大分市内で運営する音楽教室「大分おんがく塾」では、ピアノ・ギター・ドラムの3つの楽器のレッスンを提供しています。
五線譜を使わない独自のメソッドで、シニア世代を中心に指導を行う手島さんに、同教室の特長や今後の展望についてお話を伺いました。
長年の趣味を活かした音楽教室の立ち上げ

ー教室の概要についてお伺いさせてください。
手島:大分市内で音楽教室を行っており、ピアノとギター、ドラムの3つのコースを私1人で担当しています。場所は大分駅周辺のスタジオを利用しています。
私は長く金融機関に勤めており、その間ずっとアマチュアとして音楽活動を続けてきました。この趣味を生かした事業を起こしたいと考え、定年退職後に音楽教室を始めました。
開業当初は、定年退職された方や、子育てが一段落して時間ができた方、若い頃から音楽に興味があったものの忙しくて学ぶ機会がなかった方など、シニア層をターゲットとしました。
現在教室に通っている生徒さんの中には、コロナ禍で家にいる時間が増え、古い楽器を取り出して音楽を始めたいという方も多くいらっしゃいます。
五線譜を使わない独自の指導メソッド
ー他の音楽教室にはない特長や、一番のアピールポイントを教えてください。
手島:私のレッスンはすべてマンツーマンで行っており、最大の特長は五線譜を一切使わないことです。
他のピアノ教室では、最初は楽譜の読み方から始めるのが一般的ですが、音符を読むことは苦手な人にとってはストレスになります。
私自身が五線譜を使わずに音楽を続けてきたため、音符が読めなくても楽器が演奏できるようになる独自の指導を行っています。
ギターのレッスンでは、生徒さんが歌いたい曲を中心に、弾き語りの指導もしています。歌詞とコード進行を手書きで準備し、弦の押さえ方などの絵を描いて教えています。
例えばビートルズの「Let It Be」のような曲であれば、4つのコードだけで曲全体を弾けるようになります。1回目からさっそく曲を練習し、皆さんが知っている曲を弾き語りできるようになることが特長です。
一人ひとりに合わせた柔軟なレッスンを提供
ー生徒に指導する際に、特に意識していることや方針について教えてください。
手島:生徒さんのほとんどが初心者です。皆さん何かしらの目的を持っていますので、まずはその目的をよく伺い、生徒さん中心のレッスンを行うようにしています。
レッスンのスケジュール調整も柔軟に対応しています。土曜日しか来られない方や平日の昼間が良い方など様々ですので、その方の都合に合わせてスタジオを予約します。
レッスンの回数も、月2回のペースで受講を希望される方もいれば毎週受けたい方もいるので、生徒さんの希望を尊重しながら進めています。
そのおかげか、入塾された方はほとんど辞めずに続けられています。
ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。
手島:楽器はピアノ、ギター、ドラムの3つのコースがあります。料金は基本的に3回で1万円です。ただし、ドラムについてはスタジオの都合上、2回で1万円としています。
1回のレッスン時間は40分で、レッスンの日時は毎回生徒さんと相談して決めています。
音楽を通じた生きがいの提供
ー今後より強化していきたい部分や、取り組んでいきたいことがあれば教えてください。
手島:生徒さんが楽器の練習を続けるための目的が必要だと思っています。上達の早い方々のために、今後は発表の機会を作っていきたいと考えています。
半年以上レッスンを受けた方の中には、すでに3、4曲を弾いて歌えるようになった方もいます。そうした方々でミニライブを開催することでモチベーションを高め、さらなる上達につながると期待しています。
ー最後に、この記事をご覧の方に向けたメッセージをお願いします。
手島:世代を問わず音楽を始めたいと思われる方は多いですが、きっかけがなかったり、大手音楽教室に敷居の高さを感じたりしている人も多いのではないでしょうか。
大分おんがく塾は「音楽が好き」という気持ちだけで入れる、入口の広い教室です。一人ひとりの希望に沿ったレッスンを提供し、人生が前向きになるお手伝いをします。
五線譜は使えなくても大丈夫、音楽の予備知識ゼロからでも始められますので、お気軽にお問い合わせください。