モンテッソーリ×バイリンガル教育で、世界中どこにいても友達ができる人を目指す 「RYOZAN PARK Montessori」

多言語環境で育つ子どもたちが増える中、東京都豊島区で英語教育と子どもの自主性を重視したモンテッソーリ教育を組み合わせた革新的な教育アプローチを実践するインターナショナルスクール「RYOZAN PARK Montessori」。

1.5歳から小学3年生までの子どもたちを対象に、グローバルに活躍できる人材の育成を目指す、独自の教育プログラムについて、園長の近藤先生にお話を伺いました。

モンテッソーリー教育と英語学習の融合

ーどういった方を対象にどのようなことを提供されていますか?

近藤先生:「RYOZAN PARK Montessori」は1.5歳の方から小学校3年生までのお子さんをお預かりし、年長までのお子さんについてはプリスクール、小学生のお子さんはアフタースクールという形で運営しています。

また、幼稚園に通われているお子さんについては、幼稚園が終わったあとのアフタースクールも提供しています。

ースクールを始められたきっかけについてお聞かせください。

近藤先生:元々はコワーキングスペースを運営していたのですが、そちらにお子さん連れでお越しになる方たちがいました。

しかし、なかなかお仕事されながらお子さんがいながらのお仕事はとても難しく、そういったお子さんを預けられるサービスを始めたいと考えたのが始まりです。

当時、英語や日本語が話せない保護者の方でも安心して預けられる場所がまだ少なかったことから、私達は常に親御さんに対してはバイリンガルで対応出来て、子供達にはほぼ英語で保育する形にし、どんな人でも安心して預けられる保育が大切だと考えました。

元々立ち上げの時は私の高校の友人がオーナーとして運営していたのですが、彼らが国際結婚だったんです。

日本と外国のルーツを持つ子供達ですので、どっちの言語も本当にしっかり喋れるようになってほしいっていう思いが親御さんにあって。

家庭で使う言語が日本語が多ければ日中帯は保育園で英語で過ごし、両方の言語を話せるようになってほしいというのが彼らの願いでした。

もし同じような考えをお持ちのご家族が、安心してお子さんが通える場所になれば良いなと思い、スタートしたのがきっかけです。

ー スクールの特徴的な教育アプローチについて教えていただけますか?

近藤先生:「RYOZAN PARK Montessori」の強みは、モンテッソーリ教育を英語で受けられる環境を提供していることです。

モンテッソーリ教育は、イタリア人医師のマリア・モンテッソーリーが確立した教育方法です。

子どもたちは空っぽの器ではなく、自身の中に必要なものを全て持っているという考えに基づいていて、教育者の役割は、知識を詰め込むことではなく、子どもたち一人ひとりが持つ力を引き出すサポートをすることにあります。

子どもたちの「やりたい」という気持ちを大切にし、それを徹底的に追求できる環境を整えることが大切です。

教室内は5つの分野に分かれており、どの子どもも自分の興味のある分野で夢中になれる空間を提供しています。

子どもたちの成長と変化

ー 実際にスクールに通われている子どもたちにはどのような変化が見られますか?

近藤先生:集中力の向上や手先の器用さの発達に加えて、最も顕著な変化は自信と自立心の成長です。

また、自分を律する力も育っていきます。

例えば、使いたい教材が他の子に使われている場合、感情的になることなく「Can I use it later?(次に使っていい?」)」と穏やかに尋ね、何か他のことを見つけて待つことができるようになります。

秩序を理解し、他者を尊重する態度が自然に身についていきます。

教育者としての姿勢

ー 子どもたちと接する際に大切にされていることは何でしょうか?

近藤先生:私たちは「ガイド」と呼ばれ、子どもたちをよく観察することを重視しています。

新しい教材を紹介する際は、最初から最後まで丁寧にお手本を見せます。

その後は、危険がない限り介入せず、見守る姿勢を保ちます。

評価を下すのではなく、できるようになるまでサポートを続けます。

異年齢での活動も特徴的で、年長の子どもが年少の子どもにお手本を見せる自然な学び合いの環境が生まれています。

これは子どもたちへの信頼があってこそ実現できる教育方法です。

心の教育を重視した英語教育

ー スクールに通われているお子さんにどのように成長してほしいとお考えですか?

近藤先生:英語は私たちにとって単なるツールです。

何より「心」を大切にし、英語力の向上だけでなく、心が繋がるコミュニケーションができる子どもに育ってほしいと考えています。

それにより、世界のどこにいても友達を作れるような人になることを目指しています。

新たな展開と将来への展望

ー小学生向けのアフタースクールについてお聞かせください。

近藤先生:小学生クラスでは、すでに高い英語力を持っている子どもたちが、さまざまな社会課題や科学的なテーマについて英語で話し合いをします。

また、その能力を活かして社会貢献活動にも取り組んでいます。

例えば、自主的にベイクセールを企画し、動物愛護団体への寄付を行うなどの活動を行っています。

また、より多くの子どもたちに英語に親しむ機会を提供するため、最近では土曜日専用コース「サタデーエクスプローラーズ」を開始しました。

英語レベルを問わず参加でき、英語を基礎から楽しく学べる環境を整えています。

コミュニティとしての成長

ー 最後に、スクール選びをされている方へメッセージをお願いします。

近藤先生:当校は単なる習い事の場ではなく、一つの村として皆で子どもたちを育てていくコミュニティを目指しています。

教師と保護者が対等な立場で協力し、共に成長できる環境を大切にしています。

実際に、お子さんの英語力向上に触発され、保護者の方も英語学習を始められるケースも多くあります。

教育の場としてだけでなく、家族全体の成長をサポートできる場所として、皆様をお待ちしています。