世田谷区で、体が喜ぶ料理を教える『La cuisine d’ange天使の台所』。最大6名までの少人数制で、全工程のデモンストレーションを通じて丁寧に指導する教室として評判です。今回は主宰する小池さんに、健康的な食生活づくりのヒントから、教室立ち上げの経緯、そして今後の展望までじっくりとお話を伺いました。

サービス概要
ーどのような料理教室なのでしょうか?
小池さん:当教室には2つの大きな軸があります。1つは玄米菜食のコースで、これはビーガン向けの方にも対応できるクラスです。もう1つは発酵をテーマにしたコースで、こちらは肉や魚も使用します。
私は長年ビーガンとして過ごしてきましたが、ビーガンだけの食生活では不十分だと実感しました。確かに、動物性食品には腸内環境を悪化させ、血液を酸性にするなど体への負担も指摘されています。
しかし、特に年齢を重ねるにつれて、お肉の持つ活力は必要不可欠です。そこで、発酵の力を活用して、それらの食材をより体に優しい形で取り入れることを提案しています。
設立の経緯・きっかけ
ー2019年に教室開設の経緯について教えていただけますか?
小池さん:私は母の影響で料理が大好きでした。学生時代から料理家の先生のアシスタントなどをしており、卒業後は食品メーカーで商品開発に従事していました。結婚後、5人の子育てを通じて食育の重要性を学び、また自身の交通事故をきっかけに体質改善にも取り組みました。末子が小学校を卒業する頃、料理教室を開くことを決意。
当初は様々な料理を教えていましたが、玄米菜食に興味を持つ生徒さんが増え、実際に体質改善や若返りの効果を実感される方が多かったことから、玄米食と発酵食に特化した教室へとリニューアルしました。現在は、グルテンフリーのお菓子や乳製品・卵を使用しないスイーツなど、アレルギー対応のメニューも提案しています。
特徴やアピールポイント
ー教室の特徴的な部分についてお聞かせください。
小池さん:一言で表現すると「心と身体を整えるお料理教室」です。レッスンは最大6名の少人数制で、全ての調理工程をデモンストレーションでお見せします。多くの料理教室では担当部分だけを作るため全体像が掴みにくいという声をよく聞きますが、当教室では全工程を見ていただけます。
レシピは、一般のスーパーで購入できる食材を使い、何度か作れば自然と覚えられる工程にし、再現しやすさを重視しています。簡単ながら本格的な事が、皆様から支持され評判を得ています。また、盛り付けの実践や、お皿との組み合わせなども学んでいただけます。レッスンは2時間半から3時間程度で、最初に季節に応じた養生法や食材の説明を行い、その後デモンストレーションに移ります。召し上がって頂き、お片付け無しでお帰り頂きますので、エプロン不要で気軽にご参加いただけます。
コースと料金体系について
ーコースや料金体系についてお聞かせください。
小池さん:基本的に3ヶ月単位の春夏秋冬のメニューでご受講いただいていますが、初めての方はワンデーでご参加いただけます。レッスンの申し込みは料理教室のマッチングプラットフォーム「マイキッチン」からお申し込みいただいています。
https://www.m-kitchen.jp/Teacher.php?tid=62
玄米菜食コース、発酵コースともに月2回のレッスンがあり、1年間で和洋中、エスニック、パンやケーキまで学べ、基本的な調理技術も一通り学べる構成になっています。
今後のビジョン・展望
ー今後の展開についてお聞かせください。
小池さん:最近は企業からの商品開発依頼やコンサルティング案件が増えてきており、将来的には商品開発を目指す料理家向けのセミナーなども検討しています。また、ニューヨークやロサンゼルスでの料理教室開催も視野に入れています。
私の著書「麹の発酵クリームと発酵おやつ」がグルマン世界料理本アワードでグランプリを獲得し、中国での出版も決定しました。アレルギーをお持ちの方でも美味しく食べられるお菓子の開発など、よりグローバルな活動を展開していきたいと考えています。
記事を読んでいる方へのメッセージ
ー最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
小池さん:当教室では「心身ともに必ず元気になってお帰り頂きます。玄米菜食や発酵食品に興味をお持ちの方、健康的な食生活を始めたい方、ぜひ一度体験レッスンにいらしてください。