宮崎市でパーソナルトレーニングを提供するProgress。理学療法の知見を活かした独自の運動療法で、肩こりや腰痛、産後の骨盤の歪みなど、さまざまな体の悩みに向き合っています。医療と運動を組み合わせた独自のアプローチで、多くの方の健康づくりをサポートする同店の取り組みについて、代表の滋井さんにお話を伺いました。

サービス概要
ーどのような方を対象に、どんな指導を行っているのでしょうか?
滋井氏:宮崎にあるパーソナルトレーニング&ピラティス専門の教室です。お客様の多くは、肩こりや腰痛などの痛みに関する悩みをお持ちの方、また産後の骨盤の開きや姿勢の歪み、体型の崩れなどの体に関する悩みを抱えている方々です。
これらの課題を解決するためのパーソナルトレーニングを提供しています。1回のレッスン時間は50分で、完全マンツーマンの指導を行っています。
設立の経緯
ー開業されたきっかけについて教えていただけますでしょうか?
滋井氏:2011年10月に開業し、2014年3月に法人化しました。開業のきっかけは、以前勤めていたフィットネスクラブでの経験にあります。
当時、毎月100人程度の会員が入会しては退会していくという状況を目の当たりにし、その多くが「結果が出ない」「体を壊してしまった」という理由でした。
特に気になったのは、自分から悩みを相談することなく静かに退会していく方々の存在でした。そういった方々に対して、一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧なサービスを提供したいと考えたち同時に当時、関東・関西圏でパーソナルジムが増え始めていたこともあり、宮崎でこのサービスを始めました。
特徴とアピールポイント
ー他社との差別化ポイントについて教えていただけますでしょうか?
滋井氏:最大の強みは「痛みへの対応力」です。私は独立前に理学療法士の下で修業させていただいた経験があり、痛みを解決するための運動療法という点では、他のスタジオやパーソナルジムとは一線を画していると自負しています。手術後のリハビリの延長として来られる方も多くいらっしゃいます。
また、食事指導においても特徴があります。単なるダイエットや筋力アップのための指導だけでなく、内科的な疾患の改善や生理痛の緩和など、医療に近い領域での栄養療法を提供しています。これは大阪の総合体力研究所との連携により実現しており、通常のフィットネス施設では見られない独自のアプローチです。
指導する際に意識していること
ー指導やコミュニケーションで特に意識されていることはありますか?
滋井氏:表面的な目標(例えば「10キロ減量したい」など)だけでなく、その先にある本質的な願いを丁寧に聞き出すようにしています。「なぜ痩せたいのか」「将来どうなりたいのか」といった深い部分まで理解することで、お客様の人生をより良い方向に導けるようなサービスを提供することを心がけています。
コースと料金体系
ートライアルや入会システムについて教えていただけますでしょうか?
滋井氏:まずはお試しとして、80分5000円のトライアルレッスンをご用意しています。その後、継続的にご利用いただく場合は、月々の利用回数に応じて料金が設定される仕組みとなっています。また、入会せずに単発でのご利用も可能です。
今後のビジョン
ー今後の展望についてお聞かせください。
滋井氏:実は、将来的にはパーソナルトレーニングというサービス自体が必要ない社会を作っていきたいと考えています。そのために私たちが目指すのは、体を動かすことが自然と生活の一部となるような地域コミュニティの創造です。
店舗を増やすことは、不健康な人が増えることを前提としているため、それは本来の目的とは異なります。代わりに、農家の方々や地域行政との連携を通じて、私たちのノウハウを活かした健康的な地域社会づくりを目指しています。
メッセージ
ー最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
滋井氏:健康な体づくりは、皆さんが挑戦したいことへの第一歩です。体が健康であれば、やりたいことへの障壁が少なくなります。現在は運動や食事のサービスを通じてサポートしていますが、将来的には皆さんが自立して健康管理できるようになることを目指しています。
商売的には逆行するかもしれませんが、私たちはお客様が施設に頼らなくても良くなることを本気で願っています。その目標に向かって、必要な期間だけ伴走させていただきますので共に、より健康的な未来を目指していきましょう。