「じんエアブラシアート教室」は、エアブラシアートの魅力を広く伝える教室として注目を集めています。
主宰するのは、15歳でエアブラシと出会い、その魅力に惹かれて技術を磨いてきた女性アーティスト・たちばなじんさん。
従来のイメージをやわらかく塗り替えるような繊細な作風と、エアブラシの多彩な使い方を提案しながら、新しい表現の世界を広げています。

幅広い年齢層に対応する多彩なレッスン形態
ー教室の概要について教えてください。どのような方を対象に、どのような指導を行っていますか?
年齢に関係なく、18歳以上の方ならどなたでもレッスンを受けていただけます。
月に8回程度のグループレッスンを基本としていますが、それ以外にも個人レッスンやZoomを活用したオンラインレッスン、さらには通信講座なども用意しています。様々な学習スタイルに対応できるよう工夫しています。
15歳の時の出会いからプロの道へ
ーご自身がこの教室を始められた経緯やきっかけについて教えてください。
子どもの頃から絵を描くことが大好きで、将来は漫画家、イラストレーター、あるいは画家になりたいとずっと思っていました。
そんな私にとって大きな転機となったのが、15歳のとき。実家が自動車関連の工場を営んでいたこともあり、その環境がきっかけとなって新たな表現の世界に出会うことになります。
当時、アメリカではカスタムカー文化が盛り上がりを見せており、特にワンボックスカーを改造してサーフィンに出かけるというライフスタイルが注目されていました。その中で、車のボディに絵を描くという独自の表現も広まりつつありました。
父はこの流れをいち早く察知し、アメリカへの研修旅行でエアブラシと関連書籍を持ち帰ってきてくれたのです。それが、私とエアブラシとのはじめての出会いでした。
さらに、1980年頃にはイラストレーターの山口はるみさんがパルコのCMなどでエアブラシを使った作品を手がけており、そのスタイリッシュで洗練された表現に強く心を惹かれました。
それからずっと車に絵を描く仕事を続け、その経験を活かして教室を開設するに至りました。
女性視点で広がるエアブラシの新たな世界
ー他の教室にはない特徴や、教室としての一番のアピールポイントについて教えてください。
現在、エアブラシ教室そのものがまだ全国的に少なく、特にこの分野では男性の指導者が多いのが現状です。
そんな中で、全国的にも珍しい「工場ではなく、部屋の中で絵を描く」ことをコンセプトにした教室として活動しています。
女性指導者である私だからこそ提案できる、「室内で楽しめる」「やさしくてかわいい表現ができる」というスタイルで、エアブラシの新しい魅力をお届けしています。
生徒の目的に合わせたオーダーメイド指導
ー受講されている方を指導する際に、特に意識していることはありますか?
何よりも大切にしているのは、「楽しく学べること」です。
エアブラシに初めて触れる方でも安心して取り組めるよう、一人ひとりの目的やペースに寄り添った丁寧な指導を心がけています。
「写真のようにリアルな絵を描きたい」というご希望が最も多い一方で、エアブラシの使い道は本当にさまざまです。
たとえば、フィギュアスケートの衣装に美しいグラデーションを入れたい方、ネイルアートに活用したい方、祖父母の肖像画を描きたいという方、Tシャツにオリジナルの絵を描いてみたいという方もいらっしゃいます。
中には、ハンドメイド作家さんがフェイクスイーツの彩色に使いたいというケースや、アイシングクッキーに絵を描きたいというユニークなご相談もあります。
どんな目的であっても、それぞれの「やってみたい」を大切にしながら、その方に合った方法でしっかりサポートいたします。
多様なニーズに応える各種コースの提供
ー現在提供されているコースやプランがあれば教えてください。
本講座と体験講座を基本に、個人レッスンやオンラインレッスン、通信講座など様々な学習形態を用意しています。
詳細については公式ブログでもご確認いただけます。
エアブラシイメージの刷新を目指して
ー今後教室を運営するにあたって、より強化していきたい点はありますか?
エアブラシというと、カスタムカーやバイクに用いられる「派手な」デザインを思い浮かべる方が多いかもしれません。実際にインターネットで検索しても、そうしたスタイルの作品が数多く見つかります。
けれども、エアブラシはそれだけにとどまらず、もっと繊細で可愛らしい表現にも対応できるツールです。
色鉛筆やパステルと組み合わせることで、花のようなやさしいモチーフや、やわらかな雰囲気の作品も生み出すことができます。
今後は、これまでの印象とは少し異なる、柔らかくて親しみやすいエアブラシアートの魅力をもっと多くの方に知っていただきたいと考えています。
気軽にチャレンジできるアートツールとして
ー今後ご入会を考えられている生徒さんに何かメッセージをお願いします。
私が特にお伝えしたいのは、エアブラシには意外なほど多彩な表現の可能性があるということです。
たとえば、普段から色鉛筆や水彩で花や風景を描かれている方にも、新たな表現手段としてぜひ一度試していただきたいと思っています。
既存のイメージにとらわれることなく、もっと自由に、気軽にエアブラシを楽しんでいただけたら嬉しいです。
あなたの創作に、新しい風を吹き込むきっかけになるかもしれません。
公式HPはこちらから→https://www.jin-house.com/