生徒さんの希望に寄り添う指導-40年の実績を持つ増田書道教室の魅力

保育士の経験を活かし、小さな子どもから大人まで幅広い年齢層に書道を教える増田書道教室。

3歳からの子どもに筆圧の強化から始める丁寧な指導と、育児中の母親も自分の時間を大切にしながら学べる環境が魅力です。

40年近い歴史を持つ教室の特徴や指導方針について、増田おさみさんにお話を伺いました。

幅広い年齢層に対応した書道教室の概要

ー増田書道教室ではどういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?

増田さん:小さいお子さんは3歳ぐらいから、大人の方まで対応しています。

大人の美文字教室と、子供のお習字教室という形で運営しています。

ー教室を始められたきっかけや背景について教えてください。

増田さん:書道教室を始めて40年近くになります。

仕事を始めると同時に、書道の教師の免許も取得しました。

保育士経験を活かした子どもへの指導と母親のスキルアップ支援

ー増田書道教室の特徴やアピールポイントについて教えてください。

増田さん:ホームページにも掲載していますが、私が保育士だったこともあって、小さいお子さんからしっかり見てあげられることが特徴です。

また、お母さん達が育児の時間に自分のスキルアップをしたいという希望に応えて、子連れOKという形で教室を運営しています。

一緒に通っていた赤ちゃんもすぐに3歳4歳になるので、そのまま一緒にお稽古をすることができます。

お子さん達が中学生ぐらいになると、お母さんだけ残って、自分が書道の先生になりたいという方がたくさん出てきます。

そういう方達は今は教える立場として続けていらっしゃいます。

生徒の希望に寄り添った指導方針

ー指導をされる際に大切にしていることや特に意識していることはありますか?

増田さん:生徒さんの希望、自分が何をしたいかとか、どうなりたいかということをお聞きして、それを叶えることを目的に指導しています。

ー具体的にはどういったことでしょうか?

増田さん:子どもさんの場合、親御さんの希望もありますが、「鉛筆が上手になりたい」とか「墨を使いたい」といった要望に応えています。

大人の方の場合は、「自分の名前だけでもいいから上手に書けるようになりたい」とか、「素敵な文章をお手紙で書きたい」といったことを希望される方がいらっしゃいます。

そこで、名前から始めようかとか、作品が書けるように素敵な字を書く練習をしましょうかといった提案をします。

美文字のための基本的なことも教えています。

子どもさんの場合は無理をさせずに、書道を好きになってもらうことを大切に、鉛筆の字と毛筆の両方とも上手になように指導しています。

また、子供達とはよく話をするので、自己肯定感が強くなるような話し方を心がけています。

多様なクラス構成とオンライン教室の展開

ー実際に提供されているクラスについて教えてください。

増田さん:私たちの教室では、大人も子どももいる環境で練習することができます。

週に火・水・木に6〜7クラス程度あり、その中に大人のクラスもあります。

子ども達が大きくなってくると、大人のクラスに入ることもできるので、両方バランス良く運営しています。

それともう一つ、オンラインの教室も開設しています。

生徒さんが引っ越されて遠くなってしまっても、続けたいという方のためにオンラインでレッスンを提供しています。

私のパソコンには2つのカメラがあり、一つは顔用、もう一つは書が映るように設置しています。

オンラインの方が時間的に融通がきくという方もいて、通えなくなった方も皆さん辞めずにずっとオンラインで参加されています。

今後の展望と新たな取り組み

ー今後強化したいことや新たに取り組んでみたいことはありますか?

増田さん:個人的な教室や1対1の教室を作るといったことも検討しています。

生徒さんの希望を聞いて、それに沿うようなことをやっていこうと思っています。

ー増田書道教室の特徴について教えてください。

増田さん:ペンで自分の名前も書くし、筆でも書くなど、色々なことを生徒さんが取り組めるように指導しています。

普通の教室だとペンだけやるとか、筆だけやるという教室が多いと思うのですが、当教室では全部できるようにしています。

ー生徒さんのご希望で選べるということですか?

増田:そうです。大人の方でペンだけやりたいという人はペンだけ練習されています。

幼児教育における書道の役割

ー幼児の方や、まだ小学校に入っていないようなお子さんの場合、親御さんはどういったことを期待されているのですか?

増田さん:私たちの教室では、最初に始めるときに、心を落ち着かせる練習をします。

私が何十年も年長さんを教えに行っているので、学校に入る前に静かに座っていることができるように、落ち着いていられるようになる練習をします。

すぐには落ち着けない時もありますが、その雰囲気の中で子ども達がちゃんと座ったり、おしゃべりをあまりしなくなったり、走り回ることが少なくなっていきます。

周りを見て行動できるようになることも親御さんは希望されています。

最近は皆さん早くから色々なことを始めるようになって、小学校入る前にはほとんど全部書けるようになっている子が多いです。

3歳ぐらいから丸三角四角とかアンパンマンとか、そういったものを書かせてあげて、筆圧を強くさせています。

筆圧が強くなれば字を書きやすくなるので、まず3歳児には自由に力強く大きく手を回しながら書く練習から始めていきます。

子ども達の好きなものを書かせてあげることで、一つ一つ書けるようになっていきます。

私は「怒らない先生」とよく言われますが、みんな可愛いので厳しく指導はしません。

ただ、しっかりとした姿勢で書道をやっていくことの中で、字をちゃんと覚え、落ち着いていき、学校に行っても座っていられるようになることを目指しています。

入会希望者へのメッセージ

ー最後に入会を考えていらっしゃる方へメッセージをお願いします。

増田さん:皆さんのご希望を一人一人しっかり丁寧に聞いて、それが実現できるよう、皆さんと一緒に楽しくお稽古しようと思っています。

ぜひ、楽しく美しい字を書く練習をしましょう。

子どもは大人になるまでに美しい字を書けるようになるという目標を持って指導していきますので、よろしくお願いします。