げるのですが、それが私にとって非常に貴重な経験となりました。いずれは『”TSUNAGU”ドラム教室』でも、100人とまではいかなくとも、小規模からでもドラム合宿を実現させたいと考えています。

現在のレッスン内容については生徒さんから好評をいただいているので、この方針を継続しながら、より生徒さんの成長と音楽の喜びに直結するよう内容を発展させていきたいと思っています。

ードラム合宿とはどのようなものなのですか?一般的にはあまり見かけない光景だと思うのですが。

TETSUYUKI:ドラム合宿は確かに特殊なイベントです。例えば、一つの部屋に複数のドラムセットが設置され、それぞれのレベルに合ったグループでペアになり、一つの曲を演奏します。

ドラムアンサンブル専用の楽譜を各チームで練習して、最終日に発表会を行います。ドラムだけのアンサンブルは言葉で説明しづらいのですが、打楽器特有のワイルドな高揚感があり、非常に楽しい体験なんです。

誰でも叩ける、誰でも楽しめる — 今すぐ始められるドラムとの素敵な出会い

ー最後に、『”TSUNAGU”ドラム教室』に興味を持っている方たちに、TETSUYUKIさんからメッセージをお願いします!

TETSUYUKI:『”TSUNAGU”ドラム教室』は、ドラムを通して音楽と人との繋がりを創出したいという思いから名付けました。できるだけ早い段階から音楽の一部となる喜びを感じていただけるようなレッスンを心がけていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

毎回スティックを借りる生徒さんもいらっしゃいますし(笑)、全く心配する必要はありません。また、弊教室は会費制ではなく、毎月必ず通わなければならないという縛りもありません。「しばらく忙しいのでお休みします」「違う楽器を試してみて、また戻ってきます」という方もいらっしゃいます。

本当に出入り自由な雰囲気で運営していますので、少しでもドラムに興味がある方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。ドラムの楽しさを一緒に体験しましょう。