料理を通じて育む、子どもの生きる力。全国60校展開のとことこ®︎こどもお料理教室が目指す新しい教育とは

料理を通じて子どもたちの「考える力」と「生きる力」を育むとことこ®︎こどもお料理教室。4歳からの子どもたちが、料理を通じて算数や理科を学び、段取り力や表現力を身につけています。料理教室でありながら、実は最高の教育の場として注目を集める理由に迫ります。

サービス概要

ーとことこ®︎こどもお料理教室について、どのような教室なのか教えてください。

西原さん：当教室は4歳以上から小学生、時には中学生までの子どもたちを対象に、料理を通して子どもたちの「考える力」や「生きていく力」を育む活動をしています。近年注目される非認知能力や認知能力の育成に力を入れていることも特徴です。

例えば料理には段取りが必要不可欠です。そのため煮込んでいる間に次の作業は何をすべきか、テーブルが汚れていたらどうするかなど、子どもたち自身で考える機会を設けています。さらに、味見をする際も「美味しい」「まずい」という二択ではなく、「甘い」「酸っぱい」「濃い」「薄い」など、より正確な表現を使って相手に伝える練習をしています。

設立の経緯・きっかけ

ーどのような経緯で料理教室を始められたのでしょうか？

西原さん：きっかけは自身の育児経験でした。仕事と家事に追われる毎日で、子どもが「お手伝いしたい」と言っても、正直なところ「じっとしていてくれる方が助かる」と感じていました。しかし、ある時思い切って料理を手伝わせてみると、子どもは驚くほど集中し、親子でしっかり向き合える時間となりました。

さらに、子どもの様子を見ていると、ピーマンの種を取る作業で自然と数を数え始め、10個ずつグループ分けをして100まで数えるなど、料理を通じて算数の学習をしている場面に遭遇したのです。このような素晴らしい教育機会を他の親子にも提供したいと考え、教室を開設することを決意しました。

特徴やアピールポイント

ー教室の特徴やアピールポイントを教えてください。

西原さん：当教室の最大の特徴は、保護者の送迎のみで、レッスンは子どもたちだけで行うことです。保護者がいると子どもが緊張したり、保護者が口を出してしまったりする傾向があります。また、子育て中の保護者にとって2時間の自由時間は貴重なため、その時間を有効活用していただけるのです。

1回のレッスンは4〜6人程度の少人数制で行っており、きめ細かな指導を心がけています。現在では全国に60校の教室があり、50名近い認定講師が活動しています。

幼児からお料理は最初こそ時間がかかり、キッチンが汚れることもありますが、「最高の時短教育」だと考えています。一歩踏み出せば、子どもと遊びながら夕食が作れる、最高の親子時間を持つことができます。

生徒に指導する際に意識していること

ー指導の際に特に気を付けていることはありますか？

西原さん：まず第一に、自分自身も楽しむことを大切にしています。また、毎回のレッスンで「今日は絶対に覚えて帰ってほしい」というテーマを1つ設定しています。例えば「だしの取り方」など、1回のレッスンで3品ほど作りますが、一度に全部を覚えてもらうのではなく、その日のポイントを1つに絞って指導しています。

コースや料金体系について

ー具体的なコースや料金について教えてください。

西原さん：基本的に月1回、2時間のレッスンを行っています。レッスン代は1回あたり3,000円〜となっています。

講師認定講座について

ー講師になるためのプロセスについて教えてください。

西原さん：当教室では、全国で活躍する料理教室講師を育成する認定講座を実施しています。まずは無料説明会にご参加いただき、じっくりと内容をご理解いただくところからスタートします。

講習や実習はすべてオンラインで受講可能です。また動画教材も充実しており、認定後は教室開設に向けて、運営ノウハウから集客方法まで、細かなサポートを提供しています。SNS時代とはいえ、チラシ集客はまだまだ効果的です。そのため、チラシのテンプレートや宣伝用の写真素材なども提供し、独立までを徹底的にバックアップしています。