Mピアノ教室は、クラシックだけでなくポップスなど幅広いジャンルに対応する教室として地域で注目を集めています。生徒一人ひとりの良いところを見つけ、音楽を楽しむことを第一に考えたレッスンを展開しています。今回は教室設立の経緯から今後の展望までをお聞きしました。

自分らしさを大切にした教室づくり
ー教室を始められた経緯やきっかけについて教えてください!
私がこの教室を開設する前は、いくつかの外部教室でピアノレッスンを担当していました。その中の一つがカルチャーセンターだったのですが、諸事情によりそのカルチャーセンターが閉鎖することになりました。そこで学んでいた生徒さんたちは、地理的な問題や時間的な制約から、他の教室に通うことが難しい状況にありました。
以前から自分自身の教室を持ちたいという思いがあったことも相まって、この機会に教室を開設することを決意しました。また、外部の教室でレッスンを行う場合、その教室のカリキュラムやレッスン回数、その他の規定に従わなければならないという制約がありました。自分の教育理念や指導方法を自由に実践できる場所を持ちたいという思いも強く、これらの要因が重なって現在の教室を開校するに至りました。
多様なジャンルに対応できる強み
ー他の教室と差別化できるポイントは何ですか?その強みについて詳しく教えてください!
私自身がこれまでクラシックだけでなく、ポップス、ジャズ、映画音楽など様々なジャンルの音楽に触れ、演奏してきた経験があります。そのため、生徒さんの希望や適性に合わせて、幅広いジャンルに対応できることが最大の強みだと考えています。
地域の多くのピアノ教室ではクラシック音楽を中心としたカリキュラムが主流となっていますが、当教室ではポップスやジャズなどの現代音楽も積極的に取り入れています。特にポップス音楽を演奏する際に必要となるコードネームの読み方や、即興演奏の基礎、バンド演奏との協調方法など、実践的なスキルも指導しています。
これらの要素は従来のクラシック中心の教室では深く踏み込まれていない部分であり、現代の音楽シーンで活かせる実用的な技術として、生徒さんやその保護者からも高い評価をいただいています。クラシックの基礎力を大切にしながらも、現代音楽の楽しさを伝えられる点が当教室の特色です。
レッスンで大切にしていること
ー生徒さんを指導する際に特に気をつけていることはありますか?三村先生ならではの指導方針を教えてください!
レッスンにおいて最も大切にしているのは、生徒さんを否定しないということです。例えば、演奏中に間違いがあったとしても、「間違っています」といった否定的な表現は極力使わないように心がけています。
特に初心者の方やお子さんの場合、否定的な言葉によって音楽への意欲が削がれてしまうことがあります。そのため、「ここをこう弾くともっと素敵になりますよ」「別の弾き方も試してみましょう」など、前向きな表現を用いるよう常に意識しています。
また、どんな生徒さんにも必ず長所や才能が存在します。ある方は表現力が豊かであったり、別の方はリズム感が優れていたりと、それぞれの持ち味があります。そうした個性や強みを見つけ出し、積極的に褒めることで自信につなげていくアプローチを大切にしています。
生徒さんが「できた」という成功体験を積み重ねることで、音楽の楽しさを実感し、自発的に練習する意欲も高まります。こうした肯定的な指導方法は、長年の教授経験から培ってきた私なりの信念です。
教室のコース内容とレッスン体制
ー現在提供しているコースやプランについて教えてください!
当教室では、年齢や目的に応じて様々なコースを用意しています。大きく分けると、お子様向けのコースと大人の方向けの趣味コースがあります。どちらのコースも初級から中級レベルの方を主な対象としていますが、上級者の方にも対応可能です。
標準的なレッスン形態としては、月3回の30分レッスンを基本としています。この形式が多くの生徒さんにとって無理なく続けられると同時に、十分な成長が見込める頻度だと考えています。もちろん、生徒さんの状況や希望に応じて、週1回のレッスンや45分・60分レッスンなど、柔軟な対応も行っています。
月謝は現在、標準的な月3回30分コースで6,000円に設定しています。この他に、発表会費用や教材費が別途必要となる場合がありますが、負担が過度にならないよう配慮しています。
今後の展望とレッスン方針
ー今後さらに強化していきたい点や、目指している方向性について詳しく教えてください!
今後特に力を入れていきたいと考えているのは、大人の趣味で始める方向けのレッスンの充実です。近年、子どもの頃に習っていたピアノを大人になって再開したいという方や、定年後の趣味として新しく始めたいという方が増えています。こうした大人の生徒さんがさらに増えるよう、平日夜間や週末のレッスン枠を増やすなど、働く方でも通いやすい環境を整えていきたいと考えています。
また、定期的に開催している発表会では、多くの生徒さんがクラシック曲よりもポップスやジャズ、映画音楽などを選ばれる傾向があります。この傾向を踏まえ、ポップス系音楽のレッスン内容をさらに充実させていく予定です。
もちろん、クラシック音楽の基礎は非常に重要であり、その価値を軽視するものではありません。しかし、まずは音楽の楽しさを実感していただくことが何よりも大切だと考えています。「楽しいからこそ、もっと上手くなりたい」という意欲があってこそ、地道な基礎練習も苦にならなくなるものです。
基礎練習は単調で地味な作業になりがちですが、好きな曲が弾けるようになるという具体的な目標があれば、モチベーションを保ちやすくなります。そのため、生徒さんが「弾きたい」と思う曲を中心に、そこから必要な技術や理論を学んでいくという、楽しさ先行型のアプローチを強化していきたいと思います。
特にポップス音楽のハーモニー感覚やコードネームの理解など、実践的な楽しさを体験できるレッスン内容を充実させ、他のピアノ教室との差別化をさらに進めていく予定です。
音楽を通じてのメッセージ
ー最後に、三村先生が音楽を通じて伝えたいメッセージがあれば教えてください!
ありきたりな言葉かもしれませんが、「音楽は楽しいものである」ということを何よりも大切にしたいと思っています。私自身がピアノを弾くとき、聴くとき、教えるとき、すべての瞬間で音楽の楽しさを実感しています。その楽しさを生徒さん一人ひとりに伝えていきたいという思いで日々レッスンを行っています。
楽器の練習には根気と努力が必要な面もありますが、その過程自体も音楽の一部として楽しんでいただきたいと考えています。小さな進歩や発見を積み重ねながら、無理なくステップアップしていく喜びを共有できることが、教師として最も嬉しい瞬間です。
また、音楽には人の心を豊かにする力があります。忙しい日常の中で、ピアノを弾く時間が心のオアシスになれば幸いです。年齢や経験に関わらず、音楽を通じて自己表現する喜びや、心を解放する時間を持っていただきたいと思います。
「音楽を楽しみましょう」—このシンプルなメッセージが、当教室の根幹にある理念です。技術の向上はもちろん大切ですが、それ以上に音楽そのものを愛する心を育んでいきたいと考えています。そして、その愛が自然と技術の向上にもつながっていくという好循環を目指してレッスンを続けていきます。