2歳のお子様から大人の方まで、幅広い年齢層を受け入れながら、生徒様一人ひとりの多様なニーズに応えている千葉県のピアノ教室「Dolce Piano School」。2台のグランドピアノを備えた本格的な防音室での指導や、楽譜を正確に読み解く力を重視した指導方針が特徴です。開講して10年を超える同教室代表の治田先生に、教室運営の思いや独自の指導メソッドについて詳しくお話を伺いました。
幅広い年齢層に対応する充実したコース設計

ーDolce Piano Schoolはどのような方を対象としていて、具体的にどういう指導を行っているピアノ教室様でしょうか?
治田様:対象は初めてピアノに触れる小さいお子さんから、ピアノを再開したい大人の方、シニアの方まで幅広く受け入れています。最近では他の教室から「本格的にコンクールを目指したい」という理由で移ってくる生徒さんも増えてきています。
具体的な指導内容としては、導入期のお子さんにはリズム打ちや音符の読み方といった基礎から丁寧に教えていきます。コンクールを目指すメンバーになると、様々な外部ステージでの演奏経験を積んだりと、本番に向けた総合的な準備をメインに行っています。また、教室では年に1回の発表会を開催し、すべての生徒さんが舞台に立って自分の目標を達成する喜びを体験できる機会を大切にしています。生徒一人ひとりの成長に合わせた指導を心がけていますね。
ー2歳からレッスンを受け付けているとのことですが、小さなお子様への指導はどのように行われていますか?
治田様:実は過去には1歳半という非常に小さなお子さんを指導した経験もあります。そのような幼いお子さんの場合は、まず何よりも教室という空間に慣れることから始めます。最初は家庭以外の場に抵抗を示すお子様もいますので、焦らずゆっくりと進めていきます。
レッスンでは音楽に合わせてお父さんやお母さんと一緒に体を動かしたり、音楽に関連する知育的な要素を取り入れています。例えば、色や数字、形などの概念を音楽と結びつけながら学べるよう工夫しています。最初の大きな目標は「机に座る」という習慣を身につけることで、それができるようになったら少しずつ活動の幅を広げていきます。
およそ半年ほど経つと手先の器用さが発達してきますので、シール貼りなどの細かい作業を通して指先を鍛える活動も取り入れます。こうした準備段階を経て、気づけば2歳を過ぎる頃には自然とピアノに触れる機会も増え、音楽への興味も深まっていきます。とにかく無理なく、楽しみながら音楽の世界に触れられるよう心がけています。
教室開設のきっかけ
ーピアノ教室を始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
治田様:最初は全くの偶然からスタートしました。私自身は音楽を深く学んでいたものの、元々ピアノの指導を仕事にしていく考えはなかったのです。ところがある時知り合いの方から、お子様へピアノを教えてくれないかと頼まれることがありました。当時は学生の最後の年で、正直なところ指導に強い興味を持っていたわけではなかったのですが、「1人くらいなら」という気持ちで引き受けたのがすべての始まりです。
一人のお子様への指導がきっかけとなり、たくさんのご家庭から問い合わせをいただくようになって、「もしかしたらこれからも音楽の道で生きていけるかもしれない」と考えるようになり、そこから本格的にピアノ指導の道を歩み始めたのです。
教室を開いた当初は、教え方も保護者様との接し方にも不慣れで、正に手探り状態のスタートでした。それでも必死に勉強して、毎週のように楽譜屋さんに通って様々な指導書を探したり研究したりしていました。そうした過程が自分に合っていて、とても充実した時間であると感じられたんです。そして、徐々に生徒さんが増えていくにつれて「これまで以上に真剣に取り組まなければ」という責任感も増していき、今のDolce Piano Schoolの形になったという経緯があります。
ー素晴らしいお話をありがとうございます。絶え間ない努力の結果、今の教室があるということですね。
治田様:はい、自己研鑽は欠かせません。ステージに立つことの緊張感や魅せ方などのアドバイスなどいつでも生徒さんたちと同じ目線に立てるよう、私もステージに立ち演奏を続けています。また、私自身がアンサンブルや伴奏をメインに演奏活動していることから、発表会では連弾や二台ピアノ、そして室内楽など1人で弾く楽器だからこそ、誰かと一緒に演奏する楽しさを経験してもらいたくそのような機会も取り入れています。
2台ピアノと舞台経験を重視した独自の教育環境
ー素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございます。たくさんの想いが詰まっている「Dolce Piano School」様かと存じますが、他のピアノ教室にはない特徴や、アピールポイントはありますか?
治田様:まず大きな特徴は、設備面の充実度にあります。専用の防音室に2台のピアノを設置している環境は、市内でも珍しいんです。私自身が2台ピアノのある環境で育ってきたので当たり前のように導入しましたが、実際には多くの教室が1台のピアノでレッスンを行っています。2台あることで指導の幅が格段に広がり、より効果的なレッスンが可能になります。
もう一つの大きな特徴は、コンクールや発表会などの「舞台に立つ経験」を非常に重視している点です。技術のレベルに関わらず、すべての生徒さんが自分自身の目標に向かって挑戦できる環境づくりを心がけています。そうした姿勢が功を奏してか、非常に意欲的な生徒さんが多く、「頑張っている生徒を見て、他の生徒も頑張る」という素晴らしい相乗効果が教室内で生まれています。
発表会の度に感じるのは、生徒たちが互いに刺激し合いながら成長している姿です。この「切磋琢磨できる環境」こそが、当教室の最大の強みだと自負しています。ただ技術を教えるだけでなく、「音楽を通じて人として成長できる場所」を提供したいという思いで日々指導に当たっています。
ー2台ピアノのレッスンは具体的にどのような効果がありますか?
