音楽を通して自分を表現することは、年齢や経験を問わず誰にとっても大きな意味を持ちます。
千葉県松戸市・北小金駅前にある「Throbber Music School」は、初心者から経験者、子どもからシニア層まで、一人ひとりに合わせた個別カリキュラムで、音楽の楽しさと上達の両立をサポートしています。
多彩な楽器に対応したレッスン、多世代が集う環境、そして対話に基づく指導体制。Throbber Music Schoolは、単なる音楽教室の枠を超えて、人々の「音楽で生きる力」を育む場となっています。
今回は、その教育理念や日々のレッスンに込めた想い、そして今後の展望について詳しく伺いました。
感性と技術を育てる個別最適なレッスン
この教室は、サックス、ギター、ベース、ドラム、パーカッション、DTMといった多彩な楽器コースを提供しています。
対象となるのは5歳ほどの年長さんから80代のシニアまで幅広く、目的や経験値に合わせた柔軟なレッスンが特徴です。音楽初心者から、既に楽器経験がある中級者・上級者まで、すべてのレベルに対応しています。
指導方針の軸にあるのは、「楽しさと上達の両立」。音楽を楽しむ気持ちがなければ続かない。
一方で、楽しいだけでは上達が伴わない。生徒のモチベーションと成長を両立させるために、講師陣は一人ひとりの目標や性格に合わせてレッスン内容をカスタマイズしています。
さらに、カリキュラムは固定化されていないため、特定のジャンルに特化したい方や、自分のペースで学びたい方にも対応可能です。
講師はバックグラウンドの異なる音楽家たちで構成されており、ポップス・ロック・ジャズ・吹奏楽など、幅広いスタイルに応じたレッスンが受けられます。
教室立ち上げの背景にある“保育”の視点
この教室が誕生した背景には、保育の専門家であるオーナーの想いがありました。
保育園の運営や発達支援の現場で、音楽が子どもたちにとって大きな意味を持つことを感じ、そこからリズムや音楽教育の重要性を強く意識するようになりました。
そこで、子ども達への音楽、リズム教育をはじめ、更には幅広い層の生涯教育になる場が必要という気持ちから、Throbber Music Schoolはスタートしました。
決まりきったカリキュラムではない“対話型教育”
Throbberのレッスンの大きな強みは、講師が一律のカリキュラムではなく、生徒一人ひとりの希望や目標に応じてカリキュラムを構築していく点にあります。
講師たちは裏で必要な教材や映像資料を用意しつつ、生徒のやりたいジャンルや方向性に合わせてレッスンの内容を柔軟に調整します。
このような“対話”を重ねる中で、講師と生徒が一緒に進むスタイルが生まれています。
レッスンはマンツーマン形式が中心で、決まったテンプレートに沿うのではなく、生徒自身が「何を学びたいか」「どこを伸ばしたいか」を話し合いながら、一緒にレッスンの設計図を描いていくという感覚です。
実際、以前から都内でレッスンしていた生徒が、教室が松戸に移転した今も変わらず通い続けているというエピソードは、Throbberが築いてきた信頼関係の証でもあります。
新教室で広がる未来の音楽教育
教室は現在、北小金駅前の再開発に伴って移転し、スタジオ数も増加。以前は一部屋で行っていたレッスンも、今では複数のスタジオで並行して行うことが可能となり、ギターやベース、サックスなどの新たなコースも展開できるようになりました。
さらに今後は、バンドアンサンブルのクラスや、幼児向けのリズム教育にも力を入れていくとのこと。これまでに築いた個別対応のレッスンを軸に、より幅広いニーズに応えられる教室を目指していきます。
地域との連携も視野に入れており、今後は音楽イベントや発表会などの機会を増やし、「学び」と「実践」の両輪で生徒の成長を支えていく予定です。
最初の一歩は、楽器に触れてみることから
最後に、この記事を読んで興味を持った方へのメッセージを伺いました。
楽器に興味はあるけれど、一歩踏み出せないという方にこそ、ぜひ気軽に体験していただきたいです。無理に入会を勧めることもありませんし、まずは触ってみることで分かることがあるはずです。
経験者の方も、今まで感じていた壁を乗り越えるお手伝いができればと思っています。
音楽は、上達だけを目的とするものではありません。自分自身と向き合い、感情を音に乗せることで、生活そのものが豊かになる力を秘めています。
Throbber Music Schoolは、そうした“音楽の本質”と誠実に向き合う場として、これからも多くの人の背中をそっと押していくことでしょう。
