京都府長岡京市で「コネクト天神プログラミング教室」を運営する大山先生にお話を伺いました。小さい頃からPythonを学べるコースや、AI作成、ロボット・ドローンプログラミング、作品発表会など、充実したカリキュラムで子どもたちの創造力と技術力を育んでいます。AIが普及する時代だからこそ、プログラミングの基礎をしっかりと身につけることの重要性について詳しくお聞きしました。
年長さんから高校生まで!幅広い生徒層
ー教室のお名前と場所、どのような方が通われているか教えてください。

教室の場所は、京都府長岡京市で長岡中学校から歩いて1分くらいの場所にあります。
基本的には小中高生を対象としたプログラミング教室として運営しておりますが、年長さんも何名かいらっしゃいます。特に制限は設けておらず、習いたいという方がいらっしゃいましたらどなたでも来ていただいています。年長さんから通われて、現在小学生に上がっている生徒さんも何名かいらっしゃいます。上がっている生徒さんも何名かいらっしゃいます。
物作りが好きだった経験から始まった教室
ー教室を始めたきっかけや経緯について教えてください。
私は仕事でパソコンに触れることが多く、AI(人工知能)が流行っていくにつれて徐々に人間にできることは何だろうと考えるようになりました。その時、自分はどうだったのかと振り返ってみたら幼い頃は物作りが好きだったことを思い出したのです。
そこからヒントを得て何もないところから新しい何かを思いつき生み出していくことがAI(人工知能)とは違う人間にできることなのかなと思うようになりました。AI(人工知能)自体も人間の発想で作られたものですし。そこからいろいろと考えて、自由な発想で何か物を作ったり表現できないかなと考えました。
それをやるのに一番良い時期が子どもの時代、小中高生の時期かなと思いました。その時期に誰にでも伝わる表現方法で、さらに将来性のある技術で何かできないかなと考えたら、プログラミングがあるんじゃないかと思いつきました。それをきっかけに子どもたちにプログラミングを通して物作りなどを教えられたら面白いんじゃないかなと思いプログラミング教室を始めました。
ただのお勉強じゃない!ロボットもドローンも動かしちゃう本格派
ー他にはない教室の強みやアピールポイントについて教えてください。
当教室では、パソコンの前でプログラムを学習するだけではなく色々なイベントを実施しております。例えば、実際にロボットやドローンをプログラミングで動かしたり、プログラミングでゲームや動画等の自分たちの作品を作成し発表するプログラミングの発表会というイベントも開催しております。
発表会には、保護者や生徒さんのお友達も誘ったりとみんなが楽しめる会となっております。生徒さんの中には、通常1人1作品を作っていくのですが3人でグループを作ってやりたいという希望があったので共同作業で作品を作った生徒さんもいらっしゃいます。
また、小学生からPythonを学べる「Pythonコース」もあります。Pythonというと、昨今では大手企業が次々と導入しているプログラミング言語なのですが、それを小学生から学べるカリキュラムを用意しております。
やりたいこと・レベルに合わせてコースを選べます!Scratch、AI、Python…
ーコースのそれぞれの内容をお伺いできますか。
まず基本となるのが「Scratchコース」です。
日本語でもプログラムが作れるScratchというソフトを使って学習するコースになっており、プログラミングの基礎を学ぶコースになっています。ゲーム感覚のカリキュラムを用意しておりますので、クエスト形式でどんどん楽しく授業を進めていってもらいます。また後半には、「先生からの挑戦状」という少し自分で頭を悩ませて考えてもらう課題も用意しております。
その次が「AIコース」です。こちらもScratchを使ってAI(人工知能)を作っていくというコースになっています。「きのこ図鑑」、「空気クレヨン」、「ごみの分別」など、いろいろなAI(人工知能)を作るコースです。ベースとなるプログラムは一応こちらで用意して、それらを学習させて色々なAI(人工知能)を作っていくコースになっています。それによって、AI(人工知能)の仕組みや理論を覚えていくカリキュラムになっております。
その次が「Pythonコース」です。こちらは昨年から始めさせていただいたのですが、先程も申しましたが大手企業(主に製造業)が次々とPythonを導入し始めています。当教室でもそれに伴って、将来性のあるそのpythonを小学生から学べるカリキュラムとしてご用意させていただきました。基本的にPythonの基礎を学びながら、Pythonで色々なものを作っていくコースになっております。
現在中学生の「Pythonコース」の生徒さんは、以前取材を受けた「天神そろばん教室」より頼まれた自作の計算問題ソフトを提供したりしています。子どもたちの計算力向上にとても役立っているそうです。また自営業をされているご両親からもよく頼まれて色々なソフトをpythonで作っているそうです。
「ちょっと試してみたい」から始められる体験システム
