ヨガの秘密基地Guideで、自分自身と出会う時間を

「誰かのため」ではなく「自分のため」の時間を持つ——そんな想いに寄り添う場所として、私は秋田市に少人数制ヨガスタジオ『ヨガの秘密基地Guide』を開いています。

赤ちゃんからシニアまで幅広い世代を対象に、一人ひとりの心と身体の変化に向き合うレッスンを提供しています。

静かな住宅街の一角に佇むこのスタジオは、その名の通り“秘密基地”のような落ち着いた雰囲気が魅力です。

日常を忘れて、自分と向き合える場所として多くのリピーターに親しまれています。

ヨガを通じて自分を見つめなおす。そんな時間を、心地よい空間で過ごしていただけたらと思います。

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赤ちゃんからシニアまで、幅広いニーズに応えるレッスン

私はこの教室で、赤ちゃんからマタニティ、さらには更年期を迎える女性やシニア世代まで、あらゆるライフステージの方々を対象にレッスンを行っています。

たとえばキッズヨガでは、心身の発育を促すプログラムを提供しています。マタニティヨガでは安産に向けた体づくりを中心に、妊婦さんが安心して取り組める内容にしています。

また、更年期を迎えた方々には、フェムケアを意識した身体づくりをサポートし、身体的・精神的な変化に丁寧に寄り添っています。

シニア向けには、無理のない範囲での運動習慣を通じて、健康寿命の延伸を目指しています。

生徒一人ひとりの年齢や状態に応じて、最適なアプローチを選べる柔軟性がこの教室の強みです。

スタジオとしての活動は4年前からですが、講師としては6年間指導を続けてきました。始まりは「自分がヨガを20年続けていたから」という素朴な動機でした。

出産や子育て、秋田への移住といったライフイベントを経て、無理なく続けられる少人数制のスタジオ運営を選びました。組織で働くことによる負担を減らし、自分のライフスタイルに合った働き方を選択しています。

秋田では希少なシヴァナンダヨガ、少人数だからこそ叶う寄り添い

私の教室の大きな特徴は、秋田では珍しいシヴァナンダヨガをベースにしていることです。

身体と呼吸法に加え、精神的にたおやかになることを目指したヨガで、生理解剖学に基づいたアプローチで、身体への無理のない動きを重視するスタイル。

一般的なフィットネスヨガとは異なり、深い呼吸とゆったりとした動きで、自律神経や内臓機能へのアプローチも期待できます。

レッスンは最大4名までの小規模空間で行い、プライベートまたはセミプライベートを中心に採用しています。人には言いにくい悩みや、じっくり取り組みたい課題にも、周囲を気にせず向き合っていただけます。

「ヨガの秘密基地Guide」という名前には、私が何かを“教える”のではなく、生徒さん自身が“どう在りたいか”を自分で見つけるための“道案内”をしたいという想いが込められています。

ヨガを通して、自立した選択ができるようになること。それが私の目指す姿です。

生徒さんが迷った時にそっと灯りをともす、そんな存在でありたいと考えています。

教えるのはポーズだけじゃない、つながりも大切に

私はこの教室で、レッスン後のお茶の時間も大切にしています。

生徒さんが自然と集い、秋田弁でいう「おちゃっこ」をしながら、お茶やお菓子を楽しみつつ語らう——そんなアットホームな空間が広がっています。

ただヨガを習うだけでなく、人と人とのつながりを感じられる場所としての役割も果たしたいと考えています。実際に、お客さま同士でお仕事実現につながったりすることもあるんですよ。

こうしたつながりの恩恵をうけ、過去にスタジオが豪雨災害で水没した際も、多くの生徒さんが駆けつけて再建を助けてくださいました。皆様に恵まれて、感謝しております。

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(ご当地ヒーローとヨガショーを企画した時の様子)

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(「生きる力を育む」親子リトリートをしています。)

今後は知識の継承と教室の発展を目指して

今後の展望として、私はマタニティから産後、更年期にかけての女性の身体づくりと胎児期からの発達発育に関する知識の後進に継承していく取り組みに力を入れていきたいと考えています。

特にシヴァナンダヨガをベースとした身体観は、女性のライフサイクルに深く寄り添えるものであり、地域に根ざしたヨガインストラクターの育成にもつながると信じています。

また、現在は私一人で教室を運営しているため、今後は運営体制をどう拡張していくかも課題です。

「大きくしていこうかなと悩んでいる」時もありますが、教室の規模よりも、届けたい想いを大切にするという軸はぶれずに持ち続けたいと思っています。

最後に、「体が硬くても、運動が苦手でも、まずは来てみてください」とお伝えしたいです。

「教室に来ることのハードルさえ超えられれば、きっと何かが変わる」。そんな想いがこもった温かなスタジオです。

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(国際ヨガデーチャリティイベントの時:右が本人)