飛鳥未来高等学校札幌キャンパス:「夢も自分らしさもきっと上手くいく」

飛鳥未来高等学校札幌キャンパスは、生徒一人ひとりの生活スタイルに合わせた多様な通学スタイルを提供する通信制高校です。技能と心の調和を教育理念に掲げ、専門学校の学びも取り入れたキャリア教育や充実した学校行事が特徴です。教員たちの熱心なサポートのもと、様々な夢を持つ生徒たちが自分らしく学んでいます。

技能と心の調和を大切にする教育理念

ー飛鳥未来高等学校の教育理念について教えてください!

教育理念は、「技能と心の調和」を掲げています。飛鳥未来高等学校を運営する学校法人三幸学園は専門学校が母体なので、例えば美容師を目指す学校であれば、「技能」とは髪を切る技術やセットする技術、「心」とは人間性や人としての部分を指します。いかにカリスマ的な技術がある美容師さんでも、人としての部分が兼ね備わっていないと社会では活躍できないという考えから、「技能と心の調和」が教育理念となっています。

高校における「技能」とは、卒業するために必要なスクーリングやレポート学習の提出、テストの受験などを指します。通信制高校は比較的自由なので、自己管理をしながら学習を進めていくことも技能の一部です。「心」の部分は専門学校と同じく、人としての成長を学校行事や部活動、委員会活動などを通して育んでいます。

生徒のライフスタイルに合わせた柔軟な通学スタイル

ー通信制ならではの学習スタイルについて詳しく教えてください!

ベーシックスタイル、スタンダードスタイル、ネットスタイルという学習方法があります。いずれの学習スタイルにも共通して言えるのは、自分が登校したいタイミングで自分のペースで無理なく通えることが大きな特徴です。これまで中々学校に通学することができなかったという方や、集中的に効率よくスクーリング日数を完了させたい方まで柔軟に対応が可能な通学スタイルとなっています。


・ベーシックスタイルは月に1回のホームルームがあります。

・ネットスタイルも月1回のホームルームですが、オンラインで行われます。自宅にいながらパソコンを通じて参加します。1時間目は担任の先生とのホームルーム、2時間目は全国の飛鳥未来高校のネットスタイルの生徒たちと交流できる仕組みになっています。

・スタンダードスタイルは週に1回のホームルームがあり、クラスメイトと毎週会うことができます。


ネットスタイルでは、体育などの授業も自宅でのメディア学習を行うことでスクーリング回数の大部分が免除されます。精神的な問題で学校に出るのが難しい生徒や、北海道は広いので遠方に住んでいて頻繁に通えない生徒などがネットスタイルを選ぶことが多いですね。

他にも、3DAYスタイルという月・水・金は必ず来校するスタイルや、5DAYスタイルという月曜から金曜まで毎日登校するスタイルもあります。自己管理が難しい生徒や、クラスとして楽しみたい生徒など、それぞれに合った通学スタイルを選ぶことができます。

入学願書を出す時点で希望の通学スタイルを選び、合格後に行われるオリエンテーションの時にはスタイルが確定しています。入学後にも通学スタイルを変更することも可能です。

専門学校の強みを活かしたキャリア教育

ー他の学校にはない特徴や、飛鳥未来高校だからこそできることがあれば教えてください!

全国展開している強みを活かし、キャリア教育科目として医療事務、スポーツ、保育、健康スポーツ、福祉など、学校によってはスイーツなど専門分野の勉強ができます。専門学校が母体なので、その専門分野の学びを高校でも提供できるのが特徴です。これらの学びは卒業に必要な単位に振り替えることができるため、多くの生徒が受講しています。

また、メイクライセンスコースや美容師免許取得コースなどの特別なコースもあります。例えば美容師免許取得コースでは、高校入学と同時にビューティアート専門学校の通信課程にも入学し、3年間のダブルスクールで美容師の免許取得を目指すことができます。これらのコースは途中から始めることもできるので、1年目は選ばなくても2年生からメイクライセンスコースを始める生徒もいます。