ー体験コースはありますか。また、コースの組み合わせは可能でしょうか。
体験コースもご用意しております。基本的にはScratchコースのカリキュラムの一部を体験していただくことになっています、いつも楽しそうに受けていただいてます。
コースについては月謝制で、希望のコースを受講していただいてます。また「Scratchコース」と「AIコース」を組み合わせたり、「Pythonコース」と「AIコース」を組み合わせるセットコースもあります。今は、「Scratchコース」と「Pythonコース」を同時に学べるセットコース「デュアルプログラミングコースA」が人気です。
基本的に小学生の生徒さんでしたら、まずScratchコースから始めていただきカリキュラムをそのまま進めて完了した後に次のコースへ移るか、途中で「AIコース」や「Pythonコース」への変更やセットコースへの変更も可能ですがその時のご希望によって対応させていただいています。自分でプログラムを作れるようになるまでの一通りのカリキュラムをご用意しておりますので、ずっと学んでいける様になっております。
進化が止まらない!最先端の技術やスキルをどんどん取り入れていく姿勢
ー今後、強化していきたいことや取り組んでいきたいことについて教えてください。
今ITの技術というのは、本当に恐ろしい速度で進歩しているんです。昨今では話題の生成AIもどんどん学習していって、1年単位、半年単位で次々と新しいものが出ています。当教室では最先端の技術やスキルをどんどん取り入れていって、小中高生の時からそれを学べるようにコースやイベント等を作っていく予定であります。
例えば、今考えているのは「生成AIを使ってプログラミングを作る」コースや、「3Dプリンターを使って何か物を作る」イベントなど、どんどん最新の技術を使ったコースやイベントを展開していく予定です。
自分で考える力を育てる指導
ー生徒さんに意識して伝えていることや、教える時に気をつけていることはありますか。
当教室では自分の力で解いていくカリキュラムとなっておりますので、自分の力で考えてもらうことを心掛けております。基本的には自分で頭を悩ませて考えて答えを出す。応用編など難しい問題になりましたら、自分1人では解けないケースも出てきますのでそういうタイミングを見極めて介入して指導をしていきます。
すぐに答えを出すのではなく、ヒントを少しずつ出していって最後に自分の力で解けるようにというサポートを心がけて指導しています。自分の力で考えて解くという成功経験が子供たちへの自信にも繋がると考えておりますので、可能な限りその指導を心がけています。
現在は少人数制で、最大6名での完全個別指導を行っています。
他の生徒さんと一斉に行うのではなく、個別に授業を進めるようになっております。基本的には、問題や課題等は動画形式で生徒さんが使われるパソコンの中にまとめてご用意しております。生徒さんが自分のペースで進めるようになっておりますので分からない状態で進むことも無く指導に漏れが無いようなカリキュラムになっております。また、問題以外でもプログラミングでゲームや動画など作りたい物があれば可能な限りサポートもさせてもらってます。
年に一度の大舞台!発表会後には実際に作ったゲームで遊んでみる
ー発表会について詳しく教えてください。
発表会は、毎回生徒さんが頑張って時間を掛けて作品を作っている為、現在は年に一度のペースで開催させていただいてます。今年からは生徒さんが多くなりましたので、近くの公民館の会場にて発表会を開催する予定です。
基本的には全員発表してもらいます。発表が終わった後に、作品の中にゲームがありましたらそのゲームをみんなで遊ぶ催しもやっております。もちろん制作者にはみんなの前でゲームの遊び方の説明をしてもらいます。
詳しいお知らせはHPで告知致しますので興味のある方は、ぜひ見に来てください。
「AIに負けない人間力を育てる」先生からの熱いメッセージ
ー教室に興味がある生徒さんや保護者の方に向けてメッセージをお願いします。
これからの時代は、生成AIを使ってプログラミングが簡単に作れるようになり、より身近な存在になっていく時代になると思います。しかし、何も知らずに生成AIでプログラミングを作っていくのと、プログラミングの基本技術や知識があって作っていくのとでは、大きな差が生まれてくると思います。
そう考えるとこれからの時代、プログラミングの知識や技術、経験などの重要性はどんどん高まっていくと思いますし、そういう知識を持っている人達が中心となっていく社会になっていくと私は考えています。プログラミングは、現代社会においては欠かせないものとなっていくと思いますので、これを機会にぜひ学んで頂きたいと思います。
何より大切なのは、やはり人間力ですね。プログラミングのコードの書き方を覚えるのが最終目的ではなく、プログラミングを使って何を作っていくのか、今までにない物をどうやって作っていくのかという人間力を当教室ではどんどん育てていきたいと思っています。「AIに負けない人間力を育てる教室」にご興味ありましたら、ぜひご連絡ください。
ホームページはこちら https://www.tprogralesson.com/