フルートを通して、音楽をもっと自由に楽しんでほしい

京都・大阪を拠点に活動する「野口春菜フルート教室」。

指導経験豊富な講師・野口春菜さんが、生徒一人ひとりの目標やペースに寄り添いながら、個別最適なレッスンを提供しています。

初心者から経験者まで、フルートの魅力を再発見できる教室の魅力を伺いました。

野口春菜フルート教室の詳細はこちらから▶︎

京都市出身。13才よりフルートをはじめる。その後

華頂女子高校音楽科を経て同志社女子大学音楽学科を卒業。

第19回高槻音楽コンクール高校部門優秀賞

第24回日本クラシックコンクール高校部門第4位。同コンクール大学部門第5位。

第19回大阪国際音楽コンクール全国大会出場。

第69回TIAA全日本クラシック音楽コンサート奨励賞受賞。

京都国際音楽学生フェスティバル2018に首席フルーティストとして出演。第35回ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。

2021年8月に自身初のソロリサイタルを大阪ドルチェ楽器アーティストホールにて開催し好評を博す。

これまでに初田章子、小久見豊子、清水信貴の各氏に師事。

現在関西にて演奏活動の傍ら、吹奏楽のコーチングなど後進の指導にもあたる。

ベルチェン音楽教室、ミュージックラボ音楽教室、天理音楽院講師。

生徒の目標に合わせた、自由で柔軟なレッスンを

この教室では、年齢や経験の有無を問わず、さまざまな生徒さんがレッスンに通っています。

私自身が音楽大学を卒業後、フルート奏者として演奏と指導の活動を続けていく中で、特に吹奏楽部の現場に立ち会う機会が多くありました。

そこでは、フルートを専門にしていない指導者のもと、無理な奏法を続けたことで「吹くのが辛くなった」と話す生徒さんにも出会いました。

そういった経験から、私は一人ひとりに合った奏法や練習方法を丁寧に伝える場所をつくりたいと思い、この教室を開きました。

生徒の方が抱える背景や目的、練習環境はそれぞれ異なるからこそ、個別にアプローチできる環境が必要だと強く感じています。

たとえば、部活動で限られた時間の中で上達したい方、ブランクを経て再チャレンジしたい社会人の方、趣味でのんびり楽しみたいシニアの方まで、幅広く受け入れています。

指導の自由度が高いからこそ、続けやすい

当教室では、レッスン時間は1回50分・1回ごとの単発受講が基本で、5,000円(税込)です。

より頻度を上げたい方には回数割引を、忙しい方には2〜3ヶ月に1回の受講といった柔軟なペース設定にも対応しています。

決まった曜日・時間に通わなければならないといった制約がない分、ご自身のライフスタイルに合わせて継続しやすい仕組みになっています。

レッスン内容も、趣味で楽しみたい方、吹奏楽での目標がある方、音大を目指す方など、生徒さんの目的に合わせて完全オリジナルで構成しています。

もちろん、基礎練習はやればやるほど上達に繋がりますが、生徒さんのライフスタイルによっては時間がなく短縮されてしまうことがあります。

基礎練習を省いてしまわないように、最低限こなしていれば苦手克服につながるような基礎練習メニューをお伝えしています。

教本の基礎練習に加え、たとえば「指の動きが苦手な方には運指トレーニング中心に」「音を伸ばすのが難しい方にはロングトーン練習を重点的に」など、一人ひとりの課題に応じて教材や練習メニューをカスタマイズします。

こうした柔軟性こそが、上達につながるモチベーション維持の鍵だと感じています。

練習=苦しい、にならないように

指導で大切にしているのは、「フルートが楽しい」という気持ちを失わないことです。思うように演奏できない時間が長く続いてしまい、フルートが苦しい思い出になってしまう方も多くいます。

そんな方々が「またフルートを好きになれた」と感じてもらえるよう、心の距離も大切にしたレッスンを心がけています。

自分で音を出す楽しさ、できなかったことができるようになる喜び、音楽を通して人とつながる温かさを一緒に味わっていけたら嬉しいです。

たとえば、ボーカロイドのように市販の楽譜が存在しない曲も、私自身が耳コピして楽譜を作り、生徒さんと一緒に楽しんで演奏しています。

好きな曲を自分の音で奏でられる喜びを感じられることで、練習も苦にならず、自然と向き合えるようになる方も少なくありません。

共感がもたらす、指導者としての成長

やりがいを感じるのは、生徒さんが長く悩んでいたことに対して「それならこうしてみたら?」と提案し、納得して前向きになってくれた時です。

知識や技術を伝えるだけでなく、心の変化に寄り添えることこそ、教える仕事の魅力だと日々実感しています。

印象深いのは、私と同じように歯列矯正をしながらフルートを吹いていた生徒さんとの関わりです。

矯正器具の影響で思うように吹けず苦しんでいた彼女に、私自身の経験も踏まえたアドバイスをしたところ、だんだんとできることが増えていき、「矯正があまり苦じゃなくなった」と言ってもらえました。

その言葉は、私にとっても指導者としての自信と希望になりました。

発表会を“怖い場所”から“あたたかい場”へ

今後は、当教室だけでの単独発表会を開催したいと考えています。生徒数が増えてきたら、温かい雰囲気の発表会を作っていきたいです。

「人前で演奏するのは怖い」と感じる方も多いのですが、練習の成果を披露する機会があると達成感にもつながりますし、失敗しても問題ない、見守ってくれている人たちだけがいる空間なら、少しずつ自信も育つと信じています。

発表会は決して“上手に演奏するため”だけのものではなく、“自分の音を届けるため”の時間であり、何より音楽を共有する喜びを感じられる貴重な場なのです。

最後に、これからフルートを始める方へ

当教室には、初心者の方や「久しぶりにまた吹きたい」と思って来られる方が多くいらっしゃいます。

最初は思うようにいかず、もどかしさを感じることもあると思いますが、上達の鍵は「探求心」や「工夫する気持ち」です。

音を出す角度や姿勢、息の通し方など、少しの工夫で大きく変化があるのがフルートの魅力でもあります。

私自身、丁寧にコツや工夫を伝えていきますが、最後はご自身の感覚や身体の使い方を一緒に模索していくプロセスになります。

だからこそ、「好き」という気持ちを持ち続けながら、一緒にフルートを楽しんでいきましょう。

自分のペースで、自分らしく進んでいただけたら嬉しいです。