NPO法人スプロケット:長野県からアーバンスポーツの未来を創る

公式サイト:https://www.sprocket-extreme399.com/

NPO法人スプロケットは、長野県南箕輪町を拠点にスケートボード、マウンテンバイク(以下MTB)、フリースタイルモトクロス(以下FMX)などのアーバンスポーツの普及を目的とした活動を行っています。地方におけるスポーツ環境の不足を解消するため、未活用のプール跡地をスケートパークとして再生するプロジェクトを進め、地域の子どもたちや若者が自由にスポーツを楽しめる場を提供しています。設立のきっかけは、代表自身がFMXプロライダーとして世界を経験する中で地元の環境整備の必要性を痛感したことでした。活動を通じてコミュニティ形成を促進し、スポーツを軸にした地域活性化を目指しています。企業や自治体との連携を深めながら、持続可能なスポーツ文化の発展を目指し、全国への展開も視野に入れています。活動に対する認知を図るとともに、協力者・協賛等を募っています。

活動の概要について教えてください。

スプロケットは、長野県南箕輪町を拠点に活動するNPO法人です。主にスケートボード、MTB、(FMX)といったアーバンスポーツの振興を目的としており、地元の遊び場の提供や体験イベントの開催を通じて、若者や地域の方々が自由にスポーツを楽しめる環境づくりを進めています

当法人の活動の一環として、使われなくなったプール跡地を活用し、スケートパークの設立を目指しています。オリンピック競技にもなったスケートボードを含むアーバンスポーツは、地方では環境が整備されておらず、プレイヤーが育つ機会が少ない現状です。スプロケットでは、そうした現状を打破し、スポーツを通じた地域活性化を図るために活動しています。

また、企業や自治体との連携を強化し、協賛企業を増やしながら持続可能な運営を模索しています。イベントや体験会の開催を通じて、地域の人々が気軽にアーバンスポーツに触れられる機会を提供し、誰もが楽しめる場の創出を目指しています。

立ち上げたきっかけについて教えてください。

スプロケットの設立のきっかけは、代表の私がプロのフリースタイルモトクロスライダーとしてアメリカやオーストラリアに拠点を移し世界大会XGAMESへ挑戦するために環境を追い求め活動していましたが、地元にはアーバンスポーツを楽しむ環境がないことに気づいたことでした。私は長野県の箕輪町で育ち、18歳まで地元にいましたが、当時はスケートボードやBMXを本格的に楽しめる環境がなく、情報の収集はテレビや雑誌のみでした。

その後、関東に移り、スケートボードやBMX、フリースタイルモトクロスといったアーバンスポーツの世界に触れ、多くの仲間と出会い、世界に挑戦する機会を得ました。しかし、不運にも大きな事故に遭い、地元に戻らざるを得ない状況になりました。その時、自分がかつて望んでいた遊び場や仲間とのつながりを作ることが、今の自分にできることだと考えたのです。

「昔の自分が欲しかった遊び場が、これからの子ども達への可能性につながる」と思い、スプロケットの活動を開始しました。地元の子供たちや若者が、スポーツを通じて多くの経験を積み、世界に羽ばたくための第一歩を踏み出せるような場を提供したいと考えています。

特徴・強みはどんなところですか。

スプロケットの最大の特徴は、単なるスポーツの普及活動にとどまらず、コミュニティ形成に重点を置いている点です。私たちは、スケートボードやFMX、MTB、BMXといったアーバンスポーツを軸に、地域の人々がつながり、共に楽しめる場を作ることを大切にしています。

地方では、スケートボードやBMXのパークが不足しており、子供たちが気軽に始める環境が整っていません。スプロケットでは、そうした課題を解決するために、行政との連携や企業からの協賛を得ながら、遊び場の整備を進めています。現在、使われなくなったプール跡地を活用し、スケートパークを設立するためのプロジェクトを進めています。

また、私たちは「誰でも参加できる空間づくり」にこだわっています。初心者向けの体験会やスクールを開催し、経験のない子供たちでも安心してスポーツを楽しめる環境を提供しています。さらに、地元の企業や有志が支援する形で、低価格での参加が可能になるよう努めています。

活動・指導方針について教えてください。

スプロケットの活動において最も大切にしているのは、「参加するすべての人が楽しいと感じる環境づくり」です。スポーツをする場を提供するだけでなく、人と人とのつながりを大切にし、訪れた人がまた来たくなるような雰囲気を作ることを意識しています。

スポーツを通じて、新しい仲間と出会い、互いに成長できるような環境を提供することが目標です。

また、スプロケットでは、NPO法人として利益を追求するのではなく、地域の活性化とスポーツの普及を目的としています。そのため、収益を活動資金に充てることで、イベントの開催や施設の運営を継続できるよう工夫しています。

今後のビジョンをお聞かせください。

今後のビジョンとしては、南箕輪村のプール跡地を活用したスケートボード、BMXなどのパークを南箕輪村に建設するために、普及活動を続け、多くの人が自由にスポーツを楽しめる環境を作ることを目指しています。また、スケートボードやBMXだけでなく、マウンテンバイクやストライダーなどの新たなスポーツの導入も視野に入れています。

さらに、地方におけるアーバンスポーツの認知度を高めるために、さまざまなジャンルに対して活動を広げていきます。スプロケットの活動がモデルケースとなり、他の地域でも同様の取り組みが広がることを期待しています。

最後に、メッセージをお願いします。

スプロケットの活動は、「遊ぶ場所、欲しいよね」という純粋な気持ちから始まりました。私たちは、ただスポーツをする場を作るだけでなく、人々がつながり、共に成長できる場を提供したいと考えています。

地方にはまだまだアーバンスポーツを楽しむ環境が整っていません。しかし、それは裏を返せば、これから作ることができるということでもあります。私たちは、皆が自由に楽しめる場所を増やし、新たな可能性を切り拓いていきます。

「遊ぶ場所、欲しいよね」そう思ったら、ぜひスプロケットの活動に参加してみてください。一緒に新しい未来を作りましょう!