札幌キャンパスでは部活動も盛んで、通信制高校では珍しいほど活発に活動しています。北海道内ではあまり部活動を行っている通信制高校は多くないので、それを目的に入学してくる生徒も少数ながらいます。

進路については、進学が多く全体の7〜8割を占めています。約2〜3割が大学・短大進学、約5割が専門学校進学です。専門学校進学者のうち半数は姉妹校に進学しています。就職は約1割、残りは卒業のみという状況です。

アイドルグループにに所属している生徒がいたり、札幌キャンパスではプロサッカーチームに所属しながら卒業した生徒もいます。このように芸能活動やスポーツ活動をしながら通学することも可能です。

また、行事も充実していますよ。他の学校では文化祭など1、2個程度しか行事がない場合もありますが、私たちは毎月何かしらの行事を開催しています。例えば、今週は劇団四季の演劇鑑賞会、来週はボウリング大会、6月はツアー系の行事で学年ごとに分かれて校外施設に行きます。

7月は体育祭と「清掃祭」という学校掃除の行事、9月は文化祭、10月にはパラスポーツ大会など、様々な行事を毎年工夫しながら実施しています。卒業するためには行事に30時間参加する必要がありますが、中には100時間以上参加して卒業する生徒もいます。

体育祭の実行委員や文化祭のイベント運営など、積極的に参加する生徒も多く、入学式後には新入生歓迎会も開催しています。こうした行事を通して、「技能と心の調和」における「心」の部分を育む機会がたくさんあります。

少ない通学日数でも生徒一人ひとりを大切にするサポート体制

ー通学することが少ない中で、講師の方々が工夫していることはありますか?

通学スタイルによっては本当に少ない通学日数なので、生徒がいつ来るかわからないことがあります。そこで私たちは、通学スタイル別・学年別のミーティングを定期的に行い、生徒の状況を教員間で共有しています。例えば、自分は職員室で生徒に会えなかったけれど、授業に行った教員が「今日はあの生徒が今来ていますよ」と教えてくれることで、コミュニケーションを取ることができます。

全体の職員会議では主に特別な注意が必要な生徒について話し合いますが、スタンダードスタイルの1年生担任の教員が集まって週に1回情報交換するなど、きめ細かい情報共有を行っています。

生徒一人ひとりの夢を叶える学校へのメッセージ

ー最後に、この記事をご覧になっているお子さんや保護者の方へメッセージをお願いします!

若い教員が非常に多く、全員が親身熱心に生徒に向き合っています。安心して来校してほしいと思います。

「夢も自分らしさもきっと上手くいく」というキャッチコピーの通り、有名人だけでなく、中学校時代になかなか足を踏み出せなかった子や学校に通えなかった子など、本当に幅広い生徒たちが通っています。この学校に通うことで、次のステージに向かう元気や夢を見つけるエネルギーをチャージできる場所になっています。

生徒たちの「下向きの矢印」を「上向きの矢印」に変える起点となっているのは、現場の教員たちです。すごいのは、常勤職員だけでなく講師の先生も含めて全員が、声をかけたり、学校生活がより良くなるように全力でサポートしていることです。それぐらい一人ひとりに真剣に向き合っている学校は、そう多くないと思います。

中学校時代をよく過ごせなかったと思っている方でも、高校生活の3年間で取り戻せる時間を過ごせる場所だと思います。

ー学校見学や体験入学の機会はありますか?

「オープンキャンパス」と「みらいの教室」という2種類の学校見学イベントを開催しています。オープンキャンパスは授業体験が中心で、初めて参加する方向けです。みらいの教室はコース体験や部活体験、キャリア教育科目の体験、生徒会考案のイベントなど多彩な内容で、2回目以降に参加する方向けです。

みらいの教室に参加すると、受験時に必要な「受験の動機」という作文が免除されるメリットもありますよ。予約はホームページや電話で可能です。学校説明会もありますので、ぜひご参加ください。

ホームページはこちら https://www.sanko.ac.jp/asuka/asukamirai/sapporo/