活動内容について
当教室は、広島市内の東区を中心に、お子様向けのピアノ教室を運営しています。対象となる生徒は主に初心者で、楽譜を自分で読み取り、音楽を自分で表現できる力を育成することを最も重要な目標としております。
ピアノを習うこと自体が、単に技術を習得するだけではなく、音楽の本質を理解し、音楽を通じて自分の感性を表現できるようになる過程です。このような思いで指導に取り組んでおり、最終的には、音楽の基礎をしっかりと身に付けて、自分の力で自信を持って楽しく演奏する力を養うことを目指しています。
ピアノを習う過程で最初の難関は、楽譜を読む力を育むことです。リズムや音を自分で読んでいく課題を通して、この力を身に付けることができれば、音楽をどんな楽器でもある程度楽しむことができるようになります。
最初は楽譜を読むのが難しいと感じるかもしれませんが、子どもの頃からその力を育てることで、曲を弾く際の音楽的な表現を理解し、音楽を「演奏する」楽しさを実感できるようになります。
そのためには、いかに楽譜をしっかりと読むか、そしてそれをどのように自分の演奏に落とし込むかが重要です。当教室では、この「自分で楽譜を読む力」を最初の目標とし、並行して表現力や演奏技術を高めていきます。
教室を立ち上げたきっかけ
音楽大学でピアノを学んだ後、私は小学校での勤務の中で、集団教育の中での指導に限界を感じることがありました。小学校では、どうしても生徒一人ひとりに十分な時間をかけて向き合うことが難しく、個別的な学びを支えるためには、もっときめ細かな指導をする時間が必要だと感じていました。
大学時代にはピアノを教える楽しさを感じていたこともあり、また小学校での子どもたちとの関わりも活かして、個人のペースに合わせたレッスンを行うことができる環境を作りたいと思い、再び広島で個人ピアノ教室を立ち上げる決意をしました。
音楽に対する興味を持つ子供たちに触れ、彼らが成長していく様子を見るのは、私にとってとても充実感のあることでした。今では、自分の教室を通じて子供たちが音楽を楽しみ、成長していく姿を見ることができることが何よりの喜びです。
教室の特徴と強み
当教室の最大の特徴は、生徒一人ひとりに合わせた個別指導を行うことです。子供たちが持っている音楽への興味や成長のペースは千差万別です。
そのため、同じ教材でも一律の指導ではなく、生徒それぞれの個性に応じたレッスンを行っています。たとえば、ある生徒はリズム感が良く、早く進みたがる一方で、別の生徒は少しずつゆっくりと進むことが必要です。
それぞれの進度に合わせ、無理なく学びながら成長できるようにサポートしています。個人の性格やペースに応じることができる一方で、その子が身につけるべき課題もよく見えるものです。
また、レッスン前に少しだけ他の生徒のレッスンを見学できるという環境を整えており、この仕組みがお互いにとって非常に有益です。
自分がレッスンを受ける前に、前の時間の生徒がどんなレッスンをしているのかを見たり、逆に自分のレッスンの最後のまとめの時間を次の時間の子供に見られることで、良い刺激を受けることができます。小さな交流ですが、子供たちのモチベーションを高め、演奏力を向上させる一因となっています。
さらに当教室では、講師からの課題以外に個人が自由に選んだ曲を練習して発表する機会も設けており、隔年のこの機会を心待ちにしている子供たちも少なくありません。自分で選んだ曲を弾けるようになる過程では、子供たちが能動的に動くので、自然と練習やレッスンが楽しくなり、次の目標も見えてきます。
このように、楽しみながら学ぶことができるレッスンが、子供たちの学びの意欲を引き出しています。
指導方針と理念
当教室の指導方針は、「楽譜を読めるようになって自分から音楽を楽しむこと」を最優先にしています。最初は楽譜を読むことができない子供たちが、どんどん楽譜を読み取れるようになり、演奏できるようになるまでの過程を大切にしています。
子供たちが自分のペースで成長し、レッスンを辞めた後にも自分で音楽を楽しめる知識を持つことを願いながら、日々レッスンに取り組んでいます。
楽譜を読む力を身に付けることは、ピアノを弾くために非常に重要です。しかし、ただ楽譜を読んで弾くのではなく、その音楽に込められた表現や感情を理解しようとし、それを演奏に反映させることが必要です。
当教室では、楽譜を単なる音符の集合として捉えるのではなく、その背後にある音楽のメッセージを感じ取り、表現できるように指導しています。このプロセスを通じて、子供たちは音楽を自分なりに理解し、自分自身の感情を音楽を通じて表現することができるようになります。
コース内容と詳細
当教室では、初心者から上級者まで対応した3つのコースを提供しています。初級コースでは、音符の読み方やリズムの理解から始め、基礎的な演奏技術や表現力を身に付けていきます。中級コースでは、少し長い楽曲に取り組む中で、音楽理論や音楽の歴史も交えながら表現技法や演奏技術を高めます。上級コースでは、さらに難易度の高い曲に挑戦していきます。
教本が進む中、あるいは子供たちの年齢が上がる中で、演奏技術のみならず、音楽の深さや広さも学びながら進むことができます。
今後の展望と目標
今後は、子供たちにさらに深く音楽の楽しさを伝えたいと考えています。コンクールに挑戦する生徒も増えてきたので、私自身も指導の幅をより広げていくことが目標です。
また、音楽に関する知識をさらに深め、子供たちや保護者の皆さまへより多くの情報を提供していきたいと考えています。いろいろなステージへの挑戦を通じて、生徒たちはより高いレベルでの演奏技術を身に付け、音楽に対する理解を深めることができます。同時に、音楽の楽しさを忘れずに向き合える環境にも気を配りたいと思っています。
また、今後も個別指導を強化し、生徒一人ひとりの進度やニーズに合わせたレッスンを提供していきたいと考えています。音楽を学ぶ過程で、生徒たちが感じる喜びや達成感を大切にし、成長を実感できるようなサポートを提供し続けます。
最後に一言メッセージ
音楽と子供が大好きで、この教室を続けています。長く通ってくれる子供たちが増えてきて、その成長を見守ることができるのは本当に嬉しいことです。今後も、個々の子供たちのペースに合わせた指導を行い、音楽の世界をより深く楽しんでもらえるような環境を作り続けます。興味のある方は、ぜひピアノの世界に飛び込んでみてください。