書道に取り組む時間は、ただ「字がうまくなる」ためだけのものではありません。
自分の心と向き合い、集中し、筆先の動きに意識を向けることで、日常の喧騒をリセットするような、静かで豊かな時間が生まれます。
松葉書道教室では、子どもから大人までがそれぞれのペースで、書道と向き合える環境を整えています。
この教室には、年齢を問わず書と向き合う生徒が集う
この教室には、年長のお子さまから80代の大人まで、幅広い年代の生徒が通っています。
子どもクラスは月曜・木曜にそれぞれ2コマずつ開講し、基本的には月3回のレッスンを軸に年間スケジュールを調整。
月によっては2回や4回となることもありますが、無理のないペースで継続できる環境を用意しています。
大人クラスは火・水・木・土曜日を中心に開講し、生徒の希望を聞きながら柔軟に日程を調整。仕事や育児で忙しい日々を送る方でも通いやすく、続けやすい仕組みになっています。
私自身が教室を始めたきっかけは、日常の中の小さな声でした
私自身は、小学校2年生の頃から習字を習い始めました。一度は離れたものの、高校で芸術としての「書道」に触れたことで再び筆をとるようになり、そのまま大学では4年間、書道を専門的に学びました。
文字を整えて書く「書写」とは異なり、書道にはかすれや潤いといった表現の幅があり、心を乗せるような奥深さがあることに惹かれました。
出産後、周囲の保護者と話す中で「子どもに習字を習わせたいけれど教室がない」「昔習っていたけれど、またやってみたい」といった声を多く耳にしました。
そのたびに、「意外と書道には求められている場所があるのかもしれない」と感じるようになり、教室を立ち上げる決意をしました。
この教室では、美しい字も、芸術表現も学べる
この教室の特徴は、整った美しい字を書く力と、書道としての表現力のどちらにも対応できる点にあります。
子どもには教育指導要領に沿った基礎の指導を、大人には「作品として飾れるような字を書きたい」「古典に基づいて書を深めたい」といった個別の目的に合わせたレッスンを行っています。
私自身が大学で書学を専門的に学んだ経験があるからこそ、整った字と芸術書道の両方にバランスよくアプローチでき、それぞれの目的に応じた指導ができるよう心がけています。
私自身が大切にしているのは、「楽しく、上達できる」時間づくり
子どもたちへの指導で意識しているのは、まず「楽しむこと」。ただ手本をなぞるだけではなく、文字の構造を理解できるような遊びや工夫を取り入れています。
一画ずつ分解した文字を組み立てる“パズル”的なワークでは、形のバランスや美しさについて自然に学ぶことができます。
楽しさとともに上達も感じてもらえるよう、少しの変化でも「できた」「上手になった」と実感できるように意識しています。
そうした成功体験が、自信につながり、継続する意欲になると考えています。
大人にとっても、筆を持つ時間が特別なひとときに
大人の生徒さんにとって、書道の時間は「集中できる」「自分と向き合える」貴重なひとときになっているようです。
普段、家事や仕事に追われている中で、静かに筆を運ぶ時間が「癒しになる」「頭が整理される」といった声を多くいただいています。
この教室では、筆を持って過ごす時間が、単なる学びにとどまらず、日常の中の“整う”時間となることを目指しています。
書道を通して、暮らしの中に静かな豊かさを感じていただければ嬉しいです。
やりがいを感じるのは、生徒の変化を見た瞬間です
指導していてやりがいを感じるのは、生徒が楽しそうに書いてくれる姿や、アドバイスによって表情がパッと変わる瞬間です。
私にとっては当たり前のような視点でも、生徒にとっては新しい気づきになることが多く、「なるほど、こう書けばよくなるんだ!」という反応を見るたびに、教えてよかったと思います。
また、保護者の方から「子どもの字がきれいになった」「学校の書き初めで賞をとった」といった声をいただくことも多く、そうした変化がしっかりと生活に根付いていることに、やりがいを感じています。
今後は、より目的に合わせたクラスづくりを進めていきたい
教室を開いたのは2023年6月。まだ1年を迎えていない段階ですが、生徒数も増え、より満足度の高いレッスンを提供できるよう、日々内容を更新しています。
今後は、毛筆に特化したクラスやペン字だけのコースなど、目的別に選べるプログラムも検討中です。
生徒一人ひとりの「学びたい」にしっかり応えられるような教室づくりを、これからも丁寧に進めていきたいと思います。
興味を持ってくださった方へ。まずは筆を持つことから始めてみませんか?
「字を書くのが苦手」「書道に興味はあるけれど、きっかけがない」と感じている方こそ、ぜひ一度筆を持ってみてください。
この教室では、月2回から無理なく通うことができ、無料体験もご用意しています。筆を使うことで「こんなに楽しかったんだ」「ちょっとしたことで字が変わるんだ」という気づきや喜びが、きっとあるはずです。
一歩踏み出していただければ、同じような想いを持った方々と出会い、楽しく書と向き合う時間が待っています。