一人ひとりの個性を大切にする音楽指導 – 音楽教室クレッシェの浜中さんにインタビューしました!

東京都八王子市に位置する音楽教室クレッシェは、子どもからシニア世代まで幅広い年齢層を対象としたピアノ指導を提供しています。

生徒の自主性や個性を尊重しながら、人生にプラスとなる音楽との関わり方を提案する同教室の特徴について、浜中さんにお話を伺いました。

3歳からシニア世代まで通える音楽教室

ー教室の概要についてお聞かせください。

浜中:自宅教室でピアノの指導を中心に行っております。下は3歳前後から上はシニア世代の60代・70代くらいの方まで、幅広い年代の方が通っています。

女性の割合が多いのですが、お子さんの中には男の子も多く、にぎやかな教室です。

ーピアノ教室を始められたきっかけや経緯についてお聞かせください。

浜中:音楽教育の道を志したきっかけは中学生の頃にさかのぼります。母も同じ職業だったこともあり、自宅に音楽教育者の大村典子先生の著書がありました。私は読書が好きで、先生の本をたくさん読みました。

そこに書かれていた教育方針や指導法、生き生きとした発表会の様子に感銘を受け、音楽教育に携わりたいと思うきっかけとなりました。

大学は音楽大学の教育学科で学び、学校の教員になることも考えましたが、現在のピアノ講師の仕事を選びました。

現在の八王子市の教室は2012年に開校したので、10年以上となります。その前は山梨に住んでおり、そちらでも指導をしていたため、指導歴としては27年ほどになります。

生徒の個性を大切にする指導方針

ー教室ならではの特徴や、一番のアピールポイントがあれば教えてください。

浜中:心掛けていることは、一人ひとりがその人らしく成長できる教室であることです。技術の向上はもちろん大切ですが、それに加えて人生にプラスになるような言葉がけやレッスンを心掛けています。

お子さんの場合は、一方的に指示するのではなく、できるだけ自分で考え、自分で決める力を育てたいと思っています。小さなことでも、ヒントを出しながら自分で答えを導き出せるようにサポートします。

今の便利な世の中では何でもすぐに手に入りますが、地道にこつこつ積み重ねる喜びや、諦めずに続けることの大切さも伝えていきたいと考えています。

また、私自身が3人の子育てを経験する中で、多くの方に支えられてきました。現在は逆に、若いお母さん方のサポートができればと思っています。お子さんのレッスンを通して、子育ての伴走者のような役割も果たせたらと考えています。

自主性を育む指導アプローチ

ー指導する際に、特に意識していることや方針などがあれば教えてください。

浜中:小さなお子さんでも、自分で考え決める機会を大切にしています。例えば、レッスンノートに日付を書く、使用するページを自分で開く、ピアノ椅子の高さを自分で調節するなど、小さなことでも自分でやってもらうようにしています。

また、「今日は何から練習する?」と尋ね、自分で順番を決めてもらうこともあります。これらの小さな選択を通して、自分のレッスンという意識を持ってもらうことが大切だと考えています。

大人の方の状況は様々で、仕事をしている方もいれば引退された方もいます。そのため、レッスンのスタイルも柔軟に対応し、毎週・月1回・月2回など、ご自身の都合に合わせた頻度を選んでいただけるようにしています。

レッスンの曲についても自由度が高く、好きな曲を持ってくる方もいれば、教則本に沿って進める方もいます。「これじゃなければいけない」という決まりはなく、その方の個性や希望に合わせて、負担なく続けられる形を心がけています。

現在準備中ですが、高齢化社会を考慮してシニア向けの「脳トレピアノ」というメソッドの導入も検討しています。私自身も新しいチャレンジですが、実現できるよう勉強を進めています。

多様なニーズに対応するコース設計

ーご提供しているコースやプランについて教えてください。

浜中:基本的には月3〜4回で、1回30分、40分、50分、60分のコースを用意しています。これは子どもも大人も共通です。

また、部活動などで忙しい中学生や中学受験を控えているお子さん、定期的に通えない大人の方向けに、単発レッスンのコースもご案内しています。それぞれの状況に合わせて柔軟に対応しています。

ー今後、より強化していきたい点や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

浜中:基本的な方針は変わりませんが、今の社会はお子さんたちにもストレスが多いと感じています。これからも一人ひとりが自分らしさを発揮できる教室であり続けられるよう、言葉がけや接し方を大切にしていきたいと思います。

また、現在勉強中の「脳トレピアノ」を通じて、高齢者の方々がもっと気軽に音楽やピアノに触れられる環境を整えていきたいと考えています。豊かな人生を送るお手伝いができるよう、さらに指導方法の研鑽を積んでいきます。

個人レッスンだからこそ大切にできる生徒との関わり

ー最後に、入会を検討されている方へメッセージをお願いします。

浜中:習い事は多様ですが、その中でもピアノのレッスンを選んでくださる方は多いと思います。

水泳やバレエなどのグループ活動とは異なり、ピアノは個人レッスンが中心です。そのため、一人ひとりの生徒さんとの関わりを大切にできる習い事だと感じています。

子どもから大人まで、生徒さんとのコミュニケーションを大切にしながら成長を見守り、人生を豊かにするお手伝いができればと思っています。ピアノのレッスンにご興味のある方は、ぜひお越しください。