リアンテニスチーム代表にインタビューしました。
幼稚園児から全国大会を目指す高校生まで、段階的な指導体制が整ったジュニア特化のテニスクラブ。競技力だけでなく、人としての”自立”を育てる独自の指導方針とは？
そして、地元で始めた教室が子どもたちにとってかけがえのない場所となっている理由とは──。
地域に根ざしたジュニア特化型テニスクラブ
リアンテニスチームは、愛媛県四国中央市に拠点を置くテニスクラブです。
対象年齢は幅広く、幼稚園の年中から一般の大人までが在籍していますが、特にジュニア世代の育成に力を入れています。
メインの対象は、幼稚園の年中から高校生まで。硬式テニスと軟式テニスの両方に対応し、地域の子どもたちにとって安心して通える環境が整っています。
クラスは、最も小さなお子さん向けの「プレキッズ」クラスから始まり、段階的に「キッズクラス」「ジュニアBクラス」「ジュニアAクラス」とステップアップしていきます。
「プレキッズ」では40分という短時間で、遊びの中でラケットやボールに親しみながら、運動の基本を身につけていきます。「キッズクラス」では、就学前後の子どもたちが小さめのコートや柔らかいボールを使って楽しく基礎を学びます。
「ジュニアBクラス」は小学校中学年から高学年を対象にした1時間のレッスンで、ラリーの技術や基本戦術をしっかり身につける段階です。
「ジュニアAクラス」になると1時間半の本格的な練習に進み、試合での実践的なスキルや戦術を学びます。
その先には「ユースクラス（選手クラス）」があり、2時間の集中トレーニングで全国大会出場を目指すハイレベルな指導が行われています。
また、軟式テニスのクラスや、大人の方が楽しむための一般クラスも設けており、幅広いニーズに応えたクラス編成が特徴です。
地元にテニス環境を作りたかった──立ち上げの原点
代表がテニスを始めたのは高校生のとき。地元の高校に新設されたテニス部に興味を持ち、入部したのがきっかけでした。
しかし、高校から始めた3年間では思うような結果が出せず、その後も大学で続けながら感じたのは、地元にはきちんとテニスを学べる環境がなかったという現実。
そんな経験から「子どもたちにちゃんとテニスを学べる場所をつくりたい」という思いが芽生え、リアンテニスチームの設立へと繋がりました。
教室を立ち上げた当初は、地域にテニス文化を広げることも課題でした。専用コートの整備や、子どもたちに興味を持ってもらうためのイベント開催など、地道な活動を続けてきた結果、現在では地域を代表するテニススクールとして定着しています。
技術も心も鍛える多角的なサポート体制
クラブの強みは、ジュニアに特化したクラス設計と、成長段階に応じた体系的なカリキュラム。
例えば、幼児期には大きく柔らかいボールを使って楽しみながら体の使い方を学び、ステップを踏んでラリーや戦術理解へとつなげていきます。
クラスごとに設定された目標に沿って、確実にステップアップできるのも魅力の一つです。
さらに、選手育成クラスでは週4回、専属トレーナーがフィジカルトレーニングを担当。技術だけでなく、体づくりや怪我予防の面からもサポートする体制が整っています。
コーチングスタッフとトレーナーが連携しながら、一人ひとりに合わせた育成を行っている点も、全国レベルの選手を輩出している理由の一つです。
子どもたちの自立を何よりも大切に
指導の際に最も意識しているのは「自立」です。テニスという競技は試合中、コートに立てばすべてを自分自身で判断し、行動しなければなりません。
そのため、リアンテニスチームでは、子どもたちが大人に頼らず自分の頭で考え、行動することを大切にしています。
指導方法も「ヒントを与える」スタイルが基本で、正解をすぐに伝えることはしません。自分の頭で考え、自ら答えを見つけることで、本質的な理解と力を育てることを重視しているのです。
小さな成功体験を積み重ねることで、子どもたち自身の「できた！」という実感が自信となり、その先の成長へと繋がっていきます。
教える側の喜び──子どもの成長と感謝の言葉
この仕事のやりがいは何といっても子どもたちの成長を見られること。成績が上がったり、できなかったことができるようになったりする瞬間は、何度経験しても感動します。
特に印象的だったのは、進学を機に県外へ旅立った生徒からもらった手紙。「しんどかったけど、ここで良かった」と書かれていたその一言が、日々の指導の原動力になっています。
また、日々の練習を通じて子どもたちとの信頼関係が築かれていく過程も、この仕事ならではの喜びの一つです。
単にスポーツの技術を教えるのではなく、人生の大切な時間を共有する仲間として寄り添うこと。
それが、リアンテニスチームが多くの親子に支持されている理由でもあります。
これから目指すのは「もっと裾野を広げること」
今後も全国大会で戦える選手の育成を継続する一方で、より多くの子どもたちにテニスを体験してもらえるような活動にも力を入れていく予定です。
特に未就学児や運動に自信のない子どもたちに向けて、テニスの楽しさや身体を動かすことの面白さを伝える体験イベントなどを拡充していきたいと考えています。
さらに、保護者向けのテニス体験や、親子で一緒に楽しめるクラスの新設など、家族ぐるみでテニスに親しんでもらえる環境づくりも構想中です。
地域に根ざしながら、より多くの人が笑顔になれるスクールを目指して、進化を続けていきます。
興味のある方へ──まずは体験から
テニスは全身を使うスポーツで、運動能力の向上に非常に効果的です。道具を使うことで動きの苦手な子でも取り組みやすく、思っているよりも誰でも楽しめるスポーツです。
また、自分で考え行動することが求められるため、心の成長にも大きく寄与します。
運動が苦手でも大丈夫。最初の一歩は「楽しむ」ことから。
まずは一度、無料体験に参加してみてください。きっとテニスがもっと身近に感じられるはずです。リアンテニスチームは、皆さんのチャレンジを心から応援します。
