帰国子女に特化したオンライン個別指導を提供する「旅する教育者」。帰国後の受験という独自の課題に対応し、生徒一人ひとりに寄り添うオーダーメイド型の指導で、点数を上げるだけでなく、自ら考え抜く力を育てます。
講師全員がプロフェッショナルとして、生徒の成長と未来に本気で向き合い、第一志望合格率88.6%という高い成果を実現。独自の教育哲学やオンライン指導の強みを、代表の木村さんに詳しく伺いました。受験勉強を通して自分の可能性を広げたい方、将来に活きる力を育てたい方に必見の内容です。
帰国子女の特性を活かした指導
ーまず、どういった生徒を対象にしているのか、どういった指導を行っているのか塾の概要について教えてください。
旅する教育者代表 木村さん(以下敬称略):対象となるのは帰国子女の生徒さんです。海外に住んでいて、日本人学校や現地校、インターナショナルスクールに通っている子どもたちが帰国後に受験を迎える際、その指導を主に行っています。特に帰国生入試(中学入試、高校入試)や帰国生編入試験(中学編入)に対応した指導が私たちの活動の中心になります。
ー帰国子女の方たちは、やはり独特な悩みを抱えているのでしょうか?
木村さん:帰国子女の子どもたちは、異文化で育っている分、日本の受験環境に戻るときに学力面でも環境面でも壁を感じることが多いです。その壁を乗り越えるために、学習だけでなく、心理的なサポートも行っています。その子自身の経験や強みを生かせるようにサポートしているのです。
オンライン1対1の個別指導の魅力
ー指導方法について具体的に教えていただけますか?オンラインや対面、集団指導など、いろいろな形式があると思いますが。
木村さん:旅する教育者の指導は、すべて1対1のオンライン形式です。オンライン形式だと、生徒一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導ができますから。
オンラインは対面よりも教えるのが難しいと思われがちなのですが、それが意外とそうでもなくて。オンラインだからこそ、地理的な制約がなくなりますし、生徒の生活に合った柔軟なスケジュールが組めるのです。加えて、オンラインのツールを活用すれば、図形など視覚的に捉えることが効果的な問題は説明がわかりやすくなりますし、動画を使うなど、対面では難しいことが簡単にできますよ。
指導を始めたきっかけは自らの経験と教育への思い
ー旅する教育者を始めたきっかけを教えてください。
木村さん:もともと私自身が帰国子女だったことが大きいですね。当時はインターネットなんて発展途上で、日本の教材を一時帰国のたびに大量に買って持ち帰る生活だったのですが、すごく大変でした。そこで、今のオンライン環境があればどれだけ楽だったかなって思いますね。
加えて、前職で個別指導塾の塾長をやっていたときに、売上や生徒数を増やすことばかり求められる環境があって…。アルバイト講師の指導の質と、実際に親御さんが期待している指導の質にギャップを感じました。そこで、「もっと妥協なく指導の質を追求して、一人ひとりに誠実に向き合っていきたい」と思うようになったのです。
学びを人生に生かす指導
ー他の塾と比べて、ここだけは負けないというポイントを教えてください。
木村さん:やはり、生徒さんと深く向き合うことですね。点数を上げたり、合格を目指すのは当たり前として、その子自身が自分で学び、自分で自分の道を切り開いていける力を育てることを意識しています。
自分で学び、自分の道を切り開いていける力は、受験が終わったあともずっと役立ちものです。私達は教科の指導にとどまらず、勉強の土台となる勉強のやり方や考え方の基本から教えていきます。そうすると、授業以外の勉強の質が変わるんですね。こういう授業外の変化を促せるのが、私たちの指導の大きな特徴ですね。
教え過ぎない指導方針と自分で考える力の育成
ー指導で意識していることがあれば教えてください。
木村さん:まず「教え過ぎないこと」をすごく意識しています。正直、教えた方が早いことも多いのですが、それでは生徒が自分で考える力をつけられないですよね。
なので、生徒が「わかった!」という瞬間を引き出すために、ヒントを少しずつ出して、答えを自分で導き出せるようにしています。自分で解けた!という感覚がとても大事なんです。また小学生からでも丸つけを自分でして自分で解き直しをできるようにしたり、スケジュール管理にも挑戦してもらいます。
どんな風に教えるかというと、まずすでに入っているスケジュールを入れてもらったあとに、1週間でやりたいことをリスト化し、その後に予定にパズルのように組み込んでいきます。予定を立てることや予定通りにすることが大事ではなくて、なにか急な予定が入ったときに1週間全体を見渡しているので、1週間の中で帳尻が合うようにスケジュールを組み替えていくことの大切さを教えています。大人がしていることと全く同じことをじつは子どもでも練習すればできるようになるのです。
オーダーメードの指導プラン
ー具体的なコースやプランについて教えてください。
木村さん:特定のコースはないです。完全にオーダーメードですね。生徒の目標や現状に応じて、教材や授業の内容をカスタマイズしていく形をとっています。
途中でプランを変えることもあって、授業を進めていく中で「ここが弱いな」とか「もっと伸ばせそうだな」という部分が出てきたら、すぐに修正します。これができるのは、やはりプロ講師だけで構成されているからなんですよね。
今後の展望と課題
ー今後、もっと力を入れていきたい部分はありますか?
木村さん:講師の採用ですね。質の高い指導を維持するためには、優秀な講師が必要不可欠です。ですが、選考が厳しいので、なかなか突破してくれる人が少なくて…。
それに加えて、新しい教材や指導方法の開発にも力を入れています。どの生徒にも最適な学びを提供できるように、常に進化していきたいと思っています。
成績だけでなく人生を変える学びを
ー最後に、生徒さんや保護者の方へのメッセージをお願いします。
木村さん:ただ成績を上げるだけではなく、受験勉強そのものが自分の成長につながるような経験にしてほしいですね。受験が終わったあと、「あの勉強があったから今がある」と思えるような学びを提供したいと思っています。
そのために、私たちは単なる塾ではなく、人生の「伴走者」でありたいと思っています。気にある方はぜひ一度、体験していただければと思います。