淡路島北部に位置する「kiranah yoga teate」は、森に囲まれた静かな環境で少人数制のヨガレッスンを提供するスタジオ。
20年のキャリアを持つ小林ゆきさんが、心と体の調和を大切にしながら、一人ひとりに寄り添った指導を行っています。
自然との調和の中で、本来の自分を取り戻すヨガの魅力について、小林さんにお話を伺いました。
教室概要

ー どういった方を対象にレッスンをされていますか?
小林さん:kiranah yoga teateでは、主に成人から60代前半までの幅広い年齢層の生徒さんを受け入れています。
10畳ほどの空間で最大3、4人という少人数制レッスンを提供しており、大きな窓から時には海を望み、森に囲まれた環境でのレッスンです。
ここは本当に森を切り裂いて建てた場所で、今の季節はうぐいすの声が聞こえ、風も気持ちよく、まるで自然の中でヨガをしているような感覚を味わっていただけます。
設立の経緯とヨガとの出会い
ー ご自身が教室を始めたきっかけについて教えていただけますでしょうか?
小林さん:20代前半でヨガと出会いました。
当時はモデル事務所に所属しており、体の不調や精神状態が不安定で、特に肩こりや腰痛が酷く、姿勢も悪い状態でした。
表現力を高めるためにスポーツジムでダンスを習っていたのですが、ジムの隣でヨガのレッスンを見かけて参加してみたら、ダンスよりもヨガの方が自分にしっくりきたんです。
ヨガには『アヒムサ』という教えがあって、自分にも相手にも攻撃的にならない、自分を大切にするという考え方です。
それまで自分を我慢して傷つけていたことに気づき、人と比べて戦う必要がないことを学んで、レッスンを受けるたびに自分らしさを取り戻していく感覚がありました。
体調も気分も改善を実感し、約1年後にはヨガインストラクターを志すようになりました。
そこから養成講座を受講し、20年間インストラクターとして活動。
神戸、姫路を経て、現在は地元である淡路島で教室を開いています。
教室の特徴とアピールポイント

ー この教室の魅力や特徴について教えていただけますか?
小林さん:私が今行っているヨガは、以前とは全く異なる流派のものです。
動きが綺麗で解剖学に基づいていながら、エネルギーも整い、急ぐ動きが一切ありません。
指先まですべてが流れるように繋がっていて、アーサナ(ポーズ)をとりながらいつの間にか瞑想状態に入っているという特徴があります。
場所も、自然も、少人数でじっくり取り組める環境も、ヨガの内容も、すべてが完璧なバランスで整っていると感じています。
体の面だけでなく、心やエネルギーも含めて、すべてが統合された状態で行えるヨガです。
生徒指導で大切にしていること
ー レッスンで大切にしていることや意識されていることはありますか?
小林さん:生徒さんとお会いした時、その方の悩みや背景が自然と見えてきます。
私は手当て療法の技術も持っていて、臓器に触れることでその方の過去や現在、未来が分かり、トラウマや痛みを取り除くこともできます。
でも、そういった能力があるからこそ、押しつけがましくならないように気をつけていて、その方が本当に望んでいることに寄り添い、一人ひとりに合わせたアドバイスができるよう心がけています。
実際に、レッスン後には「頭痛が治った」「不眠症が改善した」という声が多く寄せられています。
コースと料金体系
ー どのようなレッスンプランがありますか?
小林さん:75分のレッスンを提供しており、1回ごとの都度払いと3回分のパッケージプランを用意しています。
現在は木曜日のみの開催で、月に2、3回通われる方が中心です。
今後のビジョンと展望

ー 今後の展開についてお考えをお聞かせください。
小林さん:淡路の方だけでなく、島外の方にもこの場所でヨガを体験していただきたいと考えています。
都会での生活では味わえない、自然とのつながりを感じていただきたい。
自然を大切にすることは、自分を大切にすることにも繋がります。
そのきっかけづくりの場として、この教室があるのだと感じています。
興味をお持ちの方へのメッセージ
小林さん:レッスンは基本的に1、2人での少人数制で、時にはマンツーマンになることもあります。
グループに馴染めるかという心配は必要ありません。島外から単発で来られる方もいらっしゃいますよ。
ここに来られる方は、皆さんゆっくりとした時間を過ごしたいという想いをお持ちです。
ポーズ自体も難しくないので、ヨガ初心者の方でも安心して参加していただけます。
自然豊かな環境の中で、ぜひ自分を大切にする時間を過ごしてみませんか?