「簡単に曲が叩ければいい」という近道は選びませんでした。基礎からしっかりと学び、確実な技術を身につけていく。そんな指導方針で、設立からわずか5年で多くの生徒さんから支持を集めているTechnician Drumming Center。60代、70代の方も多く通う教室で、86歳まで続けた生徒さんもいます。プロ向けカリキュラムで趣味の方を指導するという独自の方針について、主宰のソクソンジュ先生にお話を伺いました。

サービス概要

ーTechnician Drumming Centerについて、どのような方を対象に、どんな指導を行っているのか教えてください。

ソクソンジュ先生：当教室では年齢を問わず、幅広い層の生徒さんを受け入れています。特に趣味でドラムを学びたい方が多くいらっしゃいます。

ドラムを学ぶ方法には大きく2つあります。1つは簡単にすぐに曲が叩けるように教える方法、もう1つは基礎からしっかりと学んでいく方法です。

一般的な音楽教室では、生徒の登録率を考慮して前者の方法を採用することが多いのですが、当教室では後者の基礎重視の指導を行っています。

設立の経緯

ー教室の設立はいつ頃ですか？また、開設に至った経緯を教えてください。

ソクソンジュ先生：Technician Drumming Center設立から約5年になります。韓国出身の私は、高校時代からドラムを教えました。高卒後、日本で音楽の専門学校を通い、ドラム関連の事務所で働いてました。韓国に戻って兵役を終え、約3年間活動した後、再び日本へ戻り、大学に編入し、卒業後、Technician Drumming Centerを設立しました。

当初は音楽教室からの紹介で、プロを目指す生徒のみを教えていました。しかし、韓国で趣味の方にもプロ向けのカリキュラムで指導してみたところ、良い反応があり、それをきっかけに日本でも趣味の方への指導を始めるようになりました。

特徴とアピールポイント

ー他の教室と比べて、どのような特徴がありますか？

ソクソンジュ先生：最大の特徴は、基礎からしっかりと学べるカリキュラムです。一般的な教室では簡単に曲が叩けるようになることを重視しますが、それでは長期的な上達は望めません。

当教室では基礎から始めるため、最初は他の教室と比べて進度は遅く感じるかもしれません。しかし、1年ほど経つと、適当な方法で学んだ人よりも確実に上手くなっています。さらに、そこからより高度なテクニックも習得できるようになります。

そのため、生徒さんの継続率が非常に高いのも特徴です。多くの音楽教室では半年程度で辞めてしまう方が多いのですが、当教室では5年以上続けている方が大勢いらっしゃいます。

料金体系

ー料金体系について教えてください。

ソクソンジュ先生：基本的に月4時間以上のコースを推奨しており、最も人気があるのは月4.5時間（1時間半×3回）のコースです。4時間の場合、個人レッスンで月額18,000円となっています。

体験レッスン会場は大塚にあるスタジオを使用しています。都内で最も安価で予約がしやすく、電車の遅延など不測の事態にも柔軟に対応してくれるスタジオを選んでいます。

また、体験レッスンは登録者は無料、未登録の方は2,500円となってます。登録後、レッスンは大塚以外でのお家近くのスタジオでもレッスン可能です。

都外の方(千葉、神奈川、埼玉)も体験レッスンやレッスン希望の方は、交通費を別途で頂きますが、本物のドラムを楽しみたい方がいらっしゃればどこにでもお伺いします。

今後のビジョン

ー今後の展望についてお聞かせください。

ソクソンジュ先生：2つの構想があります。1つ目は、スタジオとカフェを併設した音楽教室の開設です。レッスンだけでなく、発表会や生演奏も楽しめる空間を作りたいと考えています。

2つ目は、スティックケースなどのドラム関連グッズの販売の拡大です。また、YouTubeチャンネルも開設しており、今後はコンテンツの充実も図っていきたいと考えています。

メッセージ

ードラムを習いたいと考えている方へメッセージをお願いします。

ソクソンジュ先生：特に他の教室で学んだ経験がある方へお伝えしたいのは、「基礎からの学び直し」の重要性です。多くの生徒さんが「もっと早くここで学びたかった」とおっしゃいます。

また、未経験者の方、特に年配の方へお伝えしたいのは、「年齢は関係ない」ということです。当教室には60代、70代の生徒さんも多く、86歳まで続けられた方もいらっしゃいました。むしろ、大人の方が子供より着実に上達される傾向があります。

ドラム演奏は認知症予防にも効果があると言われており、健康維持の観点からもおすすめできる趣味です。年齢に関係なく、誰でも始められる楽器なのです。

最後に、音楽教室選びで大切なのは、教室の評判だけでなく、「先生を見て選ぶ」ということです。同じ教室でも担当する先生によって指導方法は大きく異なります。ぜひ体験レッスンを通じて、自分に合った先生を見つけていただければと思います。