音楽を通じて人とつながる、自由で豊かな打楽器レッスン /石川雅康パーカッション道場  

都内・埼玉で展開する「石川雅康パーカッション道場」は、ジャンベやコンガといったハンドパーカッションを中心としたパーカッション教室です。

年齢や経験を問わず、音楽の楽 しさを体験できるこの道場では、初心者から上級者までがリズムを通じて表現し、仲間とつながる場が広がっています。 

入会金や月謝の縛りがない自由なスタイルも、多くの人に愛されている理由のひとつです。

教室の概要とレッスンスタイル  

「石川雅康パーカッション道場」では、ジャンベやコンガでのアンサンブルを中心に指導 を行っています。対象は子どもから大人まで幅広く、現在では70代の生徒さんもいらっし ゃいます。

レッスンは東京都内の杉並公会堂(荻窪)や北とぴあ(王子)を拠点に開催して おり、主にグループレッスンという形式で進めています。

加えて、埼玉県の三芳町では地域のジャンベサークルを指導し、所沢市では小学生を対象と したジャンベチームを育成しています。

それぞれの地域に根ざした形で、打楽器の魅力を広める活動を続けています。 

単発制で自由に通えるレッスン  

石川雅康パーカッション道場のもう一つの大きな特徴は、「単発制」であることです。

多くの音楽教室では月謝制を導入していますが、この道場では毎月スケジュールを提示し、その都度自由に参加できる仕組みを採用しています。

自分の都合に合わせてレッスンを受けられるため、忙しい方や不定期で通いたい方にも非常に通いやすい環境です。 

1日に開催されるクラスは平均して3~4クラスほどです。前半は初心者向け、後半は経験者向けというように、自然と段階的な構成になっています。 

とはいえ、レベルによる制限は一切なく、どのクラスにも挑戦可能です。

興味があれば上級 クラスに参加してみるのも歓迎ですし、講師の判断で「そろそろ後半のクラスにも出てみて は?」と提案することもあります。

月に4回以上参加される方もいれば、1日で複数クラスをまとめて受講される方もいます。

各自のペースやモチベーションに応じて参加できるこの柔軟なシステムが、多くのリピータ ーを生んでいます。 

教室立ち上げの背景  

元々は専門学校や民間の音楽教室で講師として個人レッスンを行っていましたが、もっと自由に、もっと自分らしい教え方ができる場を持ちたいという想いが強まりました。

生徒からも「グループで演奏したい」「チームで何かをやりたい」といった声が上がる中で、それな らば自分自身で教室を立ち上げようと決意しました。 

始まりは非常にシンプルで、ライブ会場で出会った方にメールで案内を送り、個別にレッス ンを行うところからスタートしました。

それが次第に口コミで広がり、現在のような形式へ と成長していきました。

2008年頃からの活動になりますので、気づけば15年以上が経ちま す。 

教室の強みとこだわり  

この教室では、「楽器の経験がなくてもOK」「リズム感がなくても大丈夫」と、どんな方でも気軽に参加できることを大切にしています。

私たちは講師二人体制で指導にあたっており、グループレッスンでありながらも一人ひとりの進度や理解度にしっかりと目を配っています。 

特に私がこだわっているのは、「綺麗な音を出すこと」。

楽器を叩くという動作において、 無理のないフォームと美しい音を両立させることで、聴く人にも、演奏する本人にも気持ち の良い表現が生まれます。

また、ただリズムをなぞるだけではなく、自己表現として音を出 してほしいという想いから、ソロ演奏やアドリブの時間も積極的に設けています。 

グループでの活動でありながらも、自分自身の存在をしっかりと感じられるような空間づくりを意識しています。

毎回違うメンバーとの出会いがあり、初対面同士で演奏を通じて心が通う瞬間が生まれるのも、この教室ならではの魅力です。 

指導の際に大切にしていること 

私が指導において一番大切にしているのは、「丁寧に伝え、教えること」です。

できないことがあっても、どんなに時間がかかっても、生徒が理解し、できるようになるまで寄り添います。

そうすることで出来ないと諦めることなく、上達する道を示せます。 

教えるという行為自体が私にとって大きな喜びであり、情熱を持って向き合っています。

時には生徒からの厳しい言葉にハッとさせられることもありますが、それすらも糧にしながら、より良い指導を目指しています。 

印象的だった生徒とのエピソード  

特に心に残っているのは、所沢で指導している小学生のジャンベチームとの関わりです。

最初はレッスン開始10分で走り回っていた子どもたちが、今では2時間集中して叩けるように なりました。

私は「怒らない」という方針で接し、やりたくなったら戻っておいでとだけ伝えていました。すると自然と音楽に引き込まれ、集中力や表現力が身についていったのです。 

その後も彼らとは関係が続き、中学生になっても顔を出してくれたり、イベントに参加して くれたりと、音楽を通じたつながりが続いています。

中には吹奏楽部に入ってパーカッションを担当している子もいて、「あの時の経験が役に立っている」と言ってくれるのはとても嬉しい瞬間です。 

また、現在アシスタントを務めてくれている方も元は生徒の一人で、今ではプロのパーカッショニストとして活躍しています。

教えた生徒が次の世代に音楽を届けている姿を見られる のは、指導者として何よりのやりがいです。 

今後の展望と広がる活動  

今後は、より多くの地域でジャンベのワークショップを開催していきたいと考えています。

三芳町や所沢での実績をもとに、まだジャンベに触れたことのない人々と出会い、新たな音楽の輪を広げていきたいと思っています。 

単に技術を教えるだけでなく、音楽を通じて生まれる「出会い」や「つながり」を育む場所 として、この教室をさらに発展させていくことが目標です。

地域に根ざした取り組みを大切 にしながら、柔軟で自由なスタイルを貫いていきます。 

読者へのメッセージ  

打楽器はとても自由な楽器です。

言葉が通じなくても、老若男女問わず、リズムを通じて心 を通わせることができます。ここでは、ただ技術を学ぶだけではなく、音楽を通じた仲間づくりや自己表現の場を提供しています。

私は「先生」という立場よりも、一緒に音楽を楽しむ「仲間」でありたいと思っています。

パーカッションに興味がある方や、楽器に苦手意識がある方も、まずは一度遊びに来てみてください! 

一緒にリズムを刻む楽しさ、音を通じてつながる喜びを体験していただけたら嬉しいです。 

石川雅康パーカッション道場  公式ホームページ

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