治田様:2台のピアノがあることで、レッスンの幅が劇的に広がります。例えば、生徒さんに実際に座ってもらいながら隣でお手本を見せたり、生徒さんの演奏に合わせて即興で伴奏をつけたりすることが可能になります。
また、元々伴奏パートが書かれている楽譜も数多くありますが、1台のピアノだと鍵盤は88個に限られてしまいます。2台あれば単純計算で176個の鍵盤が使えるわけですから、音の広がりや奥行きが格段に増します。
何より大きいのは、先生と生徒が同時に演奏することで生まれる音楽的な対話です。「2台で一緒に音楽を楽しむ」という体験は、生徒さんのモチベーションを高め、音楽の楽しさをより深く実感してもらえると感じています。特に小さなお子さんは、先生と一緒に演奏することで、より自然に音楽の流れやリズム感を体得できるようです。
楽譜を自力で読み解く力を育てる指導方針
ーレッスンを行う際に特に意識していることや方針などはありますか?
治田様:私が最も重視しているのは、コンクールなどの目標設定とは別に、「自分で楽譜を理解して読める力」を育てることです。最近、特に気になるのが、他の教室から移ってくる生徒さんの中に楽譜が正確に読めない子が多いということです。
例えば、「先生が隣で弾いてくれたものを真似して弾く」だけだったり、「楽譜に全部ドレミを振って、それだけを頼りに弾く」という経験しかしていない子どもたちがいます。実は保護者の方の中にも同様の経験をされた方が多く、そうした方々は「大人になってピアノを再開したくても、楽譜が読めないから難しい」と感じているようです。
また、学校生活においても、合唱コンクールの伴奏者を募集する際に楽譜が読めなければオーディションすら受けられません。つまり、楽譜を読む力はピアノを続ける上での「生命線」とも言えるのです。
そのため当教室では、幼い子どもたちから徹底して楽譜を読む力を養成します。音符やリズムはもちろん、楽譜に書かれている様々な音楽用語も自分で調べる習慣をつけるよう指導しています。「自分の力で、時間がかかっても良いから楽譜を読み取る」という姿勢を大切にしています。これは短期的には大変かもしれませんが、長い目で見れば必ず生徒さんの力になると確信しています。
ー何歳くらいから楽譜が読めるようになりますか?
治田様:これは個人差が大きいところです。驚くほど早く習得する子もいて、幼稚園児でもすらすらと楽譜を読める子がいます。特に音符を「図形」として視覚的に捉えるのが得意な子は習得が早い傾向にあります。
一方で、楽譜の読み取りに苦戦する子もいて、そういった生徒さんの場合は小学校高学年になって一人で曲を仕上げられるようになることもあります。ここで大切なのは、焦らずにその子のペースを尊重することです。
ただ、習得のスピードにこそ差はあれど、どんな子でも適切な指導と本人の努力があれば、必ず楽譜を読む力は身につきます。大切なのは「できない」で諦めるのではなく、どうすれば理解できるようになるかを一緒に考え、サポートし続けることだと思っています。
今後の展望
ー今後、教室としてさらに取り組んでいきたいことはありますか?
治田様:明確な形のビジョンというよりは、市内で音楽を教えている先生方同士のコミュニティづくりに関心があります。現状、地域の音楽教室の先生方が交流する場がほとんどないので、そういったネットワークやつながりを作れないかと考えています。まだ具体的な行動には移せていませんが、お互いの経験や知識を共有できる場があれば、教育の質もさらに高められるのではないかと思っています。
また、自分自身の指導スキルについても常に向上を目指しています。過去に様々な講座を受けすぎて一時期は方向性が定まらなくなった時期もありましたが、今後は改めて様々な指導法を学び、先輩の先生方のレッスン方法や教育哲学を吸収していきたいと考えています。特に地域の音楽教育の発展に貢献できるような取り組みができれば理想的ですね。
ピアノを通じて音楽の楽しさと成長を体験する場所
ー最後に、「Dolce Piano School」様でのレッスンのご受講を検討している方へメッセージをお願いします!
治田様:ピアノに限らず、音楽に少しでも興味をお持ちの方は、ぜひDolce Piano Schoolの扉を叩いてみてください!確かに当教室ではコンクール出場やステージ経験を大切にしていますが、それは「上手な人だけ」のためのものではありません。
現在も多くの生徒さんがコンクールやステージ経験を目指していますが、「ピアノの音も分からない」という完全な初心者の方も大歓迎です。音楽に触れてみたいという気持ちがあれば、それがどんなに小さなものでもかまいません。年齢や経験は問いません。音楽を通して人間としても成長できるよう、全力でサポートします。
初めての方には30分500円の体験レッスンをご用意していますし、すぐに入会を決断するのが難しい方には1ヶ月のお試しコースも設けています。入会するかどうかはそれからゆっくり考えていただいて構いません。「まずは様子を見たい」という方も安心してお越しいただけます。
お問い合わせはホームページのお問い合わせフォームか、ホームページ下部にある緑のLINEバナーからも簡単にできます。音楽の素晴らしさを一緒に体験し、感動を共有できる日を心から楽しみにしています。皆さまのご連絡をお待ちしております!