兵庫県と和歌山県で展開する朝見流武道武舟會では、沖縄空手を基礎としながら、古武道や伝統的な武器術まで幅広く指導を行っています。しかし、ここでは単なる技の習得だけではありません。武道の稽古と共に、古事記や日本書紀を用いた座学も取り入れ、日本人としての精神性や生き方までを伝える道場です。幼稚園児から大人まで、年齢を問わず門戸を開いています。

サービス概要
ー朝見流武道武舟會について、どのような方を対象に、どのような指導をされているのでしょうか?
朝見さん:日本の古くから伝わる武道を、幼稚園児から大人まで幅広い年齢層に指導しています。当道場の特徴は、技術はあくまでもツールとして捉え、その先にある日本人としての精神性や生き方を伝えることに重きを置いている点です。
具体的には、沖縄空手を基礎としながら、棍、槍、刀といった武器を用いた古武道や、沖縄伝統の武器術も指導しています。現在は兵庫県伊丹市の小学校・中学校、そして和歌山県田辺市の本部道場の3拠点で稽古を行っています。
設立の経緯
ー道場を始められたきっかけについて教えていただけますでしょうか?
朝見さん:以前、私が他の道場で支部長として指導していた際、子供たちから受けた素直な質問がきっかけでした。例えば「稽古前の礼は誰に対して行うのか」といった質問に、当時の自分は明確な答えを持ち合わせていませんでした。
その経験から、武道の本質的な意味を自身で深く研究するようになり、成長していく中で現在の道場の形が出来上がってきました。
特徴とアピールポイント
ー朝見流武道武舟會の特徴的な点について教えていただけますでしょうか?
朝見さん:当道場では、全国大会での順位や勝ち負けにはこだわっていません。また、現代武道でよく見られる護身術的な要素も重視していません。代わりに、自分の命を懸けても守るべきものは何かを見出すための精神性の育成に力を入れています。
また特筆すべき点として、武道の稽古の合間に古事記や日本書紀を用いた座学を取り入れていることがあげられます。学校教育では触れられないような日本の歴史や、メディアとは異なる視点からの歴史認識を提供することで、武道を通じた日本人としての在り方を学ぶ機会を設けています。
稽古では私は鹿島之太刀と柳生新陰流を修めており、これらの経験を活かして独自の指導法を確立してきましたので、足運びや体術、呼吸の使い方、型の扱い方など、古来からの武道の本質を大切にしながら、現代に合わせた指導を心がけています。
コースと料金体系
ー入会を検討されている方に向けて、具体的な受講システムについて教えていただけますでしょうか?
朝見さん:兵庫県伊丹市では、中学校で週1回、小学校で週2回の稽古を実施しています。週2回以上の受講で月額3,000円、週1回の場合は月額2,000円となっています。和歌山本部道場は週1回の稽古で月額3,000円です。
入会金として初回のみ5,000円を頂いております。年会費は設けていませんが、もちつきなどの日本の伝統文化に関連したイベントを定期的に開催しており、その際やご自身の道着代は実費をお願いしています。
また最初の1ヶ月間は無料体験期間としてお金を頂いておりませんので、ぜひお気軽に見学・体験にいらしてください。
今後のビジョン
ー今後の展望についてお聞かせください。
朝見さん:当道場は日本武道国際連盟に所属しており、ヨーロッパやアメリカの武道団体との交流も行っています。そのためは今後は武道を通じて世界中の人々と繋がり、お互いの学びになるような活動を展開していきたいと考えています。
メッセージ
ー最後に、入門を検討されている方へメッセージをお願いします。
朝見さん:現代社会を生きる中で、日々のストレスや生きづらさを感じている方は多いのではないでしょうか。当道場では、武道を通じて心と体のバランスを整え、本来の自分を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
お子様の成長に関しても、武道は大きな効果があります。礼儀作法の習得はもちろん、座学を通じて日本の伝統文化や歴史を学ぶことで、学校教育では得られない深い教養を身につけることが可能です。また、技を習得していく過程で、目標に向かって努力することの大切さも自然と学んでいけるでしょう。
武道を通じて、新しい自分、新しい可能性を見つけてみませんか?経験豊富な指導者と共に、充実した時間を過ごしましょう。皆様のご参加を心よりお待ちしております。