アスリートクラブAnimoは、3歳から小学生を対象にスポーツ・英会話・体験学習・コーチングを提供する総合型の学びの場です。本記事では、同クラブを運営するお二人に、活動の概要や特徴、指導方針、今後の展望について伺いました。
活動の概要について教えてください。
私たちの教室は3歳から小学生を対象としており、主に5つの事業を展開しています。スポーツ教室、英会話、7つの習慣の著書に基づいた子ども向けのコーチング、体験学習、そして放課後児童クラブ(学童)です。
特に長期休暇中には、子どもたちを海や山へ連れて行き、川遊びや登山、さらには職場体験などを提供しています。子どもたちが多様な体験を通じて成長できる環境を整えています。
また、スポーツを通じて身体能力を高めるだけでなく、英会話を通じてグローバルな視野を養い、コーチングを通じて自分で考え、行動できる力を身につけることができるよう総合的な成長をサポートしていきます。
こういった教室が立ち上がった背景やきっかけについて、お伺いできればと思います。
私たちは夫婦で教室を運営しており、活動を始めてちょうど2年になります。私は以前、インドで小学校の先生をしていました。他にも15か国旅をしてきた経験を通じて、世界に羽ばたき、視野や可能性を広げることができる子どもたちを沖縄からもっと増やしたいという思いを強く持つようになりました。
一方で、夫は幼少期に高いレベルでのスポーツ指導を受ける環境に恵まれず、自己流でスポーツに取り組んでいた経験があり、多くのこども達に幼少期から質の高い指導が受けられる環境を作りたいという強い思いを持っていました。
教室を立ち上げる前には、岡山県でボランティアとしてハンドボール教室を運営していました。無償で続けていたものの、「しっかり仕事として確立させ、もっと多くの子どもたちに可能性を広げる場を提供したい」と考え、夫婦で地元の沖縄へ戻り、本格的に活動を始めることを決意しました。
アスリートクラブAnimoの特徴・強みはどんなところでしょうか。
私たちの教室は、多種目の球技を専門に扱っています。ここでは、サッカー、野球、バスケットボール、バレーボール、ハンドボールの5種目を経験できます。子どもたちが「自分がどんなスポーツに向いているのか」を試しながら見つけることができるのが特徴です。
また、スポーツだけでなく、職場体験や自然体験活動など、幅広い活動を提供しています。「子どもたちがやってみたい!」と思ったこと、「これをこども達に経験させてあげたらきっと為になる!」と思ったことをすぐに実現できる環境を整えているのも強みの一つです。
単なるスポーツ指導にとどまらず、成長を促す多様な体験を提供することで、子どもたちの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
活動・指導方針について教えてください。
私たちは「教育」を非常に重視しています。ただここに通って楽しいだけではなく、言葉遣いや姿勢、整理整頓の大切さ、友達との関わり方なども指導の一環として大切にしています。しかし、大人が一方的に教えるのではなく、子どもたちが自然に学べるような工夫をしています。
例えば、言葉や他人を思いやる事の大切さを伝えるミーティングや本の読み聞かせ、ゲームやクイズを用いてこども達が心身の成長について向き合う機会を定期的に作っています。
運動面でいうと、3歳児にボールの投げ方を直接教え込むのではなく、風船を吊るして「これにボールを当ててみよう」とゲーム形式にすると、自然と腕が上がり、正しいフォームが身につきます。遊んでいるようで、運動の大事な動きに繋がるメニューを提供しています。
また、緊張したり、母子分離が難しいこども達もいるので、大きなぬいぐるみを使って「くまさんと遊ぼう」と誘導したり、課題をクリアしたらコインが貰える工夫をしたりと、こどもを引き付ける要素を取り入れながら楽しく運動できる環境作りを心がけています。
今後の展望についてお聞かせください。
現在、私たちの教室は沖縄県の西原町にありますが、遠方から通ってくれる子どもたちもいます。中には車で1時間近くかけて通う子もいるほどです。今後は、より多くの子どもたちに同じような経験を提供できるよう、沖縄県内他の地域にも教室を展開したいと考えています。
最後に、メッセージを一言お願いいたします。
幼少期にどれだけ多様な経験を積むかで、将来の可能性や選択肢は大きく変わります。私たちは、子どもたちが「楽しい!」と感じながら成長できる環境を整えていきます。
保護者の皆様にとっても、お子さんの新たな一面を発見できる場となるはずです。ぜひ、私たちと一緒にさまざまな経験を積んでいきましょう!