「継続は力なり」阿部珠算教室が目指す、そろばん学習を通じた人間的成長

幼稚園児から社会人まで幅広い年齢層が学ぶ阿部珠算教室。

頭の中でそろばんをイメージして計算を行う「珠算式暗算」を重視した指導で、計算力だけでなく思考力の向上も目指しています。

今回は代表の阿部綾子さんに、独自の珠算教育メソッドについてお話を伺いました。

教室概要

ーどのような方を対象にどういった指導をされていますか?

阿部さん:幼稚園児から社会人まで幅広い年齢層の生徒さんが通ってくださっています。

そろばんの指導では、単に級や段位を取得することだけを目標とはせず、計算力を向上させるために珠算式暗算の指導に重点を置いています。

これは頭の中にそろばんをイメージして計算する方法で、全ての生徒がしっかりと習得できるよう指導を行っています。

設立の経緯とそのきっかけ

ー教室を始めたきっかけについて教えて頂けますか?

阿部さん:私自身が子供の頃からそろばんを習い、高校生まで続けていました。

その後、師匠が引退されることになり、ご挨拶に伺った際に生徒を引き継いで指導してほしいという依頼を受けました。

それがきっかけとなり、現在の阿部珠算教室として指導を続けています。

特徴とアピールポイント

ーこの教室の特徴であったり、アピールポイントついて教えてください。

阿部さん:最も力を入れているのは、生徒たちが競い合いながら楽しく上達できる環境づくりです。

年3回、教室内で塾内競技会を開催し、学年別で競い合う機会を設けています。

特に優れた生徒だけでなく、前回の大会からの上達幅を評価する「ジャンプアップ賞」も設けており、全ての生徒が目標を持って取り組める仕組みを作っています。

子どもにとって1年間は非常に長いため、年3回の開催により、常に目標を持ち続けられるようにしています。

これにより、生徒たちは楽しみながら継続的に成長していくことができます。

指導方針と教育への想い

ー生徒さんに指導される際に大切にしていることや、意識していることについて教えてください。

阿部さん:そろばんは「何年生までにこれができなければいけない」といった年齢による制限のない学びです。

そのため、一人ひとりの上達速度や得意不得意を把握し、個別に合わせた指導を心がけています。

声かけや教材の選択、説明のスピードや方法まで、それぞれの生徒が理解しやすいように工夫を重ねています。

また、幼稚園児の生徒さんも多いのですが、早期教育のメリットとして、1年生で算数を習う前に数字に親しむことができます。

さらに、珠算式暗算は学校で算数を始める前に習得した方が定着しやすいという特徴があります。

コースと料金体系

ー実際に提供してらっしゃるレッスンプランについて教えて頂けますか?

阿部さん:反復練習が大切な学びですので、より確実な定着を目指すため、可能な限り週2回以上の受講をお勧めしています。

1コマ55分の授業を、1コマずつ、または2コマ連続で受講することができ、熱心な方には週3回コースも用意しています。

今後のビジョンと展望

ー今後強化したいことや、新たに取り組みたいことについてお聞かせください。

阿部さん:より早い段階からの珠算式暗算の習得を強化していきたいと考えています。

ただし、これは強制ではなく、それぞれの生徒に合わせた進度で指導していきます。

当教室では「継続は力なり」という考えを大切にしています。

そろばんを通じて珠算式暗算を身につけることはもちろん、一つひとつの課題をクリアしていく過程で得られる人間的な成長も重視しています。

苦しいことや大変なことを乗り越えていく経験を通じて、生徒たちが大きく成長していく姿を数多く見てきました。

これからも、長く続けることで得られる成長の機会を提供できる教室であり続けたいと考えています。

教室を検討されている方へのメッセージ

ー教室に興味をお持ちの方にメッセージをお願いできますでしょうか?

阿部さん:珠算式暗算の素晴らしさをより多くの方に知っていただきたいと思います。

小学校での指導経験からも、この計算方法が持つ可能性を実感しています。

珠算式暗算では、3桁や4桁の計算でも一括で処理でき、科目を問わず様々な場面で活用できますし、また、概算の力も自然と身につくため、答えの見当をつけながら計算を進められるようになります。

日本中の小学生がこの計算方法を身につけることができれば、学力や思考力の向上に大きく貢献できると確信しています。

ぜひ多くの方に体験していただきたいと思います。