少人数制のオンライン探究学習塾「みらい人材ゼミナール」では、小学1年生から4年生のお子様を対象に、発想力や自己肯定感を育てる独自の教育を提供しています。
代表の大依さんに、教室の特徴や教育方針について詳しくお話を伺いました。
全国の小学生に向けたオンライン探究学習

ー塾の概要についてお伺いさせてください。
大依:オンライン環境で日本全国の小学1年生から4年生を対象に、少人数制の探究学習を専門に行っています。
1時間の授業のうち、最初の15分間は「わくわく授業」としてクイズや間違い探しなどを行い、その後の45分間は探究学習に取り組みます。
例えば「無人島に2週間行くことになり、生き延びるために3つだけ持っていけるものは何か」や「ドラえもんの道具を使って世の中に貢献しよう」といった答えのない問題を出し、お子様同士が話し合いながら考えを深めていきます。
当塾の最大の特徴は、お子様同士が意見を交わし、互いに学び合う点にあります。
子どもの驚異的な成長から生まれた教室
ー塾を始められたきっかけや経緯についてお聞かせください。
大依:きっかけは私の子供たちでした。二人の息子には幼い頃からわくわくする体験を重視し、世界旅行や博物館見学など様々な経験をさせ、子どもたちの主体性を尊重しながら、探究学習に取り組みました。
長男が中学受験を希望したときは、通常なら間に合わない時期でしたが、塾に入れたところ受験した学校すべてに合格しました。次男も同様に短期間の準備で第一志望の学校に合格しました。
この経験から「ワクワクする体験と、自分で考えさせる」教育方法に手応えを感じました。
その後、長男は東大を卒業してキャリア官僚となり、次男も文科省の留学プログラムに合格してアメリカに留学し、現在は大企業の本社で勤務しています。
彼らが単に学力が高いだけでなく「世界を変えたい」という強い思いを持っていることも喜ばしく、このような人間力を含めた教育を多くの子どもたちに提供したいと思い、昨年4月に塾を開設しました。
全員にスポットライトを当てる少人数制の強み
ー他の塾にはないような特徴や、一番のアピールポイントについてお聞かせください。
大依:最大のアピールポイントは少人数制です。探究学習を行う塾はありますが、20人、50人、100人単位で実施しているところがほとんどです。そうした環境では、一人ひとりにスポットライトを当てることが難しくなります。
当塾では6人以下という少人数で、私が全クラスを担当し、一人ひとりに合った対応をしています。
特に褒めることを重視し、お子様の発言はほぼすべて拾い上げています。その結果、以前は手を挙げなかったお子様が学校で積極的に発言するようになるなど、目に見える変化が現れています。
他塾との大きな違いは、一方的に教えるのではなく、お子様が自分で発想し発言することを重視し、私はサポート役に徹していることです。講師ではなくお子様が主体となる学習環境が魅力です。
答えのない問題で自己肯定感を育てる探究学習

ー生徒さんに指導する際に、特に意識していることや方針をお聞かせください。
大依:最も意識しているのは褒めることと、発言をすべて拾うことです。探究学習では答えのない問題を扱うので、すべての意見を尊重します。
また、具体的に発言できるよう工夫もしています。例えば、間違い探しでもホワイトボードを使わず、すべて言葉で説明してもらうことで、言語能力やコミュニケーション能力も自然と向上します。
クイズ大会でも順位付けはせず、間違えてもいいから答える姿勢を大切にしています。また、防災クイズなど知識として実生活で役立つ内容も取り入れています。
これらの学習を通じて発想力が伸び、手を挙げて発言することで自己肯定感が高まっていくことを目指しています。
ご家庭も含めて幸せにすることをコンセプトに、月1回の保護者面談を実施しています。塾生が通う学校でいじめ問題が発生した際にも迅速にサポートし、解決に導いたケースもあります。
しつけ教育も重視しており、授業で取り扱ったり、授業後に挨拶やマナーについてメールで発信したりし、ご家庭で実践していただいています。さらに、宿題として答えのある難しい問題を出題し、算数力や国語力の向上にも取り組んでいます。
探究学習のすばらしさを多くの子どもたちに
ー今後より強化していきたい部分や、取り組んでいきたいことがあればお聞かせください。
大依:最も力を入れたいのは情報発信の部分です。素晴らしい内容を提供していても、まだ多くの方に届いていないと感じています。
現在は口コミでの広がりが最も多く、塾生の兄弟や紹介による入塾が中心となっています。この教育をより多くの方に知っていただくための発信に力を入れていきたいと考えています。
ー最後に、この記事をご覧の方に向けたメッセージをお願いします。
大依:探究学習の質を高めるため、私自身も名古屋大学の大学院に通い研鑽を積みました。京都の私立高校では、探究科の設置により国公立大学への合格者が6人から106人に増えるなど、探究学習の効果は実証されています。
当塾でも、朝日小学生新聞のコンテストで優秀賞受賞や、クラスの人気投票で1位になるなど、素晴らしい結果が出ています。
学校でも「集中力がついて成績が上がった」「間違えても積極的に手を挙げるようになった」と担任の先生が驚くような変化が見られています。
この探究学習の素晴らしさを多くの方に知っていただき、関わる方すべての幸せに貢献したいと強く願っています。