デジタルからアナログまで生徒の「やりたい」を叶えるアート教室「アトリエやまと」

「絵画を始めたい」「工作を学びたい」、そんな一人ひとりの「やりたい」に寄り添う教室があります。京都芸術大学出身の山根さんが運営する「アトリエやまと」では、4歳から大人まで幅広い年齢層の生徒が、それぞれの目標に向かって楽しくアートを学んでいます。2007年の開校以来、伝統的な絵画からデジタルイラストまで、多彩なアート教育を提供し続けています。

幅広い年齢層に対応する柔軟な指導体制

ー教室の概要について教えて下さい

山根さん：当教室は4歳から上限年齢を設けず、幅広い年齢層の生徒さんを受け入れている絵画工作教室です。昼間は大人の方や高齢者の方、夕方以降は子どもたちが通っており、1日を通して様々な年齢層の方々に指導を行っています。

作業内容は絵画や工作など、アート系全般について、生徒一人ひとりの趣味や興味に合わせた指導を心がけています。

20年近い実績と教室設立の経緯

ーこれまでの歩みについて教えていただけますか？

山根さん：元々は京都造形芸術大学（現・京都芸術大学）を卒業後、京都で画家として活動していましたが、母が癌を患い、実家に戻ることになりました。そのタイミングで母から「絵を描く力を活かしてみては」というアドバイスをもらったことが教室開所のきっかけです。

当初は近所の大人の方々が中心でしたが、同級生の子どもが通い始めたことで、徐々に子どもたちの生徒も増えていきました。子どもたちへの指導に関しては子どもの目線に立って一緒に楽しみながら教えることを心がけています。

他校との差別化ポイント：総合的なアート教育

ーアトリエやまとならではの特徴を教えていただけますか？

山根さん：多くの教室が絵画のみ、あるいは工作のみに特化している中で、当教室では幅広いジャンルに対応しています。私自身が一つのことに絞るのが苦手で、様々なことにチャレンジしたい性格なこともあり、本格的な絵画からiPadを使用したデジタルイラストまで、アートに関する幅広い分野を指導しています。

特に当教室の大きな特徴は、生徒一人ひとりの「やりたい」に合わせた指導スタイルです。水彩画やデッサンといった従来の絵画はもちろん、粘土細工や立体工作、デジタルイラストなど、生徒さんの興味や目標に応じて柔軟にカリキュラムを組み立てています。これは私自身が画家としての経験を持ち、様々な表現技法を習得してきたからこそできる指導方法だと考えています。

また、生徒の年齢層が幅広いことも特徴の一つです。子どもから高齢者まで、それぞれの年齢や経験に合わせた指導を行っています。特に子どもたちに対しては、技術の習得だけでなく、アートを通じて創造性や表現力を伸ばせるよう心がけています。個人の興味や進度に合わせた指導により、無理なく楽しみながら上達できる環境を整えています。