【福井県福井市】秀道館空手道場 礼儀と技を重んじる伝統空手の精神を継承

一般社団法人秀道館空手道振興会「秀道館」は、福井県にある本格的な道場施設を持つ空手教室です。世界大会で二度の優勝経験をもつ伊藤先生が、子どもから大人まで幅広い年齢層に対して、空手の技術だけでなく「礼儀」「感謝の心」など、武道の精神も伝えています。敷居が高いと思われがちな空手ですが、老若男女誰でも楽しめる奥深い世界をご紹介します。

福井県で本格的な道場施設を備えた秀道館空手道場

ーどのような方を対象に、どのような内容で教えている教室か、教えてください!

年齢制限は設けておらず、これまでの道場生は3〜60歳程の方まで幅広く、健康のためや武道に興味がある、習い事・運動をしたいなど、一人ひとりのニーズに対応しています。空手の技や形を教えたり、武道としての礼儀作法をみなさんに教えたりしています。

空手道場としての特徴

ー他の教室にない特徴や、アピールポイントがあれば教えてください!

福井県の空手教室は、公民館や体育館で行っているところが多いですが、本道場は、床板に神前がある本格的な私設道場として構えています。また、空手としての本来の考え方や動き、意味などを研究し、他道場では深くまで教えられないようなことまで指導できていると自負しています。


空手は流派ごとに大会があり、本道場が稽古に励んでいる「和道流」は、空手4大流派の1つです。その全国大会では6回、世界大会では2回優勝しました。流派の代表としてYouTubeに模範として出演したり、形のモデルとして教範やDVDに出演したりと、流派の発展に貢献できればと思い、日々、活動しています。

伊藤祥太さんのご経歴】

福井大学空手道部 総監督
北信越学生連盟  常任理事

【主な大会成績】
第49,51,52,53,55,56回 和道会全国空手道競技大会
  一般男子有段 形の部 優勝
和道会オールネイションズチャンピオンシップス2018 イギリス大会
  シニア男子形の部  優勝
和道会ワールドカップ2015
  シニア男子形の部  優勝

【教本演武】
全日本空手道連盟 発行誌 『空手道形教範』和道流撮影者
全日本空手道連盟 発行DVD『空手道形教範』和道流撮影者
全日本空手道連盟 youtube 『基本形Ⅳ』和道流撮影者
全日本空手道連盟 youtube 『第一指定形』和道流撮影者

ー現在、伊藤さんは小学校の教員の傍ら、道場で生徒さんたちをご指導されています。

秀道館が大切にしている「礼儀」と「武道の精神」

ー生徒さんを指導する中で、意識していることがあれば教えてください!

各流派には考え方や特徴があるので、和道本来の正しい立ち方、形、それらの意味を大切にするよう伝えています。例えば、直立した方が楽な動きでも、元来は相手の攻撃を避ける動きの形のため姿勢を後傾にしなければならないなど、形ごとの意味を捉えて取り組めるよう伝えています。


空手以外のことでは、まず「礼儀」。返事や挨拶など、道徳的なことが大切だと教えています。また、仲間を思い遣る「心」。自分一人ではなく、親御さんや仲間、指導者がいるから自分が成り立っているという感謝の心を忘れてはなりません。人間的、精神的なことは、日々、大切にするように子どもたちに伝えています。そのような考え方が、日本古来から受け継がれる空手道など武道の精神だと思っています。

秀道館の稽古日程と見学・体験について

ー教室のコースなどについて教えてください!

本道場は、中学生以上の大人の部(土曜日19〜21時)と、中学生以下の子どもの部(月水金曜日18時半〜20時)があります。大人の部には、指導者の方も参加されています。見学はその都度、受け付けています。本部道場は月水金曜日の18時半〜20時、姉妹道場2つは、各々の営業時間内で随時対応しています。見学・体験は無料ですので、下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

shudokan-fukui.net

今後の展望と国際的な広がり

ー今後やっていきたいことや、挑戦したいことがあれば教えてください!

1つ目は、道場生数を増やしていくことです。姉妹道場も含め、3つある道場で、より多くの方に空手の素晴らしさや日本の伝統を感じていただけたらと思います。
2つ目は、来年度頃、本道場主催で大会を開催できたらと考えています。今年は、小規模でのプレ大会実施を検討していますが、今後、私たちが主となって大会を開催し、多くの方々をお招きし、他の道場とも繋がりをもちたいと考えています。空手はあまりメジャーではないですが、少しでも多くの方に「空手って面白そうだな」と思っていただけるよう、大会以外の対外的な活動にも取り組みたいと思います。

空手道場からのメッセージ

ーこの教室に体験や入会を考えている方や保護者の方へメッセージをお願いします!

本道場に通っている保護者の方からは、「子どもが明るくなった」「引っ込み思案で前に出られなかった子が、前に出られるようになった」「大きな声で返事や挨拶ができるようになった」などのお言葉をいただいております。「卒園式の歩き方の練習でみんなのお手本になった」「発表の時に前に出ても恥ずかしがらずにしっかりできた」といった嬉しいお声もいただいています。


強くなりたい、強くさせたいというのはもちろん目標の一つですが、人として成長してほしい、礼儀作法をきちんと身につけてほしいという願いもあります。最近は「強くさせたい」というより、「明るく、たくましくなってほしい」という願いをもつ保護者の方が多く見受けられます。そのような方々も、ぜひ秀道館にお任せください。大会などでは、厳しく指導することもありますが、愛情をもって子どもたちと接しています。厳しさに負けないくらいの愛情と、結果を残してあげたいと思っています。

空手のイメージを超えて – 誰もが楽しめる武道の世界

空手は敷居が高い、怖い、怪我をするというイメージがあるかもしれませんが、老若男女、誰でも取り組めます。現在、学校体育でも徐々に広まってきていますが、まだまだメジャーではありません。特に福井県の学校では、あまり空手をしているという話を聞きません。

また、「空手」と言えば「殴り合う・蹴り合う・瓦を割る」といったイメージで認知されている部分もありますが、秀道館ではそういったことはしておらず、みなさんが思われているような敷居の高さや怖さは全くありません。本当に誰でも、子どもからお年寄りまで、男女関係なく取り組めますし、健康のためでも、武道の心を学ぶためでもいいので、気軽にお越しいただければと思います。

日常生活や学校生活では体験できないようなことや、本当は学校で教えたいけれど教えられないようなことも、秀道館ではしっかり指導できると思います。ぜひ、見学・体験にいらしてください!お待ちしております。